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ひとごとじゃないでしょ

2006-11-29 02:39:59

11月26日付け朝日新聞のオピニオンのページに、三神万里子さんの漫画が載っていて、笑えた。「ひとごとじゃないでしょ」という題の4コマ漫画。ここでその漫画をそのまま紹介できなくて残念。でもストーリーを紹介しますね。
・・・団塊の世代らしい男性2人が登場。2人は同じ会社の同僚だった様子。一方の男、退職して田舎で農業を始めた。女房はそんな彼に愛想をつかして離婚。「孤独と自然、土を耕し己を問う日々」の男の姿に「ストイックなもの悲しさが素敵」と若い女性が思いを寄せる。かくして田舎定住5年のその男に30歳も年下の「新しい女房」が出来た。それを見たもう一方の男、うらやましく思う。家に戻り、荷造り始めて「俺も田舎で農業をやるぞ!」と宣言する彼に、古女房が「はあ?」と迷惑げな表情で反応・・・というストーリー。
この漫画は、オピニオンのページの本文の内容と結びつけて描かれているので、漫画を読んでから本文に入りました。
 記事本文から・・・見出し「これからどこに住みますか 自治体を選ぶ時代です」・・・まずは受け皿の側から。人口減の著しい地方の市町村などで、大都市圏からの移住者を誘致する動きが盛んだ。まずはそんな自治体の事情を具体的に、長野県飯山市や北海道伊達市のケースをあげて紹介している。・・・次に選ぶ側、団塊世代にとっては、どうなのだろうという考察が書かれている。自治体が具体的な「定住者支援策」をあれこれ提示してくれると、選びやすい時代になったといえる。団塊の世代にはもともと田舎暮らしへの潜在的な需要はあったのだし。しかし、楽観ばかりは出来ない。地方は冠婚葬祭などで意外に金がかかる。人間関係も濃密なので、地域にとけこめず都会に戻る人もいる。加齢で車を運転できなくなった後のことも考え、医療サービスや買い物などの生活支援が受けられるか、確認しておくことが必要だ。
そして、記事の最後では都会と田舎両方に住むという選択肢もあることを提示して締めくくっている。

本文を読んでから再び漫画に目をやると、まさに「ひとごとじゃないでしょ」という気がしてきます。退職後の自由裁量の人生を自然豊かな環境の中で生きたい。けれど田舎暮らしのデメリットも予測した上で暮らしの設計図を描いていかないと何年後かには辛いことになるかも・・・。いずれにしても、選んだ道を粛々と進んでいれば、どこかでじっと見ていてくれる人がいる・・・なんて。共感するなあこの漫画。ちなみに三神万里子さんて、漫画家だけじゃなかったのですね。経済ジャーナリストでもあったのです。(山本豊美)

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