1月20日(土)、山梨県北杜市埋蔵文化財センターを訪問してきました。「NPO
茅ヶ岳歴史文化研究所」略称「かやぶん」の取材をするためです。「かやぶん」スタッフで北杜市埋蔵文化財センター学芸員の内海美佳(うちうみ みか)さんにお話を伺いました。
写真は内海美佳さんです。
12月16日に迎春飾りを作るイベントで、子供たちのお姉さんのように熱心に指導されていた内海さんですが、普段はここの学芸員として来館者の対応や文化財の保存、PR活動などに携わっておられます。
私が訪問したこの日、ここで午前中、「お神楽チャレンジ教室」がありました。訪問時刻とズレたため、今回はお伝え出来ませんが、4月の各地域での例大祭で舞いを披露する本番に向け、あと数回の練習が予定されています。伝統の舞を受け継ぐため一生懸命に練習を積む子供たちの姿を、後日お伝えしたいと思います。
内海さんにお話を伺って、「NPО茅ヶ岳歴史文化研究所」の子供向け活動が幅広いことに驚きました。主に参加する子供たちは明野(あけの)小学校に通っている明野地区の子供たちだといいますが、未来を開いていく子供たちに、明野の歴史や豊かな文化を受け継いでもらおうと、地域の人々の熱意が盛り込まれた結果、これだけのたくさんの活動メニューになったのだなと思いました。
以下ざっと並べますと、
・茶道教室
・山梨の方言を学ぼう!
・昔の遊びを体験しよう。
・遺跡のお仕事体験
・畑で種まき!
・美味しい野菜を育てよう。
・野菜収穫体験。
・ほうとう(山梨のと名物料理)つくり
・ミニチュア土器作り
・縄文人に変身だ!オリジナルTシャツ作り
・藁ぞうりつくり
・お正月飾りつくり
・囲碁教室
・食いしん坊隊
・お神楽チャレンジ教室
などなど。多いでしょう?!
これでは子供達の活動をサポートする大人も大勢必要になりますね。「かやぶん」ではボランティアで子供達の活動をサポートしてくれる大人を求めています。
ここでちょっと息抜き。「北杜市埋蔵文化財センター」の収蔵品の一部を紹介しますね。縄文土器です。土器の形や文様に、縄文人の力強さを感じませんか?
一番下の写真は、縄文時代の住居に、土器がどのように置かれていたかを再現したものです。獣の皮などを屋根に張って雨露をしのいだテントみたいな3角錐の住居の真ん中につぼが置かれています。その周りに家族が座っていた。つぼの中には栗の実やトチの実を入れていたみたいです。
明野小学校も連携して、先生方も「かやぶん」の活動に子供たちの参加を誘ってくれているとか。囲碁教室などは参加する子供とそのお父さんが一緒に通ってくるとか・・・。いいですねえ。
学校と地域と家庭が連携して豊かな子育て環境を保持していく!
尚、子供達に人気があるイベントは、古代の食を作って食べる「食いしん坊隊」とか、「縄文人に変身だ!」のTシャツ作り、そしてミニチュア土器作りだそうです。
「お正月飾りを作ろう!」に参加したお子さんが、「お神楽チャレンジ教室」にも参加しているなど、年間を通して、いくつものイベントに参加できるのは、子供たちに生活リズムを湧かせますね。
内海さんにお話を伺った「北杜市埋蔵文化財センター」の館の窓から、雪の化粧をした南アルプスと、その下に3重4重にも連なる山々が見えました。こんな景色の良いところで、日当たりの良い広い土地で、豊かな文化伝承の環境に育つ子供たちがうらやましい。日本全国各地の村々が、こうであれば素敵だなあ。(山本豊美)