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カレンダーいろいろ

2007-12-20 11:17:04

今年ももう残りわずか。来年のカレンダー、お決まりですか。「これから買おうかな」という人に一つオススメなのが「富山和子がつくる 日本の米カレンダー」。
去年もこのブログで紹介したような気がします。このカレンダーを私は買うようになって7年くらい経つのですが、なんとこのカレンダー、1990年から発行され続け2008年で19年目を迎えるのです!ロングセラーですね。

2008年版を私はいつものように生協のカタログで注文しようと思いましたが、まだ目にしていません。あるいはすでにカタログに載ったのを見過ごしてしまったのかな・・・。そうなると書店かネットで手に入れなくてはなりません。
ネット上で、「富山和子がつくる日本の米カレンダー」で検索したら、ありました!これで手に入れる手段の確保はOK。ほっとしました。

このカレンダーはなんといっても写真が良いのです。水田を被写体にすえ、日本の四季折々の表情を撮っています。我が家の壁にかかっている今年のカレンダー12月のをここに紹介しますね。写真が暗くてごめんなさいナンですけど。

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寒い、冬の田んぼの風景です・・・。

でも、見ていると「日本に田んぼの風景ガあることがどれほど日本の景色に彩りを添えていることか」と、しみじみ思うのです。株式会社サン制作・水の文化研究所ガ発行しています。1,300円(税込み)。

検索していて、「富山和子がつくる日本の米カレンダー”08」写真展が開催中であることも知りました。「食と農の科学館inつくばリサーチギャラリー」(茨城県つくば市観音台3−1−1)で開催しています。来年(2008年)3月末日まで開催しているということですから、期間中に是非足を運んで見たいです。

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名画に見る人の匂い

2007-02-25 17:38:07

 2月25日は山梨県都留市にあるうぐいすホールで「うぐいすキネマ館」の映画鑑賞を楽しみました。主催は文化庁/東京国立近代美術館フィルムセンターと(財)都留楽友協会です。文化庁/東京国立近代美術館フィルムセンターの「平成18年度 優秀映画鑑賞推進事業」の一巻らしいです。

東京に出ずとも地域で日本の優秀映画が見られるのは幸せだと思い、「悪名」での勝新の男ぶりを見たさに出かけて行きました。
 「悪名」は1961年封切りの大映映画です。今から46年前ですね。この映画は当時大ヒットし、続編が作られ、シリーズ化しました。さすがに主演の勝新太郎、若いです。肌の輝き、目の輝き・・・海から上がったばかりの魚のようにピチピチしてます。それにとてもチャーミングです。
 はじめは河内弁が聞き取りづらく字幕が欲しい気分でしたが、次第に聞き取れるようになりました。中村玉緒も初々しく、私生活でもこの頃、勝新と中村玉緒が結婚したのかな・・・などとほほえましく想像しながら映画を楽しみました。

 映画の時代設定は、やくざ稼業の男たちがほとんど丹前のような着物を着流しでぞうりをはいており、芸者や飲み食い処の女給は日本髪で着物だから戦前だと思います。背景は芸者置屋とか、肉を食べさせる食堂(すき焼き屋?)や、小規模やくざの親分の家などが出てくることが多いので、戦前の日本人の暮らしの影の部分が見えます。つまり貧乏と隣り合わせの暮らしぶりがわかるのです。それで、映画から人の体臭がにおってくるような気がします。特に朝吉と貞の出会う場面。

 初対面の2人は遊郭で衝突し、殴り合いをするのですが、見ている私には、まるで犬同士の喧嘩や、テレビの動物ものでよくお目にかかる、オスの縄張り争いの喧嘩に重なって見えました。つまり自然界につきものの、自然の掟に従った争いに・・・。ですから安心してみていられました。

 肉弾戦も健康な男児同士のぶつかり合いというか、お互いを知り合うための通過儀礼だな・・・という感じで。そのとおり、殴り合いに負けた田宮二郎扮する貞(サダ)は、勝新扮する朝吉(アサキチ)に降参して、子分となってついていくようになるのです。度量の広い朝吉は「兄弟でいいじゃないか」といって、貞の目を潤ませることになるのですが・・・。

 こういう場面を見ていると、つくづく今の日本が、肌寒いというか人間臭さのない社会になったと感じます。50年ほど昔に比べて。
 昔は、男同士ならこういう取っ組み合いの喧嘩は日常茶飯事だったのでしょう。
 確か、最近「いきいき」という雑誌に、作家の佐藤愛子も書いていました。「兄たちはしょっちゅう取っ組み合いの喧嘩をしていた」と。
 でも、この映画に描かれる人間の戦いでは、倒れた相手を死に至るまではいじめません。荒っぽいやくざの世界のことなのに、です。
それが今の日本ではどうでしょう。取っ組み合いはしなくても、陰湿なやり方で、相手を死に至るまで追い詰めるケースがいくつも見られるではありませんか・・・。「動物の生態から遠ざかると、人間ろくなことはない」と、この映画「悪名」が教えてくれている気がします。

 先ほど、「人の匂いが感じられる」と書きましたが、どういう場面でか、というと、男同士の殴り合いの場面とか、朝吉が近所の人妻お千代に誘惑されて深い仲になるのですが、二人が旅館の布団に横になって駆け落ちを相談する場面とか、因島で、苦界に沈む琴糸という女郎を足抜けさせるために船を出してくれるよう頼みに行った島の漁師の家で見る漁師夫婦のみすぼらしい姿などに・・・私の記憶の中にある、人の匂いが漂ってくるのです。

 それと、もう一つ。特筆すべきなのは、この映画の主役はもちろん朝吉と貞の2人の男なのですけれども、その2人を動かすのは女たちなのです。そもそも朝吉が動くというか、宿命に従って行動するきっかけは女が作るのですから。朝吉はただの正義感の強い、人の良い、喧嘩に強い男という設定で、そのままではこれといったストーリーは生じません。女が関わってくることで、ストーリーが始まるのです。

 お千代に駆け落ちを迫られて、人の良い朝吉は駆け落ちしてしまうことから、いろいろな歯車が回り始めます。

 ところで、私はこの「悪名」に登場した女たちの中で一番きれいだなと思ったのはお千代です。中村玉緒さんには悪いけど・・・。中田康子という女優さんが演じています。中田康子さんは今で言ったら、藤原紀香さんといった感じの美人です。そしてお千代という女性の人物設定も良いです。好きな男にもべたべたしないで、自分の男好きの、不貞者のレッテルにも開き直ってわが道を行くタイプ。お千代のお陰で朝吉は、琴糸という女郎を助けるための資金を捻出できたり、ピストルを手に入れることが出来たりするわけですから、たいした陰の女です。
 「悪名」は、このお千代を筆頭に、朝吉に「この人を妻とします」という誓詞を書かせるお絹(中村玉緒)や、因島の半分を取り仕切る「麻生組」の女親分(浪花千栄子)など、強い女たちに可愛がられ、慕われるチャーミングな一人の男の物語と読みとくことも出来ます

 ちなみに当時大映の看板女優だった中田康子さんは今も健在でいらして、ジャズダンススタジオを主宰しておられます。NHK文化センター松本教室で「より美しく生きるためのエクササイズ」の講師もされています。なんだか、「悪名」という映画で演じたたくましいキャラクターが重なるような自立した強い女性の生き方をされていますね。
 
 今回の映画上映は、うぐいすホールの大ホールで行われましたが、観客は20名ほどと少なかったのが残念でした。ほとんど中高年。昔見た記憶をよみがえらせたでしょうか・・・。私は50年程前の日本人と、その暮らしに染みついていた匂いを懐かしみながら会場を後にしたのでした。(山本豊美)

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暖冬〜2月の山梨に春を見る〜

2007-02-05 00:01:28

暖かいですねえ。地球温暖化・・・ですねえ。不肖、私めは足のできもの、イボみたいなの(正しくは脂漏性角皮症)の削除手術で6針縫ったので、ここのところ外出が不自由だったのですが、やっと抜糸も済んで、普通に歩けるようになりました。
1週間ほどの足の不自由暮らしを経験して、歩けるありがたさをしみじみ感じています。これからは野に山に縦横歩き回るライフスタイルに変えよう!と決心。ひとまず「春を見つける旅」に出ました。といっても、まだ足が心もとないですから、家の近所をぶらついただけです。では一緒に春を見て回りましょう。お話しながら・・・。

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ところは、山梨県上野原市。家を出て最初に出会った春はレンギョウの花でした。3分咲きといったところ。
ここのところ暖かく、過ごしやすくはあるけれど、ニュースを見ていると「いいんだろうか、こんなことで・・・」と心配。「降雪量が少ない」と「夏の渇水」を想像し、ついでに農作物に与える影響を心配してしまう。
家の中にいて新聞やテレビでニュースを見ていると、「世界の大豆の輸出入の動向が変わる」とか・・・。いえこれは、温暖化に関係なくて、世界中のいくつかの国でバイオ燃料にするため、作付けを大豆からトウモロコシに変えたとか、そういった理由だそうです。輸入大豆で製品を作っている日本のメーカーさんが困った顔で映っていました。日本に大豆が入ってくるのが少なくなるから、というので。
このところ「納豆」に関する偽情報のテレビ番組にまつわる騒ぎがあつたりで、納豆メーカーは大変だったな・・・と思っていたら、違う角度から、納豆メーカーだけでなく、大豆製品のメーカーが苦労しなけりゃならない羽目に・・・。
でも世界的に見ると、バイオ燃料の推進で、皆、自国でエネルギーを生産しようとするのは良いことなのだと思います。大局的に見て、地球温暖化を食い止めるためのエネルギー政策になるのだから。当面大豆製品メーカーさんには痛いですけれど。

さて次に出会ったのがネコヤナギ。思わずなでてみたいビロードの産毛ですね。

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桜の花です。

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でもこの桜の木は12月にも花をつけていたのを見ました。つまり寒ザクラという種類なのでしょうか。

外に出てみれば、「こんな暖冬では、困った」な顔をしている人には会いません。陽のあたる道をゆったり散歩している人たちが目に付きます。目が合って挨拶するときはついにっこりして「いい陽気ですねえ」の言葉も出てしまいます。

タンポポも咲いています。
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ニュースによれば、「1月中からタンポポの花が咲いている」と日本のあちこちから声が届けられたそうで・・・。

家の中でニュースに向き合っていると、おろおろしてくるのです。地球温暖化現象と、実際のここ数日の陽気に。「異変が起こっているゥ」と。
・・・でも外に出ると、早くも春の到来を告げる花や木々たち。可愛い新芽たち。私までなんだか若返るような春の芽吹きに触れました。暖かいのは体が歓迎してしまう。しかし、やっぱり頭の中では怖くなる。う〜んどうしたものやら・・・。

最後に、暖冬のせいでこんなこともあった、という新聞記事を紹介させて。
2月4日付け朝日新聞。生活面。「家庭菜園 涙の豊作防げ!」という大見出し。
「この暖冬で、家庭菜園の野菜が取れすぎて困った人が多いようです」から始まっています。「収穫はうれしくても『ご近所に配ってもまだ余る』と戸惑う家庭も多かったのではないでしょうか。全国で15万世帯が市民農園を利用する時代。・・・」
・・・ほ〜お、市民農園で野菜作っている家が15万世帯もあったなんて知らなかったです。
記事は「作付けを計画的にしたり、貯蔵方法を工夫したりして、防ごう」という結びになっていました。確かに。貯蔵方法はいくらでも工夫の余地ありそう。市民農園の利用者さん、頑張って!
それにしても、暖冬、いろいろなところに影響が出ているのでありました。最後にバラの花の3分咲きを見つけて、春を見つける散歩を切り上げて帰りました。
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お散歩のお付き合いありがとう。
(山本豊美)

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