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フォーラム参加は地域活動への旅立ちの第一歩

2007-12-23 23:09:13

「NPO法人 地域創造ネットワークちば」  

北総線「白井(しろい)駅」で下車すると駅の周りだけはアパートやマンション、ファミレスが数軒立ち並んでいますが、5分も歩くと整地を待つ空き地と広々と伸びている道路だけ。典型的な首都圏のベッドタウンとして開発を待つ地域です。バスも一時間に一本くらいしか来ないので何もないところをテクテクと歩いて15分、目の前に何棟かの立派なビルが現れました。白井市役所と福祉センターなどの市の施設です。

市庁舎の6階の広めのセミナー室には、20人近くの人たちが既に集まっています。ここで、「NPO法人 地域創造ネットワークちば」が主催する『地域事業入門講座』が開らかれるのです。

「地域創造ネットワークちば」は「共に手を組み、団塊シニアの手で、千葉県をもっと元気にしよう」という理念のもと、団塊世代やシニア層がもつ豊かな知識や経験を活かし社会貢献できるように、NPOやボランティア活動への参加、就労、就農、起業などの支援のための事業を行い、「千葉県をもっと活気にあふれ、住みよいまちにする」地域づくりを目指しています。そして3月に『たびだちフォーラム』を開催するに先立って、この8月から13回にわたりNPO・地域事業入門講座を開いているのです。今回の『たびだちフォーラム』とその入門講座は千葉県の業務委託事業で、白井市も全面的に支援しているとのこと、なるほど、市役所の方々が何人も会場のライトだのスクリーンのセットアップなどをこまごまと手伝っています。

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司会の牧野昌子事務局長の挨拶と今日のプログラムの案内がありました。入門講座は地域福祉編、環境保全編、国際協力・海外支援編、子育て支援編の4つの重点テーマに基づいて開講されます。今日は環境保全編です。

1.「千葉県の環境保全の現状と課題」
  講師:鈴木優子さん(下泉・森のサミット、環境省環境カウンセラー)
2.「地域活動って、何?」
  講師:牧野昌子さん(NPO法人 地域創造ネットワークちば)
3.「事例報告」
  ・NPO法人しろい環境塾:増木豊さん
・ちば環境パートナーシッップ:桑波田和子さん
4.個別相談会

と盛りだくさんの内容です。参加者の顔ぶれを見回してみると20名ほどのうち女性はわずか4名、今日のテーマは環境問題なのでどうしても男性のほうが多いそうです。反対に福祉や子育て問題になると、女性が多くなるとのこと。年齢は、団塊シニアと謳っているだけあって、60代から70代の人がほとんどです。
一番目の講師鈴木さんは、下泉・森のサミットの代表を務め、印旛沼が水源としての水質が日本でワースト1であるので、印旛沼に注ぎ込む鹿島川の流域に水源涵養林を作る活動をしているとのお話を聞きました。水源涵養林を作ることによって、環境の悪化を防ぎ、人と生き物と自然のかかわりを取り戻したいと願っているとのお話でした。私たち現代人は目の前の便利さにとらわれて、何か大切なものを見失っていると改めて気づかされました。環境問題はこのように次世代を見据えるものでなくてはいけないのだとわかりました。

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二番目には、牧野事務局長がNPOとは何かとのお話を分かりやすくしてくださいました。「ひとりの『困った』を地域みんなの『困った』にして解決しましょう。」というお話に地域活動の原点を見いだした気がします。


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三番目には事例報告として、ふたつのNPOの代表者が具体的な活動を話されました。


NPO法人しろい環境塾の増木さんは、環境の悪化が懸念される白井市およびその周辺地域を「里山を生かしての町作りを願って」里山保全、炭焼き、農業支援、子供の環境教育、環境講座、市民交流など共感する76名の会員とともに幅広く活動しています。

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もうひとつの事例はNPO法人八千代オイコスと環境パートナーシップの桑波田さんが八千代市を拠点として“よみがえれ花輪川”をスローガンに市内を流れる花輪川を中心に環境を守る活動をしているお話です。ほたるの生息調査をしたり、ごみマップを作ったり、公共のもの(この場合は河川)を市民が管理するアダプト制度という里親制度を推進したり、東京湾から印旛沼までのウォーキングマップを作って実際に歩いたり、エコ・メッセの実行委員をして環境関連の80もの団体をまとめたりとすばらしい活躍ぶりです。

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市民活動の経験がまったくないと手を上げられたIさんとおっしゃる70代の男性にこの講座への参加のきっかけは?と伺いましたらお隣に座っていらっしゃる友人のTさんのお誘いだったとの事。TさんはすでにNPOの市民活動を定年後何年も続けていらっしゃるといわれました。

60代後半のAさんは在職時代からISOに関わっておられたので、退職なさった時は自然に環境保全の活動に入ったといわれました。今でも子供のためのISO教育なども担当され「子供たちは大人よりも柔軟なので、どうしたら電気を無駄にしないかと素直に考えてすぐ実行に移すんですよ」とニコニコしていらっしゃいます。

50代後半の女性Nさんにはユニークなお話をうかがえました。Nさんはしろい環境塾で活動中です。「二年前に農業支援でトラクターの講習があったので、珍しいことをやってみたくて受けたのが始まりです。白井を散歩していても竹やぶが放置されたままで、手を入れたら素敵な自然が戻るのにという気持ちで見ていましたので、その竹を伐採して炭焼きをしたり、農家のお手伝いに行って農家の皆さんとお話をして貴重な知恵をいただいたり、活動中のお昼休みに仲間の皆様と楽しいおしゃべりをしたり、女性は少ないのですが、週一回ほど、体力にあった作業をさせてもらっています。」と充実した活動振りを聞かせてもらえました。

最後に牧野事務局長に3月22日(土)に行われる『団塊シニアの出発(たびだち)フォーラム』について伺いました。「講座参加者の卒業式なのです!」とのお返事。さあ、これをきっかけに、市民活動に参加しようと団塊シニアが考えて行動を始めてくれれば地域はもっと元気になるというわけです。「講座に一度も参加してなくても、このフォーラムに参加していただいていいのですよ。」と牧野さん。3月までにはさまざまなテーマで入門講座を開いています。HPをご参照ください。そして『団塊シニアの出発(たびだち)フォーラム』にお出かけください。そして活気にあふれた住みよい地域づくりをしましょう!地域デビューをするあなた自身の生き甲斐もそこにあります!
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『団塊シニアの出発(たびだち)フォーラム』
■日時■ 2008年3月22日(土)14:00〜16:30
■場所■ 千葉市文化センター5階セミナー室
・活動報告・・・入門講座や相談を契機に活動を始めた方々の報告と決意表明
・講演会「団塊シニアに期待すること」
・マッチング交流会「この指とまれ」・・・これから活動を始めたい人と始めた人との交流の場。人材を募集している団体からのお誘い・PR、名刺交換もあります。

* 講座の参加経験がなくてもフォーラムへの参加は大歓迎。地域福祉、環境保全、子育て支援、国際協力、海外支援等のさまざまなテーマがあります。

■参加費■ 無料
■定員■ 100名(先着順)(入門講座・相談などに参加された方、関心のある方一般市民の方、ご協力いただいた団体メンバー、県市町村関係者など。)
■応募方法■ 下記へ電話にてお申し込みください。
 NPO法人 地域創造ネットワークちば 事務局
 TEL:043-270-5601

(「のんびる」1月号掲載中)

(徳重 富士子)

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