暮れに、鹿児島空港に降り立って空港ビルを一歩でたらなんと足湯がありました。『おやっとさぁ』(おつかれさま)と名付けてあります。聞くところによると、全国に山ほど足湯はあるものの、空港にあるのは鹿児島だけとのこと。足湯につかる時間の余裕がなかったのは残念でしたが、出張中のサラリーマンだの、旅行中らしいシニア世代の女性だの、子供たちが気持ちよさそうにお湯に足をつけていました。
鹿児島空港は鹿児島市内までバスで一時間ほどかかりますので、バス待ちの時間に利用する人が多いようです。
最近は特に足湯人気のようで温泉場に行くと必ずといっていいほど足湯があります。医学的にも足湯の効用は実証されていて、たとえば心臓が悪くてあまり頻繁に入浴できない人でも足湯なら心臓に負担をかけずに血液の循環を良くし、全身を暖めることができるといわれています。これは足に太い血管があるので、足を暖めることで全身浴をするような血液循環が望めるためのようです。ハイキングに行っても山登りの後でも温泉に入れなくても、足湯ができれば疲労が回復するのでフアンが多いのでしょう。足湯は基本的に屋外なのでお湯の温度は低めですが、じんわりと体を温めるので長くつかると本当に体がぽかぽかしてきます。見つけたら、試してみてください。
おや、先程のサラリーマン風の人が足をお湯につけながら、かばんから取り出したパンをかじり始めました。なるほど、バス待ちの間に温泉と昼食を同時に楽しんでいるのです。効率の良い時間の使い方ですね。この足湯にはスロープがついていて、車椅子の人でも利用可能のようです。専用の車椅子の貸し出しもすると書いてありました。
今日13日、東京は木枯らしが吹いて温泉が恋しい寒い日曜日となりましたが、南国鹿児島の指宿では恒例の「菜の花マラソン」が行われました。この12月末に訪れたとき、指宿ではすでに菜の花が満開でした。日本は狭いといっても、列島は北東から南西に3,000km伸びているおかげでこんなに気候が違うのですね。さあ、冷える今夜は我が家の温泉にでも入って体を暖めることにしましょう。
(徳重 富士子)