アル・ゴアの『不都合な真実』
DVDで米国元副大統領アル・ゴアの『不都合な真実』を見ました。地球温暖化の問題に熱心に取り組んできたアル・ゴアのスライド講演の様子を構成したドキュメンタリー映画です。
冒頭からゴアが地球の気温の上昇をさまざまな現象を見せながら説明し、75年前のパタゴニアと現在の姿、雪をいただいた30年前のキリマンジャロと雪がほとんどなくなっている現在の姿、これから10年後にはこの雪もすっかり消えてしまっているだろうというナレーション、多くの犠牲者を出したハリケーンの猛威、海面の上昇はフロリダも世界の多くの都市もみんな海底に沈んでしまうだろうという恐ろしい予告などから始まりました。そしてこれは地球の危機であると警告を出します。
これは地球の裏切りか?それとも人類が地球を裏切ったのか?と聞き、これは政治的な問題でなく、モラルの問題だと言い切っています。地球の温暖化を直視しないブッシュ政権に対する激しい批判でもあって、その裏には政治家同士の駆け引きも見られますが、温暖化というのはまぎれもない事実です。
先日仕事で海外のお客様方20人ほどを銀座へ連れて行ったとき、たまたま、歩行者天国でBBC放送がアメリカの大統領選挙に対する日本人の反応を聞きたいとインタビューをしていて、私も捕まってしまいました。世界の経済に多大な影響を与えるアメリカなのだから、何とかその建て直しが出来る人に出てほしいというような話をしたあと、地球の環境問題について京都議定書に批准しない米国の利己的な姿勢を非難して、自分たちの利益だけを考えるのでなくもっと地球規模でよりよい環境となるように考えてほしいと文句を言ってしまいました。日本人はみんなこんな風に真剣に考えていると思いますともいいました。本当にモラルの問題です。
聖書の創世記に、神に背いた人々が神の怒りをかい、大洪水でノアとその家族と動物以外はみな死に絶えたとあります。現代の私たちも自分たちの生活の便利さだけを追求して、地球全体の環境をないがしろにしています。このままでは、再び神の怒りをかって、人類は滅亡してしまいます。
ですから、ゴアの警告はそのまま素直に受け止められます。ゴアは聞いています。「地球を守るために何かしていますか?」と。そしてTen Things To Do (わたしにできる10のこと)という提案をしています。
Change a light.(省エネ型の電球や電化製品に変えましょう。)
Turn off engine.(停車中はエンジンを切って、エコドライブを。)
Recycle more.(もっとリサイクルを。)
Check your tires.(タイヤの空気圧のチェックをしましょう。)
Use less water.(水を節約しましょう。)
Avoid products with a lot of packaging.(過剰包装をやめ、エコ・パッグを使いましょう。)
Adjust your thermostat.(エアコンの設定温度を変えて、エネルギー削減を。)
Plant a tree.(木を植えましょう。一本の木が生育するには1トン以上の二酸化炭素を吸収するのです。)
Be a part of solution.(環境危機について学び、学んだことを行動に移しましょう。)
Encourage your friends to see An Inconcenient Truth.(映画「不都合な真実」を見て地球環境の危機を考えようと友達に勧めましょう。)
というものです。アメリカの社会状況がそのまま日本に当てはまらないところもありますから、わたしたちの状況に置き換えて実行したいと思います。
わたしは、12月30日にUPした『ハチドリ』のように「わたしにできることをするのがその第一歩となるはず」と答え実践していきたいと考えています。
(徳重 富士子)