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Shall We Dance?

2008-02-25 20:41:07

車椅子レクダンス普及会

車椅子の方も高齢者の方もダンスを楽しめるということをご存知ですか?全国にボランティアサークルを設立して車椅子ダンスを普及させる活動をしている団体があります。車椅子レクダンス普及会です。理事長の黒木実馬氏は高校時代サイクリングで養護学校に雨宿りをしたことからボランティア活動が始まり、それが現在の活動の原点になっているといわれます。

障害者や高齢者も、みんな同じようにダンスを楽しめる環境を作りたいとこの普及会を始めました。ボランティアは自分自身も楽しみながら活動するものであるとの理念のもと、活動を通じて得られる感動を活力源にしています。現在、全国に315の支部があり、会員数約6,300名で、毎年一回開催される全国大会には1,000人の会員が集まるそうです。今回はその中のひとつ城南支部の活動を見せていただきました。
城南支部は会員数が20名、そのうち車椅子会員は3名とのこと。今日は本部理事石間さん、城南支部長亀ヶ谷さん、会員の松谷さん、加藤さん、本田さん、植山さんの6名が大田区の老人保健施設コージーハウスはすぬまを訪問してそこの入居者及びデイサービス利用者とダンスを楽しもうという企画です。たたみ50畳ほどもあるかと思える広々としたホールには大勢のお年寄り、約60人が集まっています。三分の二は車椅子利用者です。6人の会員の人たちは背中に『車椅子レクダンス』のロゴ入りのお揃いの黄色のTシャツに黒いパンツ。かっこいい!男性の亀ヶ谷さんと松谷さんもシニアとは思えないしゃんと背筋の伸びたすてきなスタイルです。

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「みなさん、こんにちは!」と石間さんが明るくにこやかに声をかけます。お年寄りのほうからはあんまり大きな声が返ってきません。石間さん、めげずに一生懸命話かけます。準備運動代わりに両手を広げてグーチョキパーと何度かやっているうちに、少しずつ反応が出てきます。

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「じゃ、『大きな栗の木の下で』をしましょう!」と石間さん。CDの歌にあわせて大きなジェスチャーで、踊ります。お年寄りも童心に返ってだんだん手が高く上がってきました。この歌が終ったころには、指導している6人の会員は額の汗をぬぐっています。施設の職員も10人くらい手伝ってくれています。

「では、ダンスに移りましょう。まずブルースです。みなさん、この曲をご存知ですか?」CDで昔懐かしい『森の小路』が流れてきました。

♪おぼえているかい、森の小路♪

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亀ヶ谷さんが車椅子のお年寄りを誘います。日本人、特にこの世代の人たちはシャイなのでしょうか、なかなか誘いに乗りません。何人目かのお年寄りがやっと亀ヶ谷さんに手を取られて車椅子のままホールの中央に。

手話つきフォークダンス『手のひらを太陽に』を踊り終えたころには、会員たちは汗びっしょり。お年寄りも雰囲気に馴染み始めたようです。休憩の後の『炭坑節』を踊るころには踊りの輪に参加する車椅子の数も増えていました。最後の『しあわせなら手をたたこう』を歌いながら手をたたいたり肩をたたいたりのジェスチャーには、皆さん頬を紅潮させ、手をとると暖かくなっています。入居者のお孫さんの青年がたまたま訪ねていらしたのですが『炭鉱節』に加わって踊っていました。この青年も「今日は祖母も楽しそうにしています。」と喜んでいました。参加者はみなダンスの雰囲気に溶け込みながらこの小一時間で心も体もすっかりぽかぽかしたみたいです。歌と踊りの効用をあらためて知りました。リポーター自身も、取材中とはいえ、楽しくて一緒に歌ったり自然に体が動いてしまいました。

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汗びっしょりの6人の会員の方々が着替えを済まされた後、お話を伺いました。男性の亀ヶ谷さんと松谷さんは以前少年野球の指導にあたっていたという共通点があります。還暦過ぎに体を動かしたいと思っているところに車椅子ダンスに出会い、「いい仲間にめぐり合ってとても楽しいですよ。」と言います。亀ヶ谷さんは大病で手術を受けられたにもかかわらず、はつらつとお元気です。4人の女性会員も「自分自身が楽しんでいるのです。」と言っています。

 誰でも車椅子レクダンス普及会の会員になることが出来ます。まず、「体験をしてみてください。」と石間さんが勧めています。城南支部では月一回第一日曜日(次回は3/2(日))に芝公園の福祉会館で練習をしているので、まずこれに参加して車椅子の扱い方から始まる無料体験をし、その後、今日のような老健、特養、高齢者在宅、養護学校などの施設訪問のボランティア活動にも加わってみて欲しいといってます。楽しいと思ったら、四時間のインストラクター養成講座(受講料2,000円)を受け、インストラクターの資格を認定してもらって入会します。今日のメンバーのうちの一人植山さんは実はまだ体験を経てからまもなくインストラクター養成講座を受けようとしているところだそうです。初年度は入会金1,000円だけで次年度から2,000円です。全国どこの支部でも似たような形で会員を受け入れていますが、詳細は本部に問い合わせをしてほしいとのことです。

 代表の黒木氏の設立理念である「ボランティアは自分自身も楽しみながらやるもの、そして活動を通じて得られる感動を活力源にしている」ということを、この会員の方々はまさしく実践していると感じました。「ダンスが終った時のお年寄りの目の輝きがきらりと変わるのが、励みになります。」の言葉が印象的でした。


<問い合わせ先>

NPO法人車椅子レクダンス普及会本部
代表:黒木実馬
〒830-0048 福岡県久留米市梅満町1190-1 光風ハイツ103号
Tel:0942-36-8280
Fax:0942-36-8281
HP:http://www.wsda.jp/
E-mail:wsda-kuroki@mwa.biglobe.ne.jp

NPO法人車椅子レクダンス普及会本部城南支部
支部長:亀ヶ谷勉
〒東京都港区白金1-15-36 (自宅)
Tel:03-3442-1596
練習日:毎月第一日曜日
練習場所:芝公園福祉会館(〒105-0011 港区芝公園2-7-3)
Tel:03-3438-0395
アクセス:地下鉄 三田線芝公園駅 A3出口 徒歩1分
     大江戸線・浅草線 大門駅 A3出口 徒歩10分
     都バス(都06)渋谷駅〜新橋駅 芝公園バス停 徒歩5分

(徳重 富士子)

(「のんびる」3月号掲載中)

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http://secondleague.net/user/008/008/cwtb.cgi/1211

Posted by 徳重 富士子 at 2008-02-28 22:18:39

井ノ口さま
ブログをお読みいただきまして有難うございました。ガイドをしていますと誰でも旅を楽しむためには本気でバリアフリーを考えなくてはと思います。私のライフワークです。ダンスをご夫婦で楽しまれたご経験がおありとは素敵ですね。昨年8月にシニアのダンス教室のことを書きましたが日本でもシニアがさまざまな形で生活を楽しむようになりました。楽しみながら健康にも役に立つ趣味って良いですね。またお始めになられてはいかがでしょう?

Posted by 井ノ口久利 at 2008-02-28 21:13:08

徳重様
早速ブログを開きフリーガイドデーの記事も読みました。いろいろな所に行って精力的にレポートしていらっしゃるので驚きました。これでガイドもしていらっしゃるのだからなお驚きです。ダンスの記事を見ていて10年位前にカナダのトロントでシニアーのダンスクラブに入っていたのを思い出しました。平均年齢はたぶん70歳くらいで私と家内は最年少でした。あまりに自分たちが下手なので、毎回「今度はどうする?」といいながら2年ほど続けましたが、結局何も身につきませんでした。でも、まあまあ楽しかったです。井ノ口久利

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