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ホテルのバリアフリー

2008-03-25 01:09:31

         〜京王プラザホテルの場合〜

前回、『もっと優しい旅への勉強会』のフォーラムをご紹介した時のパネリストのお一人、『飛行機の達人』と司会者に紹介された快活なお嬢さん重岡利栄子さんは、車椅子ではるばる福岡から駆けつけられました。重岡さんはこの会の運営委員もしていらっしゃるので、定例会にも頻繁に上京されます。従って東京にもよく宿泊なさいますので車椅子でも困らない常宿をお持ちです。「よかったら見に来ませんか?」と誘っていただいたので、喜んで見せていただきに伺いました。それが新宿の京王プラザホテルです。

MsShigeoka.jpg
京王プラザにはワンフロア全部がユニバーサルデザインとしている階があります。重岡さんのお部屋はツインルームで、ベッドのひとつは電動で上下するタイプです。トイレも、車椅子で入って回転できる広さがたっぷりあります。「これがとても楽なのよ。」と重岡さんのお気に入りのソファはスイッチを押すと座る部分が必要な高さに上下します。私はこんなソファをはじめて見ました。

KeioPlazaChair.jpg

バスルームも手すりは勿論、補助用の椅子も板もきちんと整っています。

KeioPlazaBath.jpg

案内してくれたボーイさんは「このフロアーは全室このように整って居ります。普通の客室として使用する時はベッドやソファの電動用スイッチは取り外します。」と説明してくれました。「そんな時、そのスイッチやバスルームの補助具はどこに仕舞うか知ってますか?」と重岡さんはお茶目な目をしてボーイさんに聞きます。「エーと・・・」と言葉に詰まるボーイさんに「教えてあげるわ。そこのクロークの隅の扉を開けてみて。」と重岡さん。なるほど、秘密の扉みたいなところを開けると収納庫がありました。ボーイさんは「よくご存知ですね。」とすっかり脱帽です。重岡さんは「いつぞや、飛行機に間に合わなくて急にここに泊まることになったとき、少々お待ちくださいといわれてコーヒーを飲んでいる間に準備してくれたのよ。」との経験を披露してくれました。

MsShigeoka2.jpg

京王プラザホテルのバリアフリー推進は1988年に世界リハビリテーション会議の会場となったことがきっかけとなり、(http://www.keioplaza.co.jp/csr/barrier/index.html)その後、25室までユニバーサルデザインルームを増設、ハード面だけでなく従業員教育でも「心のバリアフリー」に力を入れているそうです。実に熱心に研究し、都内でも最もユニバーサルデザイン化に熱心なホテルと聞きました。私は仕事でこのホテルにかなり頻繁に来ていますがこのことを全く知りませんでした。重岡さんは「お値段もそれなりですけど、快適さと女性の一人旅のセキュリティを考えますと、ここを選んでしまいます。」といっておられます。東京に限らず、どこでもこんなバリアフリー、ユニバーサルデザインの部屋が簡単に見つかると、障がいのある人、高齢者みんなが、旅をしやすくなるでしょうね。しかもお値段が手ごろなら尚更!   (徳重 富士子)

この記事のURLコメント(2)

Posted by 徳重 富士子 at 2008-03-26 22:02:06

小野さま
ご懇切なコメントを有難うございました。学校のお授業でよく見学されるとのこと、いいですね。私は非常に関心がありながらも、なかなかそんな機会に恵まれず、この度このお勉強会に入れていただいていろいろと学ぶことが多く、とても嬉しいです。今からでも遅くないと思って、これから皆様のご指導をいただきながらもっともっと学んでいきたいと思います。何卒宜しくご指導くださいませ。
徳重 富士子

Posted by 小 野   鎭 at 2008-03-26 21:37:27

徳重様

京王プラザさんは授業の外部見学でちょくちょくお邪魔して、お部屋を見学させていただいたりしています。 世界一のBFサービスを目指しておられ、フレキシブルに対応されるこのホテルのサービスマインドには、細かい配慮が行き届いており、このホテルの評判がわかるような気がします。 

今回は、重岡さんの利用客としての実際の声、ボーイさんの素直な感じ、見学者としての徳重さんの感想など、それぞれの方のお話しが紹介されており、興味深く、読ませていただきました。 ありがとうございました。

小 野   鎭(勉強会 事務局 & 駿台トラベル&ホテル専門学校)

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