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富士山のトイレ

2008-04-23 00:57:49

久々にトイレのお話です。一昨日、昨日と富士箱根ツアーに行ってまいりました。富士山はまだ雪が多くてスバルラインの五合目は閉鎖されていて、四合目の大沢駐車場までしか上れませんでした。

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それでもお客様方は富士山に来たと大喜び、駐車場の展望台でしばし歩き回って写真を撮ったり、おしゃべりをして楽しそうでした。

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私はその間にと、お土産屋さんの裏手のトイレに行きました。水洗式と、その隣に昔ながらのトイレがあったのですが、なぜか昔ながらのほうが混んでいました。そこで水洗式のほうへ入りました。そしてあっと、息を呑みました。

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まあ、なんということ!今思い出しただけでもぞっとするほどの汚さです。和式が三つあるのですがひとつは完全に詰まってあふれるほどです。あとの二つも、便器の周りにはうずたかく紙が散らかっていて足の踏み場もありません。以前、白川郷に行った時もそんなでしたが、ここはそれと比べられないほど、もっとひどいのです。白川郷の時も売店のおじさんが嘆いていましたが、中国(主に本土)からの観光客が水洗式のトイレで、紙を流してはいけないと思って、便器の周りに使用済みの紙を捨てるのだそうです。

国土交通省の音頭とりで2010年までに外客1000万人達成目標のキャンペーンが功を奏し始め、中国、韓国の旅行客が急増しているのですが、現地添乗員が無免許でガイドをするケースが増え、日本での習慣やマナーがうまく伝わらないため、さまざまなひずみが生まれ始めています。このトイレの使い方がその顕著な例です。


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トイレの中の写真はとても撮れる状況ではなかったので、撮りませんでしたが、本当に悲しかったです。車椅子用の洋式トイレも勿論詰まっていました。

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そのうち、道路公団の工事用トラックが来ました。売店の通報で飛んできたのだそうです。係りの人に話しを聞いたら、前の日まで水が凍っていてポンプで上がらなかったのが、やっとこの日の朝、使えるようになったのに半日でこの有様とのことです。

何十年も前、富士登山をして山小屋に泊まったとき、トイレは昔式の穴だけのものでしたが、そんなに汚くありませんでした。富士山で、水洗トイレを使おうというほうが無理なのかもしれません。車で簡単に五合目(2305m)まで一気に上ると、都会の生活をそのまま要求してしまう現代人のわがままなのですね。そんなことだったらいっそのこと、水洗式をやめたらどうかとも思うほどです。富士山はごみがひどくて、世界遺産に登録できないなんて恥ずかしいです。基本のマナーをみんなで守って、トイレは勿論ですが、全体を少しでもきれいにしたいとつくづく思いました。  (徳重 富士子)

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