福祉ショップ・カフェ『くるみの木』は東武東上線若葉駅から徒歩2分、女子栄養大学のすぐ前。
店内には、坂戸市近隣にある15〜16の小規模な作業所で製作されたビーズ細工、ぬいぐるみ、バッグ、ストール、和服のリフォーム品等の手芸品が飾られています。
陶器類もあります。
これらがみんな展示即売されています。壁面をギャラリーの展示場として二週間2000円という破格の安さで貸し出しています。クッキー、パン、ケーキも売られていてテイクアウトも出来ます。展示されている作品を楽しみながら、飲み物と一緒に注文して7〜8脚ほどあるテーブルで食べることもできます。この日の展示は、亀野泰子さんのちぎり絵です。花や風景画をちぎり絵で描くその見事さ。時々ハーモニカなどのミニ・コンサートも行われます。口コミで、その道のプロやセミプロの人たちが次々とギャラリーを借りて展覧会をするそうです。次回の展示は口筆画家の清水正男さんの絵画展、その次は写真三人会の写真展とギャラリーの予約も大忙しです。
NPO法人『くるみの木』(代表 谷 三穂子さん)は、障がいをもつひとが経済的にも自立し、地域の中で人間らしいあたりまえの生活ができるよう支援活動をしています。運営している福祉ショップ・カフェ「くるみの木」では障がい者の経済的自立支援の活動をしています。その他、送迎や外出援助、一時預かりなどのサービス事業も行っています。福祉カフェ・ショップの責任者谷奈穂子さんはNPO法人の『くるみの木』の代表の谷さんのお嬢さんです。
「ただいま!」と元気に帰ってきたのは原口裕子(ゆうこ)さん。奈穂子さんのお父さんの滋さん、おばさんの塚谷美栄子さんと一緒に、坂戸市役所にパンやクッキーの販売に行って帰って来たところです。「こんなに売れちゃった」と空のバスケットを見せながらにこにこ。今28歳。被服の専門学校を卒業してからずっと家にいたのが、週2回ここを手伝うようになって、人に会うのも物おじしなくなりました。乗り換えもある一時間近くかかる通勤もここへ来る楽しさのほうが大きくて、苦にならないと言います。経済的自立支援以上にすばらしい結果が生まれています。
目の前の女子栄養大学の学生たちも勿論来ますが、常連さんは、口コミで訪れる近隣の人たち。今日も常連の中村崇子さんがパンとコーヒーを注文、「ここでこうして、時々簡単なお昼をいただくのです。素敵な展覧会を見て、谷さんたちとお話しながらゆったり過ごす時間は楽しいですよ。」と言います。
「お待たせしました。」と裕子さんが運んできました。
シニア世代の中村さんのようなお客様が何気なくコーヒーを飲みながら、絵や写真を鑑賞して時間を過ごせる場所があるというのは、素敵です。「みなさん、口コミで来てくださって、おしゃべりしながら交流していただける場となっているのが嬉しいです。作業所の製品も買ってくださって、障がいのあるひとたちの経済的な自立支援の助けをしていただけているのです。」と奈穂子さんは穏やかに微笑みながら言われました。私も、美しいちぎり絵を鑑賞しつつ、パンと豆乳コーヒーをいただいて、お客さんの中村さんやスタッフの谷さん、裕子さん、塚谷さんとのゆったりと時間の流れる至福のひとときを過ごすことができました。
帰りしなに美しいピンクの草木染のストールを求めました。このカフェの暖かい雰囲気が年甲斐もなくピンクを選ぶ気持ちにさせてくれたようです。大切に使いましょう。
(徳重 富士子)
<福祉ショップ・カフェ『くるみの木』>
地域の人と障がいを持つ人の交流の場
福祉ショップ・カフェ『くるみの木』へ出かけませんか!
■場所■東上線若葉駅東口から徒歩2分。女子栄養大学のすぐ前
■営業時間■平日・土曜日9:00〜18:00
日曜・祝日10:00〜17:00
木曜定休
■その他■ギャラリーの展示は2週間ごとに変わります。
展示内容はお問い合わせください。HPにも掲載。
■問い合わせ先■TEL 049-289-6998 (『くるみの木』谷奈穂子さん)