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「何かおてつだいできることありますか?」

2008-07-21 10:01:09

           〜視覚障害者のためのガイドヘルパー〜    「もっと優しい旅への勉強会」(http://www.yasashiitabi.net/)の4月定例会(http://secondleague.net/user/008/008/1379.html#more)でトラベルサポーターの仕組みとその重要性、特にきちんと心とスキルの両面を学ぶ大切さを再認識して、どうしても基本から学ばなければとの思いを強くいたしました。そして、幸い7月にクラブツーリズムがトラベルサポーター(旅行支援者)養成講座を開講することを知って、思い立ったが吉日とばかりにすぐ申しこみました。

全部で10講座あります。例外はありますが一講座ほとんど丸一日です。座学と実習が組み合わさって居ります。これらすべてを受講終了して初めて旅行支援者のスタートラインに立つことができます。この10講座のうち、3講座が視覚障害者のためのガイドヘルパー養成、2講座が全身性障害者のためのガイドヘルパー養成のもので、この5講座を終了すると、クラブツーリズム独自の認定書のほかに、東京都からの正式認定書も同時にいただけます。今日は視覚障害者のためのガイドヘルパー養成講座を受講した感想をご報告させてください。

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視覚障害者にアテンドするガイドヘルパーの講座では概論、福祉制度(法制を含めて)とサービス、心理、移動介助の基礎知識と演習(屋内と屋外)という盛りだくさんの内容を三日間で教えていただきます。        

専門の先生方が講義と演習の双方を担当してくださいます。現行の法律とそれに基づくサービス・制度を分かりやすく解説・説明してくださったのは松田尚子先生です。後藤伸房先生は児童・老人・障害者・臨床心理の専門家で、且つ管理栄養士、第一期男性看護師、介護福祉士等、必要に応じて資格を取られたら「いつの間にか膨大な数の資格を取得してました。」とニコニコ言われてます。講義のときには久々に学生時代に戻っていました。今夢中になって講義を聞いている自分に気がついて、きちんとした目的意識のなかった若かりし頃はなんてもったいないことをしたのだろうと悔しいほどです。

お二人の先生に共通しているのは、いつもどんなことについても障害者や高齢者の視点に立っている点です。『利用者が主体』という意識です。しかも机上の空論ではなく、長年にわたる経験に基づいている視点です。三日目は屋内、屋外の演習に入りました。

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受講生が二人ずつ組になって交互にアイマスクをして教室を出て廊下・エレベーター・階段と歩き、両方の立場を経験しました。アイマスクをして闇の世界を歩いていると今まで眠っていた聴覚や触覚が目覚めさせられた気がしました。ガイドされるほうもするほうもお互い慣れない立場なので最初はぎこちなく、おずおずと歩を進めておりました。階段がいつ終るのかをきちんと伝えないと足が宙をさまよう経験もしました。

午後には擬似の白杖をもっていよいよ外へ出ます。新宿中央公園を抜けて一般の通行人と共に新宿都庁付近を歩き、西新宿駅のエスカレーターに乗って地下鉄の乗降の練習もしました。アイマスクをしたままで乗るエスカレーターも怖いかと思いましたが、次第に組になった同士の息が合うようになって、後半は不思議なほどスムーズに動けるようになりました。普通に歩いている時には気づかなかった展示ブロックの模様の違いもわかるようになりました。車の行き交う音、中央公園の中で遊んでいる子供の声、こずえでさえずる鳥の声など、日ごろはあまり気に留めなかった音がはっきりと聞こえてきます。

でも何よりも、視覚障害の方々はこんなにも周りの様子が分からないなかで、生活していらっしゃるのだということが分かりました。ヘルパーが一緒の時はまだしも、一人で歩いていらっしゃる白杖の方々はとても不安な状態、時には危険な状態の中で歩いていらっしゃることを知り、駅や街中でどちらへ行こうかと迷っていらっしゃるような方には、「何かお手伝いできることありますか?」と出来るだけ声をかけようと改めて思いました。

相棒のリードがよかったおかげで、アイマスクをしていても、相手のひじを軽くつかんで歩くうちに微妙な段差も感じられるようになるし、声掛けをしてもらえば一層安心感がつのり、相手に身をゆだねるという気持ちになれます。実際のガイドヘルパーの役割を果たす時、視覚障害者に安心して身をゆだねてもらうにはどうするといいのかが少し分かりました。

松田先生も後藤先生も「ヘルパーの都合でなく、いつも利用者の視点で。」と強調なさいました。心に響くお言葉です。ガイドヘルパーとしての基本姿勢をしっかりと身につけたいと思いました。        
 (徳重 富士子)

<クラブツーリズムの旅行支援者養成講座>  
・旅行の好きな方、福祉・介護への興味・取り組みの意識があり、健康で元気な方なら、年齢に関係なくどなたでも。
・講座終了後、トラベルサポーターに登録可能。
・お問い合わせ先:
 クラブツーリズム(株)クラブ1000推進部(坂田)
 (http://www.lifecare-s.com/kyouiku.htm)
 〒160-8308東京都新宿区に新宿6−3−1 
 新宿アイランドウィング16F
 TEL:03−4335−6270
 FAX:03−5323−6978
 e-mail:mamoru.sakata@club-tourism.co.jp

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