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里山の人情に触れてふるさとを感じて !

2008-07-25 01:08:48

     名倉・ファーマー・ランド

35年前に藤野町の農家が協力して園芸ランドを開き、一時はバスを連ねて観光客が訪れるほどの盛況となりました。しかし、次第に自然消滅の状況になったのでその中のメンバーのうちの7人が昨年2007年4月に名倉・ファーマー・ランドを創設、収穫体験が出来て、しかも都会の人たちがふるさとに帰ってきたような気持ちになれる観光農園をめざしています。6月にはじゃがいも、夏はとうもろこし、秋には栗、サツマイモと、次々と収穫が楽しめます。今回は秋の栗拾い参加者を募集。「もっとも栗だって放っておくだけでいい実がなるわけじゃないんですよ。草むしりも下草刈りもまめにします。肥料もきちんとやりますよ。」と野崎さん。

今回は筍の季節だったので筍狩りの様子をお知らせしますので、この秋の栗拾いがどんなに楽しいものになるか想像なさってみてください。


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代表の野崎勝一さんがかごと“とんが”(刃先の短い鍬)をそろえて待ってくれてます。小雨の中、雨合羽を着てタオルを首に巻いて野崎さんが案内してくれる竹林へ。林の中の急坂を川の方へ下りました。15分も歩くと目の前に竹林が広がります。

Nyokinyoki.jpg

にょきにょきと筍が頭を出しています。まず野崎さんが掘り方のお手本を見せてくれます。何気なくトンガを筍の根元に入れて2回ほど掘るともうぽっくりと取るのです。トンガを借りて掘ってみました。何度も刃先を入れてもなかなかほれません。

周りをぐるっと掘り込んで根気よく刃先を入れたらやっとなんとかほれました。わあ。大きい。「うちの筍は土が良いからか、柔らかだとみんな言います。」と野崎さん。大きくてもやわらかいとは嬉しいこと。大収穫です。

Daishukaku.jpg

嬉しくてニコニコしてしまいました。

それにしても、70歳を過ぎているという野崎さんの元気さに感服しました。顔つやといい、足どりといい、鍬の遣い方といい、50代はじめかと見間違えるほどです。あっという間に何本ものたけのこを掘り出して、かごに入れて、再び山道を登って家まで。

家まで帰ると、「まあ、あがってお茶でもどうぞ。」と奥さんの智子(としこ)さん。お誘いに甘えて、野崎さんのお家にお邪魔しました。

Minasama.jpg

驚いたことに、名倉・ファーマー・ランドのメンバーのうちの2組のご夫妻と奥さま一人合計5人が待っていてくださっていました。

Gochisou.jpg

更にびっくりしたのは、お座敷のテーブルの上に山ほどのご馳走。筍の煮つけだけでなく、蕗だの蕨だの去年取れた栗の渋皮煮を冷凍したものまで出してくださいました。そのうち、アスパラガスのてんぷらと、筍ご飯の登場です。その後の筍のフライには驚きました。なんとやわらかくておいしいこと!珍しいやらおいしいやらで、大感激です。そして皆さんのお話でどんなに畑で作物を作ることがみなさんの元気の源になっているのかが分かりました。「一生懸命、いい野菜を作っていると、イノシシやハクビシンはよく知っていて、一番おいしいのを食べに来るんですよ。」ですって。こんな里山にも野生のいのししなどが出没するのかと、びっくりです。皆さんの口ぶりから、イノシシやハクビシンはここではあんまり悪者ではなさそう。野崎さんたちの心の豊かさを感じました。「田舎の親戚の家に来たと思って遠慮しないで食べてください。」と智子さん。他の2組のご夫妻もお名前は野崎さん。「このあたりは7割の家が野崎姓ですよ。昔は親戚だったかもしれませんね。」ですって。おいしいご馳走をいただきながら皆さんと時間を忘れて楽しくおしゃべりをしました。

「都会の人たちに収穫体験をしてもらって土の感触を楽しんでもらいたい、そしてこの里山の人情に触れてふるさとを感じてほしい。」という想いで名倉・ファーマー・ランドを始められた心情を強く感じました。この5人の方々の平均年齢はなんと、76歳です。みんな、畑で、お台所で、現役の仕事人です。田舎に親戚がいない私にとっては、本当に心温まる交流ができました。残念なことにこの方たちの息子さんや娘さんは農業を継がないとのことで、農業のおもしろさ、すばらしさを若い人たちに知らせて、農業で生計をたてられるような仕組みができればいいのにと思いました。

ここではさまざまな収穫体験ができますが、今回は8月下旬から10月中旬までの期間行われる栗拾いへの参加者に絞って募集します。駅からのアクセスを考えると、家族ぐるみで、或いは仲良しグループで、まとまって車で来るほうが楽かもしれません。私も個人的に仲間を募って再び訪れたいと願っています。下記の連絡先へ予約の電話を入れると、野崎さんが道順を判りやすく教えてくれます。今日の筍狩りのような楽しみをまたこの秋に出来るかと思うと今からとても楽しみです。(「のんびる」8月号掲載中)
 (徳重 富士子)


<名倉・ファーマー・ランドへの栗拾いのお誘い>
■募集内容■ 8月下旬から10月中旬まで行われる栗拾いの参加者を募集。
■場所■JR中央本線藤野駅よりタクシーで約10分、車の場合は中央高速の相模湖ICを出て藤野駅前を通って相模湖上流沿いに山梨方面へ走る。『のざき園』の看板が見える。(詳細はお申し込みのお電話でお尋ねください。)
■営業時間■8月下旬から10月中旬まで
■参加費■ 入園料無料【収穫した栗は1kg 500円で持ち帰ることができま      す。】
■応募・問い合わせ先■ ファクスまたは電話にてお申し込みください。
        電話は7:00-8:00または17:00−20:00にお願いします。
【TEL/ FAX:042-687-3464 野崎 勝一(のざき かついち)】

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