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ホームレスのパトロールボランティア

2008-11-29 01:55:59

「ホームレスの人たちは、家庭が崩壊し、人間関係が崩壊して“ホーム”を失っています。だから、心を開いてもらい、信頼関係を築くことが大切」と理事長の副田一朗さん。牧師だった副田さんは教会を拠点に活動していましたが「牧師の代わりはいるけれど、この活動は自分がやらなければならない」と意志を固め、昨年牧師を辞めホームレス自立支援のNPO法人「市川ガンバの会」の活動に専念しています。

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6時半前には続々と市川八幡キリスト教会に人があつまり、大きいテーブルの周りにはおにぎり作りの人がいっぱい。炊きあがったご飯を大きなボールに入れてふりかけを入れて混ぜる人、

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それを茶碗にとって目分量で測る人、熱い熱いといいながら握る人、できたおにぎりを沢庵と一緒にホイルで包む人とすばらしい手際のよさです。ほとんどが黙々と働く中年以上の男性。台所では、使い終わった食器類を次々と洗う専門の男性もいます。

7時15分には100個以上のおにぎりができて、準備完了。ミーティングが始まりました。その頃は総勢30名以上。女性は8人ほどしかいません。「男性の半分は居宅者(ホームレスから抜けて施設に住むようになった人)です。居宅になれたお礼にパトロールに参加しているのです」と教会時代から副田さんの片腕として働いている鹿島さんが教えてくれました。後はボランティアでプロテスタント、カトリックの両方の教会から参加している人たちです。

副田さんが200名のホームレスの現況を報告します。

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新しい人も確認したそうです。救急医療を受けた人、最近増えている中学生や高校生の襲撃事件数件、刑務所帰りが路上生活者になる例が後を絶たない、無職者の自殺率が高いし千葉の所轄管内で、その傾向が見られる、障害者、特に心を病んでいる人が多い、人とのつながりが希薄という事も複合的要因となっているので相談に乗ることが大切などと話されました。

7時40分パトロールに出発。

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八幡周辺の徒歩組、市川コースそして湾岸コースの三つに分かれました。市川と湾岸は遠いので車で出かけました。私は八幡周辺の徒歩組みに加わりました。生憎の雨。かなり強い降りで、公園の中にいる人たちはどうしているのかということがまず頭をよぎりました。それぞれが荷物を持ちます。おにぎり、味噌汁、ポット、衣類、薬。懐中電灯も必需品です。

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「でも、直接顔に明かりを当ててはいけませんよ」と注意を受けました。私もポットを持たせてもらいました。高架下の自転車置き場、駅の裏側の屋根の下で雨をしのいでいる人が多いですが、こんな雨でも公園のテントの中にいる人も。

副田さんが先頭に立って一人ひとりを訪ね、おにぎりやみそ汁を渡し、必要に応じて衣類や薬も届けました。私は最初躊躇していましたが、思い切って「熱いから気をつけてね」と声をかけながらみそ汁を手渡すと、「ありがとう」という素直な返事。それがとてもうれしくて、人と関わり生きていく大切さを学んだ気がしました。

人としての尊厳が守られ、生きていける社会をという思いで活動なさる副田さんは、マザー・テレサの姿と重なります。こんなところにもマザー・テレサやありの町のマリアと呼ばれた北原怜子さんのような活動をしていらっしゃる方がいらっしゃると知って胸が熱くなりました。(徳重 富士子)
                (「のんびる」12月号P.33掲載中)

  
<パトロールボランティアを募集します。>
■募集内容■ ホームレスの自立支援をするため、パトロールをしながら必要な食料や衣類を配って歩くボランティアを募集します。
■活動場所■ 市川八幡キリスト教会から出発して市内の公園、自転車置き場、駅構内、河川敷など。(千葉県市川市)
■活動時間■ 原則として第一、第三、第五金曜日18:30〜22:30
■募集期間■ 随時
■応募方法■ 事務局へお問い合わせ、お申し込みください。
 TEL/FAX:047-335-7815
 E-mail:ichikawa-gamba@abelia.ocn.ne.jp
■その他■  ボランティアとしてパトロールに参加していただくのが一番ですが、カンパ・物資による参加も大歓迎です!(詳細は事務局にお尋ね下さい。)

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