沢山のカニや野鳥にあえる盤洲(ばんず)干潟へ行こう!
「わあ、このぼつぼつはなんですか?」見渡す限り広がるアシの原と干潟。その砂浜の無数の小さな穴に驚きました。
「このあたりには、沢山の種類のカニがいるんですよ。」と今日の案内役をしてくださる御簾納(みすのう)照雄さん(小櫃川河口・盤洲干潟を守る連絡会の事務局長)は持参したスコップで砂浜をざくっと掘りました。
出てきました。1センチ足らずの砂と同じ色をしたカニ。更に今度はアシの中に倒れている丸太を持ち上げてその下を掘ると、倍くらいの大きさの薄茶のカニが出てきましたがこちらは手足を縮めたままじっと動きません。
「手のひらで暖めてご覧なさい。動き出しますよ。」と御簾納さんは私の手のひらに乗せました。冬眠していたのです。そーっと暖めているうちにごそごそし始めました。
御簾納さんは動き始めたカニのお腹のところを見せながら「これはメスですよ。卵を抱えるところがあるでしょう。」と教えてくれます。御簾納さんは高校の化学・物理の現役の先生で、子供たちを小学校の頃から自然に親しませて的確な指導をすればもっと理科が好きになるはずと考えておられます。「カニさん、ごめんなさい。せっかくいい気持ちで寝ているところを起こしちゃって。」といいながら放してやりました。砂浜に20センチほどの高さの富士山のミニチュアのようなこんもりした山が沢山できています。これはゴカイの巣と知りました。まるで観察会で個人授業を受けているみたい。