皆さま
明けましておめでとうございます。
今年もバリアフリーを念頭に置きつつ、ブログを書きますのでご意見を頂戴できましたら幸いです。
お正月早々仕事で、53人のオーストラリアからのお客様にガイド二人が一週間アテンドして、都内、長浜、金沢、白川郷、五箇山、京都と回ってきました。
日本語の教師たちで日本に研修に来たのです。ですから、日本語で話して、その後、難しい部分を英語で言い直すというやり方でガイディングします。それぞれの地域でいろいろと興味深いことはありましたが、今日は、彼女らの京都での着物の着付け体験を、お正月らしい華やかな話題と思いましたのでお伝えします。
夏のオーストラリアから来た人たちは金沢や白川郷などで、待望の雪を見て大喜びをしていたのですが、1/7の京都でも本格的な雪となりました。
午前中、観光をしてから、午後は21人の希望者が着物を着て京都の街中を散策するという企画です。大学を出たばかりの人もいれば、長いこと日本語教師をしているベテランもいます。堀川通の西陣織会館の中のきものスタジオ (
http://www.hensin-maiko.gr.jp/nisijin/)で着付けをしてもらいます。
きものスタジオの中でハンガーにかかっているたくさんの小紋の着物の中から好みのものを選び出します。肌襦袢から足袋、和装手提げ、草履、コートまですべて貸してくれます。6〜7人ほどの人が実に手早く着付けをしてくれます。一人20分ほどでどんどん仕上げて21人全部が着終わるまで一時間足らずでした。さあ、着物姿で街中の散策です。それにしてもなんとしっくりと似合っていることでしょう。着物は日本人のものという固定観念が破られました。とてもきれいです。素敵です。そして21人も勢ぞろいすると壮観です。
貸切のタクシーを連ねて、最初に行ったのが祇園です。芸妓さんや舞妓さんがお参りする辰巳明神へ。
アマチュアカメラマンが山ほどいて、この着物姿の外国人たちを激写していました。それにしてもこのカメラマンの数は尋常ではないなと思っているところへ本物の芸妓さんや舞妓さんが次々と現れるではありませんか。
今日はお茶屋さんへお正月の初挨拶周りの日だったことに、ガイドたるもの、気づいていませんでした。アマチュアカメラマンは着物姿の外国人を珍しいこともあって、ついでに撮っていたというわけです。
白川のほとりで祇園の典型のお茶屋さんの格子を背景に立つオーストラリアから来た彼女らは生まれてはじめて着物を着たとは思えないほど自然で美しいのです。
私たち日本人がたとえばサリーを着たらインド人のように美しく見えるのかもと考えると、美しいものには何もバリアーはないのだと気づきました。固定観念というものの見方がバリアであってどこの国の人が着物を着ようとも美しいのです。当たり前のことでも、とてもうれしい発見でした。
知恩院に場所をかえて、日本の二人の着物のお嬢さんにも加わってもらっての記念撮影。
底冷えのする小雨模様の京都でしたが、オーストラリアの皆さまの美しい笑顔の着物姿に見とれた午後でした。
(徳重 富士子)
<ご参考>
西陣織会館 きものスタジオ http://www.hensin-maiko.gr.jp/nisijin/
〒602−8216 京都市上京区堀川今出川南入ル
TEL075−451−9231
FAX075−432−6156