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手話通訳・・少子化対策の国際シンポジューム

2007-03-10 23:41:18

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3月5日〜7日に内閣府主催の「少子化対策を考える国際シンポジューム」が国連大学(青山)で行われました。
1970年代には出生率が落ち込んだスエーデン、フランスがその後少子化対策に成功し、現在、日本の1.26に対し、フランス1.89, スエーデン2.05です。この二国の経験を通して日本の少子化にどのように対応すべきかを考えるシンポジュームでした。海外招聘者は、フランス、スエーデンの中央政府課長〜局長級実務担当者4人で、非常に英語に堪能な人たちであったので、英語の同時通訳で会議は進められました。私は施設見学の担当だったので会議中は討論を聞く余裕がありました。今、全国民の関心事で、非常に興味深い内容でしたが、いずれ内閣府が発表すると思われますので、それに譲るとし、ここでは手話通訳の活躍に触れてみたいと思います。
テレビでも手話通訳は大いに活躍し、特にニュース番組では毎日手話通訳が行われています。ただ、今回のような国際会議の場合には日本人の発言のときは即座に手話に変えていますが、同時通訳を通しての英語→日本語→手話というのはどんなに大変だろうと思いました。同通といえども一瞬のギャップがあるし構文上の違いの問題もありますから二重通訳の大変さを思いやりました。しかも両手を常に使うわけですから体力的にも大変でしょう。オーケストラの指揮者が一演奏会で体重が2〜3キロ減ると聞いたことがありますが、手話通訳者も同じかもしれません。

私は手話については知識が乏しいのですが、手話は手、指、腕だけでなく、顔の部位(視線、眉、頬、口あごの引き方など)も重要な文法要素になるそうです。また、音をあらわすのでなく、名詞、動詞、形容詞などを、一動作であらわすのが基本とのこと。複雑な抽象的な討論の内容をどうやって表現しているのかと不思議に思いました。

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英語の同時通訳者は約3時間の討論を3人で10分ほどづつ交代しながらやっていましが今日の手話通訳者は2名で、レシーバーをつけて10〜15分の話の区切りのよいところで交代していました。そしてよく見ていると、手話通訳者のほぼ正面で前から4列目のところにうなずいて聞いている若い女性がいました。時々手話も入れて反応しています。この人以外には手話に反応している人が見られなかったので、この一人の人のために2人の通訳が活動していると分かりました。日本も福祉には力を入れているのだなと、心底嬉しくなりました。後輩で、手話通訳の大ベテランがいるのですが、高度な内容の通訳が出来る人は限られているのでもっとたくさんの人がこの分野で活躍してほしいと言っていたのを思い出しました。福祉分野で活動している人の姿は自我を捨てて、相手の役に立つことだけを一生懸命やっていて、いつも美しく、崇高で、輝いて見えます。”For others!” (人のために!)をまさしく地で行っているような人が多い、と感じました。

(徳重 富士子)

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