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春うらら 東北ツアー(5の2)

2007-05-08 00:04:19

          (在米数十年のシニア日系人ツアー)
         〜赤湯温泉・外国人にとっての和風旅館編〜



Takinami.jpg

南陽市に入ってしばらく行くと普通の地方都市の街中に突然タイムスリップでもしたかのように300年も昔の農家風の建物が忽然と現れました。赤湯温泉の「いきかえりの宿 瀧波」です。(http://www.takinami.co.jp/shisetsu/index.htm)ここが今夜の宿です。

この純和風旅館は300年ほど昔の飯豊(いいで)連峰のふもとの豪農で大庄屋だった民家を移築し、内装を旅館風に改装したものとのこと、いやあ、なかなか立派なものです。ガイドは洋室でしたがお客様のお部屋を見せていただいたら15畳ほどの大きなお部屋に控えの間つき、もちろんプライベートバスもあります。ご夫婦ならまだいいのですが、お一人参加の5人の女性はそれぞれこの大きなお部屋に一組のお布団を敷いてもらってお休みになられるわけです。日本人だったら、4人は一緒に泊まるでしょうね。宿としてもこのような使い方では採算が取れないでしょうし、お客様側としても割高になるでしょう。
外国人のお客様は日本の旅館に泊まりたいと希望なさる方が多いのですが、素泊まりはまずありえなくて必ず夕食と朝食付き、しかも高級旅館ほど食べきれない量のご馳走が出て困ることが多いのです。和風旅館にご案内すると大変喜ばれますが、コメントとしては「とても素敵だ、でもご馳走が多すぎる。」といわれます。値段も高いといわれます。とことん日本文化になじんでいたり、大好きだったりの外国人はまったく問題ありませんが、普通に日本文化にあこがれて来日する外国人にとっては、こんな文化の違いはバリアとは言いませんが、もう少し泊まりやすい工夫が出来るといいなと、いつも思います。京都の超高級旅館は最近素泊まりも受け入れるようになったとも聞きました。ただ、この赤湯あたりでは、あまり外に出て食事も出来ないでしょうから、メニューに一工夫してもらうといいのかもしれませんね。そしてお客様側も日本旅館は2〜3人くらいの人たちと相部屋でも平気な気持ちになってくれると値段も少しはこなれてくるでしょう。

朝6時半ごろ、お客様のMさんから電話。体調が思わしくないので朝食は失礼するとの連絡をもらいびっくりして添乗員のSさんと共にMさんの部屋へ駆けつけました。夕食もほとんどたべられなかったし、一晩中、体中倦怠感があって休めなかったといわれます。熱はありません。とりあえず、宿におかゆと果物をお部屋に運んでもらうよう手配しました。他のお客様の朝食のこともあるので、9時の出発前にお迎えにくることにして朝食会場へ。


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この宿独特の大きな特色があります。朝ごはんです。毎朝、365日、大広間で宿泊客の目の前でおもちをつき、つきたてのおもちを納豆、お雑煮、ずんだ、からみなど好きな味で食べさせてくれるのです。おもちがいやな人は普通の朝食もおかゆもあるとのこと。宿のオーナーの名司会で、おもちつき大会の始まりです。せいろで蒸かしたもち米を4人の人がつき始め、かなりつきあがりかけてきたとき、お客さんの中の希望者にも杵をもたせて、ついてもらいます。

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私のお客様達もつかせてもらって大喜びしていました。つきあがったおもちを手際よく丸め、お客さんの希望にあわせて好きなだけ食べさせてくれます。私は、大好きなお雑煮をお代わりして頂きました。お正月以外でお雑煮を食べるのは珍しい。あと、からみもち、ずんだもちなど、朝から恐ろしいほどの食欲でした。ああ、おいしかった!

そうです。そんなのんきなことをしていられません。Mさんはバスの移動中は横になっていたいとのことなので宿のご好意に甘えて枕と毛布を借りました。お客様の荷物のチェックやら、バスへの載せ込みやらで瞬く間に9時の出発時間になりました。Mさんの顔色は冴えません。どうぞ、大事になりませんように。

大変ご親切な宿のオーナーや女将に見送られながら赤湯を出発。次の目的地は仙台です。
移動中のバスの中では、Mさんには、最後部の座席に横になってもらいました。お昼過ぎには松島に着きますので、松島の病院を調べてお連れしましょう。(続く)

(徳重 富士子)

<ご参考>
いきかえりの宿 瀧波
〒999-2211  山形県南陽市赤湯3005 
TEL:0238-43-6111 FAX:0238-43-2601

(http://www.takinami.co.jp/shisetsu/index.htm)

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http://secondleague.net/user/008/008/cwtb.cgi/586

Posted by fuji at 2007-05-14 21:34:39

大平洋 さま
日本旅館の雰囲気は旅の楽しみの一つですが、あの量は本当に何とかしてほしいですね。もったいなくてなんだか罰が当たりそうです。

Posted by 太平 洋 at 2007-05-14 18:03:00

宿やの食事に関して量の問題は本当に問題ですね。
特に年になるととても頂けません。半分とか、少しとか注文できるといいですね。

Posted by fuji at 2007-05-09 20:59:29

カラスの女房さま
コメントを有難うございます。日本旅館の夕食に同じ思いの方がいてくださると知って嬉しいです。上げ膳据え膳は家庭の主婦にとって旅行の最大の魅力のひとつですし、日常から離れた非日常をつくづく楽しめる大きな要素ですよね。でも、これからシニアたちの旅行人口が益々増えると食事のボリュームというのも大きなテーマになる気がします。おっしゃる通り、その意味で自分の好みで選べるホテルの食事は本当に楽ですね。時代が変わって消費動向も変わっていく中で、旅館でも昔と同じままの形態の夕食はそろそろ考え直されるときかもしれません。

Posted by カラスの女房 at 2007-05-09 03:44:53

「いきかえりの宿 瀧波」は素晴らしいですね。一度行ってみたい。でもホント、歳をとると宿の夕食は量が多いのが苦痛になりますね。私も3年前に房総半島のとある旅館に夫婦で泊まりましたが、その夕食時「もうこれから夫婦で旅をするときは素泊まりの宿にしよう」と思ったものです。その後、鳥羽にあるホテル(確か、鳥羽グランドホテルだったと思います)に泊まりました。ホテル形式なので、食事は館内の和食か洋食か中華のレストランを選んで入るのです。和食のレストランに入りました。ちょうど食べきれる量で、ゆったりと、(高級な雰囲気だったので)心持緊張して食事をしました。その、少し緊張して食事を取るということも大切だと感じました。日本旅館のテレビつきお座敷の部屋での食事だと家庭の延長みたいですから。

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