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女優藤村志保さんのボランティア

2007-07-05 02:12:26

映画、テレビ、舞台でと大活躍の女優藤村志保さんは、その忙しい日程の中でも社会貢献をとボランティア活動を熱心に行っています。

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認知症患者向けの絵本『わたし大好き』(リディア・バーディック作、みらいなな訳、童話屋刊)の読み聞かせと子供への絵本の読み聞かせを行っています。『わたし大好き』はアメリカ人の女性心理学者が認知症になった自分の母親のために書いた本で、『葉っぱのフレディ』の翻訳者みらいななさんが翻訳したものです。

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A Two Lap Book 「ひざを寄せて読む絵本」との副題のついた『わたし大好き』を読むときには相手の隣に座ってひざをつけてスキンシップをしながら読むことが大切と志保さんは言います。実際に志保さんが病院でひざをくっつけて読み聞かせをしてみるとすっかり心を閉ざして何ヶ月もの間誰とも口を利かなかったおばあさんが、心を開いて反応し口を利いて看護師さんたちを驚かせたという経験があるそうです。

一方、子供たち向けの朗読でも、ただ読み聞かせに終わるのでなく子供たちとのふれあいをもとても大切にしています。

もう一つのボランティアはお母さんたちにもっと子守唄を歌ってほしいと子守唄の伝承と普及をしている『日本子守唄協会』(代表 西舘好子さん)の活動に参加協力しています。(『のんびる』6月号22ページに掲載、6月2日の当ブログでも取り上げました。)「子守唄はお母さんが子供の幸せを祈って歌ういのちの賛歌なのです。人は誰でも子守唄を聞くとき、胸がキューンとなるようななんともいえない気持ちになるでしょう?子守唄にはお母さんに抱きしめられておっぱいを飲ませてもらったあのスキンシップを伝える何かがあるのです。もっともっとこのスキンシップがあってもいいのよね。」と志保さんは言うのです。

こんなことを考えながら、藤村志保さんは読み聞かせと子守唄の普及活動のボランティアを一生懸命にやっています。

そして幸運にも、志保さんの実際のボランティア活動の現場を見せていただく機会に恵まれました。それはそれは心温まるものでしたので、是非ご報告したいと思います。
志保さんは求められれば時間の許す限り、どこへでも出かけていってボランティア活動をします。本屋さんのコーナーだったり、町の小さな図書館だったり、お寺の境内やお堂であったり・・・。今回はカトリック教会の日曜学校の子供たちのための朗読会でした。朝のミサが終わった後、子供たちだけでなく父兄も、ミサに来た老若男女の希望者がみんな集まって100人近くになっていたでしょうか。

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いつも着物姿の美しい志保さん、今日は梅雨の季節にあわせて、絽の着物に手書きの紫陽花がひときわみずみずしい帯で登場です。すらりと細身の志保さんが、舞台やテレビで聞くあの温かい張りのある声で『葉っぱのフレディ いのちの旅』(レオ・バスカーリア作、未来なな訳、童話屋刊)を読み始めました。

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最前列に陣取った子供たちは志保さんをジーッとみつめて耳を澄ましています。

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葉っぱのフレディの一生を通して、わたしたちはどこから来てどこへ行くのだろう。生きるとはどういうことだろう、死とは何だろう。こんなことを問いかけているこの絵本の内容が志保さんのあの柔らかい口調で語られていきます。志保さんはいつの間にか壇上から降りて子供たちの座っているところまで寄ってきて読み聞かせています。日曜学校の子供なので小学生がほとんどですが、みんな身じろぎもせずに聞き入ってます。幼稚園に入る前くらいの子供たちも内容は難しかったでしょうがみんなおとなしくじっと聞いています。葉っぱのフレディは若葉だった春から成長し、立派な葉っぱになった夏が過ぎ、秋も過ぎ、冬になって色あせ枯れてきたときに”いのち”は永遠に生きているのだと知って、恐れることなくふわふわとした雪の上に降り立って眠りにつくところまで来ると会場はシーンとなりました。

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お母さんたちやおじいさん、おばあさんたちもみんな涙ぐんでいました。勿論本の内容の良さ、訳の良さはありますが、女優さんというのは本当に表現力が豊かなので、人の心に訴える力を持っています。志保さんの朗読はみんなの心にしみこんで、訴えかけていました。

第二部は子守唄の部です。「四年前に母を看取ったとき、年老いた母が子供のように『お母さんのところへ行きたい』というのを聞きました。その後子守唄の活動をし始めて、子守唄が時には親守り唄にもなると気付かされました。姑が亡くなるときには子守唄のCDをかけてあげたらとても安らかな顔つきになったのです。」と子供たちだけでなく親とのスキンシップの大切さをも志保さんは語ります。

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教会のメンバーで音楽の先生でもある鈴木陽子さんが本庄加南江さんの伴奏で『江戸の子守唄』『中国地方の子守唄』『ねむの木の子守唄』を歌ってくれました。鈴木さんの声もまた温かく人の心を包んでくれます。最後に全員合唱で『ゆりかごの歌』をうたいました。みんなで歌っている間、志保さんは会場の小さな子供たちの席を回って子供たちの隣にぴたっと座って顔を見つめあいながら歌っていました。

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まさしくスキンシップを実践していました。志保さん、立派です!!
志保さんの心優しさ、温かさ、気さくさに会場に居合わせた人たちはみんなとりこになりました。

子供たちから花束が贈呈され、終わったときにはしばらく拍手がやみませんでした。子供も大人もみんなみんな、心の中に温かい贈り物をもらって帰って行きました。

藤村志保さん、本当に有難うございました!これからもご活躍くださいね。

(徳重 富士子)

この記事のURLコメント(6)

Posted by 徳重 富士子 at 2007-08-14 10:40:54

本空学子さま
藤村さんの朗読会にご出席いただきましてありがとうございました。藤村さんの朗読に居合わせた大人も子供もみんなとても心揺り動かされ、忙しい藤村さんを煩わせはしましたが、開催できて本当によかったと思います。皆様のご協力にも感謝です。

Posted by 本空学子 at 2007-08-13 22:52:43

私もこの会に参加する幸運をえました。はっぱのフレデイは、一時とても読まれてそのとき読んだのですが、今度はとても感激しました。藤村さんの力量はたいしたもので、まず声が通ってよく心に響きました。手振り、身振りも子供の顔を覗き込んで、話されるところもすばらしいでした。良い企画を有難うございました。

Posted by 徳重 富士子 at 2007-07-09 16:15:46

菊地 真紀子 さま
ブログをお読みくださいまして有難うございました。そですね、私はあまりよく考えないうちに走ってしまう傾向があります。年甲斐もなく!猪年でないのにまさしく『猪突猛進』です。今回のようにそれが成功につながればいいのですが、時には失敗します。がむしゃらに走りすぎないよう、時々ブレーキをかけてくださいね。

Posted by 菊地 真紀子 at 2007-07-09 08:02:12

塚田さんよりご紹介を受けて、ブログ拝読させていただきました。いつも徳重さんの「自ら進んで行動する」姿に感銘を受けております。「口で言う前に、動いて実践する」。藤村志保さんにおいで頂けたのも、その行動力の賜物です。子供からお年寄りまで様々な世代が同じ空気、同じ思いを共有することができました。貴重な時間を過ごすことができました。徳重さんの生き方を見習わせて頂きたいと思います。これからも是非色々ご指導ください。よろしくお願いいたします。

Posted by 徳重 富士子 at 2007-07-08 22:25:18

塚田さま
コメントを有難うございました。ほんと、『葉っぱのフレディ』が藤村志保さんの朗読ではあらたに甦ってくれましたね。本て、眼で読むのも楽しいですがあんなふうな上手な朗読では私の貧しい想像力では思い描けなかったものを与えてもらえるものなのだとつくづく感じました。本に書かれている言葉が一言一言いのちを得たように生きて響いてくるのですもの。子供だけでなく大人たちもみんな心にずっしりと響いて、涙が出たという方が多かったのもうなずけます。本当に良かったです。

Posted by 塚田ゆきこ at 2007-07-08 20:35:40

素敵な一日を過ごすことが出来ました。
この本はずいぶん前に読みましたが藤村さんの朗読を聞いて初めて聞いた話のように思えるほど新鮮なものでした。
葉っぱのフレディ達は彼らの人生である四季をいかに精一杯生きたか。
自分達も精一杯楽しみ、そして周りの人達に精一杯の幸せを送り四季を過ごします。
そして冬が来て枝から離れる時、これは死を意味します。
しかしフレディは雪の上に落ち、春が来て雪解けと共に土に返り木が育つための大きな力となる。
そして命をつなぐ役目を終えるのです。

人間の人生も同じ。
フレディにとっての四季と同じように様々な人生を生きています。
自分の為、人の為に精一杯に生き、そして命をつないでいく。
そしてフレディの言葉にもあるように、自分が生きてきたことがどれだけ意味があるものなのかを知るんですね。
10歳の娘も初めてフレディに会えたかのように一生懸命に聞いていました。
藤村さんの朗読は耳に届くだけでなく、心に届きました。
こんな素敵な機会を与えて頂いたことに心から感謝です。

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