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第92回世界エスペラント大会

2007-08-12 00:41:25

      ― 世界共通語エスペラント ―

8/4〜8/11の期間世界エスペラント大会が横浜のパシフィコで開かれました。第一次世界大戦と第二次世界大戦のときを除いて毎年開催され、ことしは92回目、日本では1965年以来二回目です。

ご承知のようにエスペラントはポーランドのザメンホフが考案した人工の国際語です。ザメンホフは異なる文化や言語を持つ人々が互いに対等な立場で共通の言語を使うことで国際平和に寄与しようという考えから創りました。現在エスペランティスト(支持者)は世界に約百万人ほどいるそうです。ロマン語系の語彙を中心としているので単語だけを聞いているとスペイン語やイタリヤ語に似た音があります。

今回の世界大会には2000人の人が参加しました。会議だの分科会だのと皆忙しいスケジュールをこなしていましたが、中日の8日だけはフリーデーで、富士山、東京、鎌倉、箱根などの日帰りオプショナルツアーが企画され、何台口もの大型バスが出ました。ツアーはすべてエスペラント語で行われました。ただし、エスペラントの通訳さんはガイディングに慣れていないので、私たち通訳ガイドが一台に一人添乗してお手伝いしました。うっかり英語をしゃべりそうになってしまいましたが、基本的にはエスペラントと日本語だけといわれました。


Esperanto.jpg


私は箱根ツアーのバスに乗りました。お客様はさまざまな国籍の人がいましたが、ドイツ、フランス、ベルギー、クロアチヤなどのヨーロッパの人が最も多く、今回はアジア開催ということで、中国、韓国、インドなどの人々も目立ちました。バスの中で40人あまりの人々が国籍が異なるのに皆共通の言語、しかも世界で大勢を占めている英語などではない言語を話している姿には感動しました。これこそザメンホフが望んでいた「異なる文化や言語を持つ人々が互いに対等な立場で共通の言語を使うことで国際平和に寄与しよう」という理想を体現していると思いました。

私はエスペラントを学んだことがないので、せめて挨拶などの簡単な表現だけでもと思い、日本人のエスペランティストに教えてもらってしゃべると、みんな嬉しそうにしてくれるのですが、分かると思ってべらべら話しかけられるのには困りました。バベルの塔以来人類はそれぞれが勝手な言語で話してお互いの気持ちが通じなくなって争いや戦争が起こることになったのですね。言葉が通じるということは、人の心を通じ合わせる大切なポイントなのだと改めて感じました。

でも、朝から夕方まで箱根を一周して一緒に動いているうちに、こちらが誠意を尽くせば気心が通じるということも発見しました。帰りのバスの中では、マイクをまわしてそれぞれのお国の歌をエスペラントで歌ってくれたとき、私も知っているメロディーは一緒に日本語で歌ってみんなで楽しみました。降りしなには「ダンコン(有難う)、ダンコン!」とお互いに言って和やかにお別れしました。

ザメンホフが理想の言語としたエスペラントはまだ、政治やビジネスの世界では力がありません。これからも力を得ていくのは難しいでしょう。でも、言葉が通じなくても、誠意を尽くし真心を尽くせば人の心の垣根は取り除けるのではないかしらというのが今回のツアーの収穫でした。

(徳重 富士子)

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http://secondleague.net/user/008/008/cwtb.cgi/729

Posted by fuji at 2007-08-17 14:42:15

yukiko-sama
「夕凪の街 桜の国」の映画はとてもいいそうですね。藤村志保さん自身もそういってらっしゃいましたし、近じかみたいと思っています。うちの長男の嫁が、やはり見てきて「志保さんはすごい存在感、やっぱり名女優だわ。」と感激しています。原作が漫画だそうで、びっくりしました。

Posted by yukiko at 2007-08-15 22:58:54

先ほどのコメントに書き忘れてしまったことを一言。今日、娘と一緒に「夕凪の街 桜の国」の映画を観てきました。藤村さんも出演なさっていらっしゃいました。とてもとても大きなメッセージのある素晴らしい映画でした。

Posted by yukiko at 2007-08-15 22:35:59

以前にエスペラントについて聞いたことはありましたが、実際にエスペラントに触れている方がこんなに近くにいらした事に驚きでした。
確かにエスペラントが広く使われる事は難しいのかもしれませんね。でも何かの手段を使い多くの人と触れ合いたいという思いを持って行動に移せることが何より素敵なことに思えます。

Posted by fiji at 2007-08-14 14:05:57

事葉譜詩義さま
意思の疎通のためのもっとも便利な手段は言葉であるとは思いますが、心の伴わない言葉は結局は正しい伝わり方をしないと思います。『口先三寸』など『口先・・・』というのは悪い意味しかありませんものね。やはり、心がとても大切と感じています。

Posted by 事葉譜詩義 at 2007-08-13 23:16:55

子供のころエスペラントを面白そうとは思いましたが、やろうとは思いませんでしたが、やっていれば今ごろペラペラのはず。言葉の不思議さに、もっと人生は面白かったに違いありません。が、日本語でも意思疎通の難しさを感じている今日この頃バリアーをなくするのは、心で、言語ではないかもしれません。ボデイーラングエッヂと心があれば通じるのではないでしょうか

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