われらが「のんびる」編集統括藤井将氏は、知る人ぞ知る玄人はだしの写真家です。特にこの数年来、中東を中心としたこどもたちの写真を撮り続けています。先日藤井氏の写真展にリポーター仲間のSさんとご一緒しました。前回のテーマは「ムスリムのこどもたち」で、子供たちの美しくきらきらと光る瞳に圧倒されましたが、今回もまたあの懐かしい目に会うことが出来ました。
今回の会場は新宿駅ルミネ・エストB1のスタンド式カフェショップ「Berg(ベルク)」です。新宿らしいにぎやかな地下の一角のお店で、藤井さんによると、迫川尚子さんという女性写真家の方がオーナーをしていらっしゃるそうです。(http://www.artatcom.com/gazer/hibakari.htm)
今回もテーマは「チルドレン」。藤井さんは「2004から2007にかけて歩いたスリランカ、イラン、トルコ、シリア、レバノンの子どもたちのレポートです。」といってらっしゃいます。
藤井さんが鏡の中から自己紹介しています。いかにも藤井さんらしいやり方で。
作品20点がコーヒーショップの壁を飾っていました。こぶりな木製の素朴な洗濯ばさみに写真がつるされてます。その何気なさがなんともいい雰囲気です。
カウンターの向こうで忙しく立ち働くスタッフ。
来ているお客さんもコーヒーや職人さんが作ったハムだのパンだのを黙々と飲んだり食べたりしています。ほとんどの人が一人で来ています。そして何気なく藤井さんの写真を見ているのです。私たちのようにぺちゃくちゃおしゃべりをしてわざわざ作品を見に来ましたといわんばかりなのはちょっとばかり場違いの雰囲気です。こんな作品の鑑賞の仕方もあるのだと知りました。
この写真の波と光の美しさに感動しました。是非実物を見ていただきたいです。
母親に手を引かれてモスクに入るこどもの後姿はすでに敬虔なイスラム教徒を見せています。
ティッシュー売りの少年のちょっともの悲しげな微笑みに惹かれました。
写真の中のこどもたちは、変わることなくあの美しい目で私たちを見ています。とても幸せそうな笑顔もあります。ちょっと憂いを含んだ微笑みもあります。日本ではあまり馴染みのない中東の子供たちの表情ですが世界中どこへ行っても出会える純粋で無垢なこどもの笑顔です。このこどもたちの笑顔を絶やさないように、おとなは争いなんかやめなくてはと心底思います。みんなみんな幸せでいてほしいと藤井さんの写真は無言で訴えていました。平和は何物にも変えがたい大切なものと訴えかけていました。
(徳重 富士子)
藤井将氏写真展
■開催期間■
9月1日(土)〜9月30日(日)
■ 開催場所■
ビア&カフェ BERG (ベルク) 7:00〜23:00 東京都新宿区3-38-1 ルミネエスト(旧MYCITY) B1
(JR新宿駅東口から徒歩15秒)