大学卒業後すぐに結婚。男の子三人の子育て中は家で私塾を開き英語を教えた。子育てが一段落した17年前、英語通訳ガイドの免許を取得。職業人としては遅い出発を、夫をはじめ家族が理解してくれて仕事の幅もガイドだけでなくJICAの研修監理や逐次通訳などまで広げてきた。ガイドには定年がないので、知力・体力が続く間はがんばりたいと思う。
二年前によき理解者だった夫を膵臓癌で亡くした。長男・次男は結婚していて、孫は全部で5人。孫たちに英語を教えて、はっぱをかけて楽しんでいる。まだ独身の三男と同居。都内在住。
老後をいかに生きるかは、まさに自分に与えられた課題である。しかも、もう目の前に迫ってきている。高齢になれば思うように身体を動かせなくなることもあろう。それでも人生を楽しむには出来るだけバリアを取り除きたい。生きとし生けるものすべてこの世に生ある限り与えられた時間を楽しむ権利があるのだから。物理的・身体的な面だけでなく精神的にもバリアのない状況が大切と思う。こんなことを真剣に考えながら、悔いのない有意義な時間を過ごしたいというのが私の願いである。
(徳重 富士子)