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できる範囲で地域貢献、が続けるコツ

2007-12-25 09:18:47

【「思い」を貫き通し、立ち上がったコミュニティビジネス】
NPO法人杉並アヤックスサッカークラブは、現在自分たちが使う井草森公園運動場の芝生管理を杉並区から全面受託しています。
所属する小学生から高校生までのクラブ員や地域の利用者のために、芝生のグラウンドを自分たちで管理しようと、ど素人だったコーチたちが芝生のことを学び、小さな実績を少しずつ積み重ね、区を説得し、管理業務を請け負うためにNPO法人も取得。

それまでの苦闘の4年間の苦労《起業の経緯については『のんびる』リポーター田中さんのブログで紹介》がようやく実り、200年から運動場の管理を全面受託するコミュニティビジネスが始まりました。
業者が管理していた頃は、年間ほとんど使用できなかったグラウンドを、現在は農薬も使わず、養生のため2カ月間の休場以外、週3日使用することができるようになりました。(財)日本サッカー協会・川淵三郎キャプテンが、その管理法を見学に訪れるほど手入れされた芝生です。

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【農薬を使わず手入れされた芝生のグラウンド】

【自分のできる範囲で、が続けるコツ】
現在、このクラブで芝生の手入れを担当している一人、深沢智美さんをご紹介します。

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【爽やかで、いかにもスポーツ好きという印象の深沢智美さん】



彼女がこの仕事を始めたのは、今から1年半前。
その頃も引き続き奮闘していたサッカークラブの理事さんたちから、芝生の管理に人手が足りないと聞いて、子ども二人がこのサッカークラブにお世話になっているので、「自分にも何かお手伝いできないか」と申し出たそうです。まわりにボランティアなどをしている人もけっこういたので、それは、彼女にとって特別勇気のいることではなかったそうだ。
「仕事をしたいと思ったわけではなく自分の大事な趣味(バレーボール)ができて、サッカークラブのお手伝いもできたらなぁと、思っただけです。地域への貢献も、私は自分の生活を変えてまでしようとは思いません。
だから、お手伝いを申し出たときは、自分の関われる範囲(週何日、何時間など)をはっきりと伝えたことが、今思うとよかったですね」私はこれならできます、と自分のできる範囲を自ら発信することは、地域参加のハードルも下げるし、続けやすい方法ですね。

【楽しくて、地域の役にも立てて、幸せです!】
現在はアルバイトという就業形態。毎週月曜日と金曜日の午前中、芝刈りをしたり、肥料を撒いたり、散水したりが主な仕事。
「芝の手入れは見ていたので想像はついたのですが、思ったより重労働ですね」と深沢さん。真夏は長袖着て帽子かぶって誰だか分からない姿。真冬は寒さと風よけに、ビニールのゴミ袋を体に巻き付けて。ちょっと人には見せられない格好です」

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【落ち葉の季節はスポーツトラクタで落ち葉を吸い込み集めます。
落ち葉の下になると、それだけで、そこの芝生が傷んで
しまうからだそうです】



子どもたちが土のグラウンドではしないような思い切ったプレーを、ここでやってくれると「芝生を手入れしていてよかったぁって。こんな裏方の立場で地域貢献しているんだなぁってつくづく思う。だからこの仕事は、体がもつ限り続けたいです」。

新宿から20分ほどという都会なのに夏の朝、散水するとどこかからわぁっとチョウチョがたくさん集まってきて水を飲んだり、セキレイやバッタが飛んできたりと、この街の自然の豊かさにもおかげで気付くことができたそうです。

「やっていて楽しいこと、自分が地域の人の役に立ち、それが仕事になってるなんて、幸せですね」と語る笑顔が輝いていました。
(吉田和子)

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