しつこいようですが、またまたオープンガーデンの話題です。
実は、わが家のそばに最近(と思っていたら2年前だそうです)引っ越されて来たお宅があり、小さな山野草の鉢をたくさん持っていらっしゃるんです。
塀のほんの少しの隙間にもビッシリと並べてあって、前々からちょっと興味があったんですが、改めて玄関を見ると、ベルとともにこんな表示が。

「春の芽出しや 初めてつぼみを付けた時の感激。横から可愛い枝苗が出て来た時などうれしい感動を、見ているだけで疲れを癒してくれます。
庭の中にはたくさんの緑をそれぞれが好む場所で育てています。
時間のある方、どうぞゆっくりご覧下さい。
縁側でお茶でも頂きながら……。見るだけも大歓迎。
そして、その左下には、湯気の立つお茶のかわいらしいイラストと、「どうぞ」という文字が。
迷わず「ピンポ〜ン」してしまいました。
ほどなく玄関から現れたのは、優しげなご婦人、菅野洋子さんです。
これからお客様を迎えるところで、お掃除中という最中でしたが、快くお庭を見せてくださいました。写真は勘弁してということで、ご本人をこちらでご紹介できないのが残念です。
玄関の表示の件をたずねると、「関西からこちらへ引っ越して来て、まだお友達もそういないし、お花の好きな方と知り合いになれたらと思ってね」とそのきっかけを話してくださいました。
小平市のオープンガーデンという活動はご存知ではないそうです。
「一人展示会やってるんですよ」と庭に面したお部屋の窓を一杯に開き、飾られている花々。
たくさんの人に見ていただかないともったいないほどです。それに、これらを育て、管理するノウハウをご自分の楽しみだけでは、ほんとうにもったいない!と思ってしまいます。
「何人もの前で教室みたいにして教えるのは、荷が重くてやる気はないんです。でも個人的に育て方とか、どうしたらいいのとかの質問には答えられますよ」と言ってくださいます。
「山野草は、1年間丹誠込めてやっと咲いても開花は1〜2日という花も少なくないんです。だからこその楽しみですけどね。1週間で庭にある花がガラッと入れ替わるので、またぜひ寄ってください」と言ってくださいました。
私が勝手にお花を見たり、写真を撮っている間、お掃除を続けていらっしゃって、ときどき思い出したようにそんな話をされます。
いずれは、希望される方に山野草を分けられたらいいなとも考えていらっしゃるそうです。
また、ぜひ見せていただきたいと思うほど、菅野さんのやわらかい物腰と、自然体の雰囲気がとても素敵でした。
市のオープンガーデンのボランティアとして登録しなくても、こんなふうに個人で周りの人にアピールして、好きなことや趣味を通じて地域の人とつながろうと、きっかけ作りを自分からするなんて、素敵なアイデアですよね。
お花だけでなく、例えば手作り洋服や小物作りが得意な方、絵を描くことが好きな方、お習字が得意な方なども真似ができそうなアイデアですね。
(吉田和子)