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農体験をしたい方、集まれ〜っ!(『のんびる』9月号取材より)

2008-09-20 10:42:41

農体験で、さわやかな汗とストレスを流そう!(『のんびる』9月号取材より)

都心から1時間ほど、埼玉県所沢市の郊外にある、関谷農園では農作業ボランティアを募集しています(月〜土)。
野菜づくりに少しでも関心がある方には、農作業ボランティアがまさに体験にはぴったり。採れたて野菜のお土産があるのも魅力的ですね。


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所沢駅周辺を北東に向かって少し走ると、賑やかな町並みが途絶え、急に広々とした空と畑が広がり、太い街道から細い道を少し入ったところに関谷農園があります。
畑の広さは6ヘクタール、つまり6万平米、つまり1万8千坪! 取材当日は雨だったのもあって、畑の端に立つと、お隣との境目がかすんで見えるほどです。

この農園では、農薬・化学肥料を半分に減らす特別栽培で年間25種ほどの野菜を栽培。さらに畑の一部では、自然農法にも挑戦しています。それは、無農薬はもちろん、この畑で採れた物だけからつくった堆肥だけを使うという徹底ぶりです。

「鶏フン、牛フンとかは、何を食べて育った家畜のものかわからないので、使いません。この畑で採れたものを循環させていけば、より確かなものを皆さんにお届けできますからね」と関谷和博さん。この農園の9代目。若い農業従事者の言葉は、頼もしいです。

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「自然農法の野菜って、苗ごとに個性が出てきます。だから、育ち方は、きちんと一定の長さとかにはそろいません。でも、強く元気に育ち、素朴な味の野菜になりますね」

一方、関谷農園では、ボランティアや農業研修者の受け入れにも積極的です。こちらで農業を学び、退職後に自分で農業を始めた人もいるそうです。
「農業は3Kの辛い仕事ではなく、新3Kだと思います。つまり、環境に優しい、健康的、心が癒される、です。

9月は、人参・里芋・ごぼうなど根菜類の収穫、間引き作業、草取り、種まきと、あらゆる作業が経験できる時期。少し教えれば、皆さんすぐできるし、重労働でもないので、初心者の女性でも十分できます。自然農法についても興味があれば、お話ししますよ」と和博さん。

富士山が見える広い広い畑で働いた人たちは「農作業って楽しい」と、口々に言うそうです。私も農作業を楽しんでいますが、何がいいのかなって思うと、広い畑にいること、そして土に触れることが何よりの心地よさなんだと思います。汗がかけるようになったことも、嬉しいできごとです。

さわやかな汗とたまったストレスを流しに、一度行きませんか。

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* 申込について
ボランティアがただ今殺到しているそうです。個人の場合は、2〜3日前までに、団体の場合は、1カ月以上前に事務局宛にお願いします。
詳しくは関谷農園HPへ

(吉田和子)

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私たちの地域に暮らす難民へ、暖かいまなざしをおくろう

2008-09-14 14:53:18

難民も同じ地域の仲間

前回のブログでご紹介した「難民の人々に故郷の料理を教わろう」を企画したのは、東京都多摩地区在住のフリーライター、通称Yaoyaoさん。難民支援ボランティアをされています。企画したきっかけや思いについて、お話しをうかがいました。

少し硬い話題ですが、おつき合いくださいね。

《Yaoyaoさんが難民の方と出合ったきっかけは?》

紛争や迫害などで国を逃れた難民を、手弁当で支援している弁護士さんを取材したことでした。
「難民の方が、こんな身近にいるんだ!」と、私も初めは驚きました。
日本にいる多くの難民が、難民認定を受けられないまま、毎月決められた仮放免の更新の手続きに、収容場(関東では、品川や牛久)に出向きます。

仮放免の更新が無事に通ればまだいいのですが、パスしなければその場でいきなり数年間拘留されたり、ときには強制送還されることも。そうなれば、命はないも同然。

今回は大丈夫だったけど、次回はどうなるかわからないという常に不安な状況。出頭日の数日前から眠れなくなるという人や、不安が嵩じて精神的に不安定になってしまう人もいます。

《具体的にはどんな支援を?》

私たち難民支援ボランティアは、そんな不安な思いを抱える方たちの出頭に付き添ったり、家を訪ねたり、招いてあげたり、話しを聞いてあげたりしています。
私は支援団体などの組織に属しているわけではありません。ただ、同じような活動をしている者同士で、ヨコのつながりは自然にできていますね。

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《なぜ、難民支援をすることに?》

取材して記事を書くジャーナリズムの世界で仕事をしていたのに、そんな世界ですら、なんか風通しが悪いなという思いがずっとありました。価値観の違う人や、はみ出た人を阻害するような、そんな息苦しさに違和感を持っていました。

阻害された難民は、まさにその象徴。彼らとの壁をとっぱらい、いろんな人や多様な人を受け入れたほうが社会としてはおもしろいし、自由で楽なんじゃないかと私は思うんです。彼らと関わることで、そんな思いを少しでも実現させてもらっているのだと思います。


《難民の方々との料理教室を企画した経緯は?》

難民支援をしていくうちに、難民のおかれた現状を何とか社会に伝えたいと、写真月刊誌「DAYS JAPAN」の2005年2月号に記事を書きました。

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当時、3〜4万人ほどを受け入れるヨーロッパの国もあるのに比べ、日本での受け入れ(認定)は20〜30人でした。難民不認定となったクルド難民の2家族が身の危険を顧みず、訴訟を起こしたことを記事で紹介し、いかに日本は難民にとって冷たい国かを書きました。

でも、発表された自分の記事を見て、なんか紋切り型で、自分でも暗さばかりがクローズアップされた感じ。難民の人たちを応援したいけど、自分が楽しくない。可哀想な彼らを救おうと、私はただ言いたかったんじゃないと、気付いたんです。

苦しいことをアピールするだけではなくて、違う国の人たちの暮らしや文化、生活など彼ら難民がいることで、私たち日本人も楽しいとかおもしろいとか刺激を受ける、そんなプラスの面を伝えたいんだってわかりました。

《料理を通して彼らを知ってもらいたい》

本当は難民の人たちの故郷の料理について、雑誌か何かで伝えたいと思っていました。それを仕事で知り合った人に話したら、「じゃ、とりあえず料理教室の形でやってみたら」と勧められて、それで実現しました。

お料理って、例えばイランの人の場合、茄子を日本ではそういう組み合わせでは調理しないなというような、驚きがあったりします。
そんなふうに私自身、難民の人たちと接することで新しいことを発見したり、今まで見なかった映画や本を読むようになったりと、これまで味わうことのない体験をします。

奉仕しているだけでなくて、私自身の世界が広がり、与えてもらっているほうが多いと今感じます。
難民の方々と接すると、明日をも知らない状態でよくやっていけるな、こんなに何も無くても暮らしていけるんだと、逆に勇気をもらいます。

《料理教室をして、反響は?》

ふだん出会うことのない料理なので、皆さんとても興味津々。それと、難民の方たちのことを紹介すると、「今まで何も知らなくて申し訳なかった」とか、「難民の人がそばにいるなんて驚いた」とか感想をいただきます。
料理が、彼らの暮らしを手っ取り早く理解できる手段ではないかと思います。

難民の人が、身近にいるの?!と、素朴に驚いている人も、こういう料理教室を経験すれば、ニュースで報道があったときなどに、ミャンマーのシャン族って、あの時一緒に料理を作ったあの人達なのねと、心にひっかかってくれたらうれしいですね。



《現在もまだまだ難民には厳しい国》

偶然にも本日、9月14日(日)付朝日新聞朝刊に、【風穴広がる「難民鎖国」】という記事が載っています。
難民鎖国をしていた日本に風穴が開くと表現されるのは、今まで難民認定審査に長いと2年もかかっていたのが、6カ月を目指すと法務省が名言したこと。さらに、「今年7月、他国の難民キャンプから難民を受け入れる「第三国定住」の導入を決めた」ことが根拠です。「早ければ2010年度にも第一陣が到着する見込み」とあります。

この程度ではあっても、政策的にはわずかに難民受け入れのハードルが下がりつつあるようで、私たちが難民の人たちと接する機会も増えそうです。

他国の人の行動や言動が自分たちと違うと驚くし、もめ事やトラブルの種になったりします。でも、目の前の行動ではなく彼らの文化や生活などの背景を知ることで、受け入れられる幅も広がると思います。

Yaoyaoさんのように、支援ボランティアをして自分自身の世界が広がるという思いを抱くまでには至らなくても、せめて地域に暮らす難民の方たちを快く受け入れられる、心のバリアをフリーにする、そんな気持ちになりたいですね。

NPO法人難民支援協会http://www.refugee.or.jp/のHPでは、難民についての情報を知ることや、募金もできます。

また、以下のサイトで、ショッピング募金ができます。

http://www.ekokoro.jp/
ショップの数も有名デパートや、コンビニエンスストア、スーパーなど30店舗近くあり、こちらのHPから会員登録をして買い物をするだけの違い。どうせ同じ店で同じ物を買うならば、募金も一緒にできる方が、自分も少しいい気分になれます。
プレゼントや本、CDなど多種多様な商品が買えますから、ネットショップをする時には、思い出してくださいね。

(吉田和子)

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日本にいる難民の人々に接したことはありますか?

2008-09-05 16:05:17

【難民の人々に故郷の料理を教わろう】
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私の所属しているメーリングリストに、こんなメールが届きました。
今回は、第2回「ミャンマーの少数民族・シャンの夏向き料理」です。参加しませんか?
というお誘いでした。

メールを読んで、まず最初に
「難民の人々が身近に住んでいるの?!」ととても驚きました。
次に、シャンという少数民族の人ってどんな人たち? 
どんな家庭料理を食べているのかしら? と興味がわき、参加させてもらうことに。場所は、東京都国分寺市立本田公民館でした。

ちなみに、今年の春に行なわれた第1回目は、クルドの人が作るクルド料理をみんなでわいわい作って、大好評だったそうです。で、今回の2回目は、シャンの方たちの代表的な家庭料理3品です。

  ヌーサー(ひき肉味噌のサラダ)
  カオソイタイ(シャンの代表的麺料理)
  パクチョー(甘酸っぱい野菜の煮込みスープ)

1回目にも参加した女性は、「前回もおいしかったです。レストランでエスニック料理を食べることはできるけど、習えるなんて嬉しいですよね」
どんな材料を使い、どんな味の料理ができるんだろう。期待に胸がふくらみます。

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【シャンの人って?】
 シャン族は、ミャンマー、タイ、ラオス、中国などの国境にまたがって暮らす山岳民族です。豆腐や味噌、醤油、漬け物などの発酵食品を食べて、米作りをする農耕民族。まさに日本人の原風景と重なる暮らしぶりです。

 見た目も、ほとんど私たちと変わりません。彼らが暮らしていた故郷、ミャンマーという国は、今年5月初め、最大級のサイクロンが襲い膨大な被害がクローズアップされましたね。この国にはシャン人、カチン人、カレン人など独自の文化を持つ多民族が集まっています。

 アウンサン将軍(スー・チーさんのお父さん)が暗殺されてから今まで60年以上も内乱状態が続き、シャン人のような各少数民族の人々は民族語はもちろん民族教育を一切禁止され、国民としての権利も保障も与えられていない状況です。
 
 「サイクロン級の被害と不幸が、内乱によってこの60年間ずっと続いているのが現状」と在日シャン人文化友好協会の方が語っていました。
 そんな中、軍政府の弾圧を逃れ、安住の地を求めて日本に来た方たち約200名が東京を中心に暮らしています。
 彼らが作る在日シャン人文化友好協会では、お互いの交流だけでなく、母国に残された同民族への支援活動も活発にしています。

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【難民申請等の関係で顔をぼかしてあります】

 彼らにとってこの日本も、賃金差別や難民認定の厳しさから、決して安住の地ではありません。
「健康保険がないので、病気や事故にあったらものすごく大変」と、小さい子どもを持つ夫婦は言います。ふだん、私たちが当たり前と思っている権利や保障もない彼らは、どんなにか不安な毎日だろうと思いました。

 でも、彼らが見せる明るい笑顔と人なつこさから、そんな暗い部分はみじんも感じません。

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【民族衣装姿で、お料理を教えてくれました】

【手早く、おいしい料理が完成】
 上手な日本語とシャン語を使い分けながら、快活に話し、手早く野菜を刻み、炒め、味付けをします。参加した日本人は、ただただ手際の良い彼らの動きに見とれ、元気に圧倒され、ひたすらメモを取るばかり。たちまち3品が出来上がりました。おいしそう!です。
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ヌーサー(ひき肉味噌のサラダ)
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 炒めたひき肉に、レモングラス、パクチー(すごい量!)、レモン汁を入れるので、かなり強烈な味?!かと思いましたが、エスニック風でありながら、意外にあっさりしていて香りもそれほど強くなく、日本人の口にも十分合います。おいしい〜!
一緒に盛られた生野菜に、肉味噌を包んでいただきます。

同じ材料でも、盛りつけ方がこんなに違います。

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カオソイタイ(シャンの代表的麺料理)
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 スープで煮た麺を盛り、その上に炒めた肉や野菜の具を盛りつける麺です。具と麺を混ぜていただきます。つるつると喉ごしのよい麺。鶏ガラでとったスープもとても美味。

パクチョー(甘酸っぱい野菜の煮込みスープ)
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豚バラ肉、黒糖、トマト、小松菜を煮込みます。こちらは、日本の味噌汁のように、家庭で作られる代表的なスープ。夏向きの味でおいしい。

 使うハーブの量の多さに、驚きましたが、それでも、味としては違和感がないのにビックリです。そのおいしさに「今晩、さっそく作ってみます」という参加者も。


食事や、ミャンマーの国の現状についての紹介があったあと、シャンの民族舞踊を見せてくれました。
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【ミャンマーという国がより身近になった】
3品とも、中華料理ほど油っぽくなくて、少しスパイシーだけど、なじみやすく、どれもとても美味しかったです。
シャンの人たちが働くこちらのお店で、シャン料理が食べられます。
ぜひ一度食べてみてください。
高田馬場にある「ノングインレイ」「マイソンカー」

今回、私は始めて難民の人と接しました。
見た目も私たちに近いし、明るく人なつこい彼らをとても身近に感じ、難民の人たちの置かれている日本での現状も少しだけ知ることができました。

身近な地域に暮らす難民の人々に接するこんな機会を持つことが、難民の人々への理解を深める一歩なんだと思いました。

今、セカンドリーグの情報ボックスのオススメ記事では、「ミャンマー難民キャンプの子どもたちに出会う旅」の参加者募集の記事もご紹介しています。興味のある方はそちらもご覧ください。

次回は、難民の方々と地域の人たちをつなぐこんな料理教室を企画されたYaoyaoさんをご紹介したいと思います。

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