大人になって、絵を描いたことはありますか?
秋の多摩川を散策しがてら、水彩画を体験できる催しがあります。
画材は全て貸してくれるので、手ぶらでOKです。
もしかしたら、新たな楽しみを発見するかもしれませんよ。

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場所は、
御岳美術館。
青梅線御岳駅から多摩川沿いの御岳渓谷遊歩道を20分ほど歩いたところにあります。
この美術館は、地域の人たちが気軽に立ち寄れ、美術や地域の歴史に親しんでもらおうと創設され、多摩地域を代表する作家の作品や、多摩地域に関連した美術関係品を展示しています。
ここで、春夏秋と年3回「スケッチの日」が開催されます。
秋は11/1〜3日の3日間。美術館の入館料500円を払えば、道具は全て貸し出してくれますから、美術館を見学がてら、水彩画に挑戦してみてはいかがでしょうか。
私は、8/21日、夏真っ盛りに行ってきました。

駅舎は築80年以上だそうです。こういう駅舎もほとんど見られなくなりましたね。

駅前の青梅街道を渡り、細い路地を下がると、多摩川に沿った御岳渓谷の遊歩道があります。かなり水量もあり、川風がさわやか〜。この遊歩道を上流に向かって進みます。
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遊歩道の両側には、小さな花々が。名前がわかれば、見つける楽しみもあるでしょうね。この倍ぐらいの種類があったのですが、撮影に失敗、残念!
実はこういう場に一人で出かけるのは初めてで、ちょっと緊張していました。でも、こうやって一人で気ままに写真を撮ったり、川で遊ぶ人たちをぼーっと眺めたりしているうちに、いつのまにか開放感に満たされてきて、「一人も、なかなかいいもの!」と思えてきました。

美術館が見えてきました。あ、テラスで描いている人が、もういます。

透明水彩セットと、絵を描くボードを貸してくれます。下描き用の鉛筆、消しゴム、鉛筆削り器まで入っています。


すでに描き終わった方の作品。
絵手紙を習っている方だだったり、常連さんだったり、さすがですね。
学芸員の森田先生に「まったく初めて」と伝えると、「上手に描こうと思わないで。まずはこの場の空気を感じてじっと景色を眺める。いいなと思う場面をじっくりさがして。それから思うままに描けばいいんです。ただ、色は薄く塗って、徐々に濃くしていくように」とていねいに指導してくださいました。

一人ひとり丁寧に指導する、森田先生。
川風に吹かれて、水のながれる音を聞き、もがきながらも絵を描いていると、無になることを味わえました。なかなかいいものです。絵を描く楽しさってこういうものかな〜と、体験できました。
親切な常連Sさんの指導もあって、ようやく完成。写真の場面を描いてみました。あ〜〜汗、、です。
額に入れてもらうと、なんとか少しはそれらしくなりました。
森田先生が良い点だけを言って褒めてくれます。「誰の絵もご自分なりの作品です」と。嬉しくなってしまう瞬間です。
「額に入れて部屋に飾ってくださいね。そして毎日自分で見るんです。そうすると、次はここへ行って描こうとか、こうやって描こうと思えてくる。時にはお客さんが見つけて誰の絵?って聞いてくれますよ」と。
帰りは、一緒に帰る仲間ができました。
あ〜でもない、こ〜でもないと迷いつつ描いているうちに、そばにいた方と会話が弾み、じゃ帰りはご一緒しましょう、となりました。
一人で来る方もけっこういるんですね。
一人もいいけど、仲間がいるのもいい。同じ道を帰りながら、しみじみと思いました。
「秋の多摩川もいいよ」と前述の常連Sさんが教えてくれました。
秋の多摩川を描きに行ってみませんか。
(吉田和子)