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公民館講座がきっかけ。新しいつながりがまた生まれました

2007-11-27 19:48:50

 地域で活動している皆さんは、よくご存知の公民館。住民の自主的な活動の場であり、また公民館独自の企画で講座や講習会なども、行なわれています。でも、案外その存在を広くは知られていないようです。地域を意識しだした私もその一人です。

 今回は国分寺市の「もとまち公民館」で行なわれた“初心者料理で地域の仲間作り"という企画を取材させていただきました。

 退職して時間ができ、今まで公民館を利用したことのない方(男女問わず)に、簡単な料理をしながら地域の仲間を作りませんか、という企画です。9月から11月まで6回の調理実習と、前後と間に内容などを話し合う会も3回行なわれました。

 集まったのは、12人(男性9名、女性3名)。実際には、必要に迫られて料理を習いに来た方、仲間作りをと参加された方と、思いはそれぞれのようでした。

 実習は全く調理経験のない人を前提に、ご飯の炊き方から実習。食と健康、食材表示の知識など幅広い指導です。


 少人数で、1グループ4名程度。和気あいあいと楽しくにぎやかに調理は進みます。
 人生経験豊富な人たちなので、調理後の話は食材から嗜好品、果ては政治の話にまで広がっていき、聞いていると知恵がいっぱい降ってきます。
 お酒がなくても男性たちは、こんなにおしゃべりができるんだ、と意外なほど楽しい雰囲気に驚きでした。
 実習後に、何人か男性のご協力を得て、お話しをうかがいました。

cooking.jpg



《マイエプロンが似合っている男性》
 うちの奥さんが講座のチラシを見て、「行ってみたら」と背中を押してくれました。プールに週3〜4回通っているけど、公民館の講座に参加したのは初めて。だから、勇気がとても必要だった。それはもう、自分との戦いでしたよ。

 でも参加したらとても楽しい。これからの人生を考えたら、みなさんも勇気を持って出てきてほしい。やってみてダメなら、やめればいいし、また別のことをやってみればいい。

 それと料理を作る立場にたって初めて、ああ、現役時代は一生懸命妻が作ってくれていたのに食べないことも多くて、悪いことをしたなぁと思いましたね。


《習った料理でご両親を看たいというやさしい目の男性》 
 必要に迫られて参加したので、抵抗感はなかったですね。テニス仲間を誘って、出て来たんです。とっても楽しい。チャンスがあれば、他の方達も自分で勇気を出して地域に参加してほしいですね。

《退職後の今、スケジュールがいっぱいという男性》
 退職後は地域でつながりを作ったほうがいいと、退職前から聞いていたので、テニスでつながりをつくってきた。友達に誘われたから出てこられたけど、公民館でこういう講座をやっているというのは知らなかった。どうやって情報を入手するかも知らなかった。

 昔はよく、「味わって食べてね」と妻に言われた。そのときはわからなかったけど、作る立場になると、その気持ちがよくわかる。昔は申し訳なかったなぁと今は思える。夫婦共通の話題も増えた。あれ買って来て、と言われてもツーカーでわかるようになった。


《手づくりのような三角巾がおしゃれな男性》
 退職前から援農ボランティアをしていたので、こういう場に出てくるのは抵抗がなかった。でも、自分一人だと勇気はやはりいるんじゃないかな。地域に知り合いや友人がいると、誘いあって参加したり、情報も入りやすい。

 自分は公民館の講座にも出た経験があるのでこういう企画があることもわかっていたけど。求めようと努力しないと、公民館の情報も入ってこないね。
 自分で仲間を求めて最初の一歩を踏み出せば、まずは情報が入ってくる。つながりもどんどん増えてくる。一人で居ると情報も入ってこないからね。



 お話しくださった皆さんは、初対面の私にもこんなふうに心を開いて話してくださいました。そういう柔軟さは、地域に参加する経験を重ねることで得られるものだろうと、つくづく思いました。

「うちの奥さんが・・」「女房が・・」という言葉がたびたび聞かれます。皆さん奥さんに感謝し、とても慕っているんですね。でも言葉で思いを直接奥さんたちに表現されていないようで、それはとっても残念!
 地域の先輩である奥さんとのコミュニケーションを大切にしておくと、貴重な情報も入ってくるし、協力も得られる。それにはまず、身近な地域住民である奥さんへ目を向け、感謝や思いを素直に伝えることが地域デビューへの第一歩かも・・、と思いました。

 講習会は11月下旬で終わりましたが、自主的に続けることになり、月1回、この元町公民館で料理講習会を行うことになったそうです。ここで初めて出会った地域の住人同士ですが、新しいつながりが一つ生まれたのですね。
 自分たちだけで料理を学んだり楽しむだけじゃなく、それを仲間や地域で活かす会になるかもしれません。どんな会になっていくのか、とても楽しみです。
(吉田和子)

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