体験者が語る「私の地域デビュー」
7月中旬、小平市の地域デビュー支援サークル「とまり木」が主催する「お父さんお帰りなさいパーティ----地域社会はあなたを待っている」が開催されました。
「これから何か自分のやりたいことにつながる出合いはないかと出席しました」という今年退職した男性や、中には、来年退職する夫のために情報を得ておこうと出席した奥様もいらっしゃいました。その女性は、「夫の土・日の過ごし方を見ていると、自分から何かを始めるかどうか不安です。こんなことがあるわよ、と少しでも情報を集めたくて」とおっしゃいます。夫の地域デビューは、夫本人だけではなく、一緒に過ごす時間が長くなる妻にとっても重要な課題ですよね。
配布された資料には、地域活動を楽しむための心構えや、以下のように具体的な一歩の踏み出し方を紹介しています。
◆社会福祉協議会のボランティアセンターへ行ってみる
◆ 公民館に行ってみる
◆ ボランティ活動をしている人に直接話を聞いてみる
◆ 体験できるイベントに参加してみる
また、
サークル活動を始めたい方、文化・スポーツ・レクリエーション活動団体に入りたい方、特技を活かして仕事をしてみたい方へ、それぞれその連絡先も記されています。
開会の挨拶のあと、第一部は、小平市出身・在住の噺家(真打ち)三遊亭小圓右さんの「落語を楽しみましょう」でした。彼もまた団塊世代です。落語についてのミニ知識講座、落語「ちりとてちん」を披露。大いに笑わせてもらい、場がすっかり和みました。
第二部では、地域の農作業グループ「小平アグリークラブ」の活動紹介があり、入会された方々から体験談発表がありました。
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【2年前に入会した中谷さん】
当クラブ員お二人から誘われました。野菜づくりの経験も知識もなかったのですが、一度やってみてもいいな、と思い参加しました。アグリークラブの作業は共同で行うので、収穫の喜びを共有できるところが魅力ですね。素人なので、勉強熱心なメンバーから知恵を授かり、私はただひたすら作業を行い、新鮮で安全な野菜をおいしくいただけること、これが楽しみです。
セカンドライフとは、現役時代できなかったことをやれる、いわば自己実現を達成できる人生の第三コーナーでしょう。ある人にとっては、それは終生現役、仕事一筋でしょうし、私の場合は趣味三昧です。絵画、音楽、ハイキング、旅行、そしてちょっぴり、ボランテイア、etc。大体これで一週間の日程が満杯です。
【1年前に入会した野村さん】
退職後の過ごし方について、学生時代の友人や職場の先輩に聞いたところ、野菜作りが意外に多く、もともと体を動かすことは好きでしたから、自分にも出来るかな、と。昨年退職し、このパーティに出席しました。当クラブが紹介され「よし、やってみよう」と体験後、入会しました。
野菜を育てることの面白さが少し分かって来て、やり甲斐・達成感を感じます。もちろん実益として新鮮で美味しい野菜を毎回収穫・分配していただける点も大きですね。今まで全く面識の無かった地元のメンバーの方とお付き合いが出来ることも大きなメリットです。人と交流しないと老化が進むと言われていますから。多少の緊張感が貴重だと思っています。
これからも野菜作りは続けたいですね。独自にやるのも良いとは思いますが、手がける作物の範囲が限られるので、このようなクラブがベターだと思います。ボランティア(援農)もわずかながらこれを通じてできますしね。
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お二人とも地域デビューすることで、それぞれ充実したセカンドライフを満喫していらっしゃいます。自分はどうしたいかと振り返ったり、先輩の話を聞いたり、そのうえでこういう場にも臆せずに出席することが新しく進む道を作るのでしょうね。
実は私も、このアグリークラブの一員です。
昨年このパーティを取材したのがきっかけで、野村さんと一緒に入会しました。
このパーティでも、時間を少しいただけるというので、農作業の良さ(健康にいいし、環境にもいい、心が癒される、そのうえ安心で新鮮な野菜を食べられる)と、地域参加を応援するお役立ち情報が満載の雑誌『のんびる』をPRさせていただきました。
皆さんとても興味を持って聴いてくださいました。
この後、第三部の懇親会があり、最後には「高校三年生」を元気に大合唱して、閉会となりました。
このパーティをきっかけに、一人でも多くの方に、地域に参加してみようかなと思っていただけたら嬉しいですね。
(吉田和子)