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年の始めに『エンディングノート』

2008-01-14 14:51:07

エンディングノート
自分の生きてきた証ともいえるという『エンディングノート』。
年の始めに心新たに『エンディングノート』と向き合ってみました。

そして気づいた事は、まぎれもなく死を迎えるであろう自分の命の事でした。頁をめくるたびに「あ〜、自分も死ぬんだ」という当たり前の事が実感でき、背筋がピンと伸びてきます。
ending1.bmp自分を大切にするための 小さなエンディングノート』
江村信一・絵 Mai・文(ゴマブックス)

本の内容
最初に、あと1年で人生が終わるとしたら、何をしたいか、どこにいきたいか、誰に「ありがとう」を伝えたいか、と問いかけます。

今までの自分を振り返る
老後にやりたい事
介護で希望したいこと
財産関係の事
余命一年とわかった時にしたい事
家族や大切なへのメッセージ
葬儀とお墓の事

そして最後に、「「生まれてきてよかった」と思えたらいいな。」と結んであります。

ending2.bmp自分を記録するエンディングノート「人生の引き継ぎ帳」』
高橋憲一郎編・著(CISC出版)

〈本の内容〉
最初に、エンディング「早わかり」という頁があります。
これは、エンディングノートのダイジェストともいえる頁で、重度の認知症になった時、死が目前に迫った時、葬儀の事(喪主や緊急連絡先)を書くようになっています。この頁だけでも書いておきましょうと書いてあります。

死が決まったとき行わないでほしい事
感謝の言葉
自分の事(自分史や思い出の写真)
介護の希望
看病の希望
尊厳死と安楽死や臓器提供の事
葬儀・供養・法要の事
遺言状や財産の事
介護や尊厳死の項目には、それぞれに選択肢があって、チェックできるようになっています。

エンディングノートに必要な項目

1.これまでの事
この世に生を受けてから出会った人や出来事。

2.これからの事
改めて自分の老後を考えてみる。漠然とではなく、具体的に。
どこでどのような暮らし方をするか。
病や老いで最期が近付いた時時、どのような治療を受けるのか。

3.ず〜っと先の事
葬儀や法要の事。そして、財産の事。

のこれからの事は、医療が発達した現代社会において重要な項目となります。もし意思表示ができなくなったなら、どのような医療が必要で、必要でない医療は何なのかを、家族が判断する重要な資料と成り得るからです。

まずは自分史を書くつもりで
終末期の事や、葬儀の事と言っても、なかなか実感がわかないかもしれません。
そこで、まずは自分史を書くつもりで書き始めてはいかがでしょうか?
自分が歩んできた道を振り返ると、自分にとって何が一番大事なのかに気づき、自分の終末期がどのようなものであってほしいかが、少し見えてくるかもしれません。

ここで、昔習った『方丈記』(鴨長明)の冒頭文を思い出して下さい。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。」
―川の流れのごとくこの世の中は一時として同じ状態である事はない―日本人の根底にある死生観などと言われますが、これを分子レベルで見ると、人の体もまたしかりとか。
それは代謝回転と呼ばれ、生まれた時から始まった回転は、年齢とともにその速度が遅くなり、回転が止まった時、人は死を迎えます。

昔の人は言いました。
〈生は死の始め〉〈生ある者は死あり〉〈生死不定は浮世のつね〉そして、〈笑って暮らすも一生 泣いて暮らすも一生〉です。

この世に生まれ、今ある事に感謝して、あなたもエンディングノートを書いてみませんか。
エンディングノートと題された本を購入するのも一つの方法ですが、自分が書きたい項目から始めるためには、手作りのものもいいかもしれません。
手作り絵本のような手作りエンディングノート、それは、残された家族にとってかけがえのないものとなるのではないでしょうか。


―手作り本に関するHP―
手作り本
http://www.omoshiro-book.com/


思い出出版
http://www.omoide-book.com/hardcover.html


自分史
http://www2s.biglobe.ne.jp/~itonaga/index.html


手作り製本キット:とじ郎
http://www.tojiro.co.jp/index.html


(松尾 陽子)

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