今月のキーワードは
みんなで子育て、のんびり子育て
『柏子ども劇場』として30年近く活動。
2003年『NPO法人 こどもすぺーす柏』となりました。
子どもに接する時は、子どもだからと意見を押しつけないことを基本とし、すべての活動を会員(正会員・家族会員)との協働ですすめることをモットーとしています。
正会員となるのは大人(父母又は祖父母)で、子どもはその家族会員として参加します。この会員構成からも、大人が子どもに積極的に関わろうとしている姿勢が感じられますね。
取材の日は、年一回のサンドイッチパーティーの日
調理室では、会員さんが朝早くから50人分の豚汁やオードブルの準備をしています。その香りに誘われたのか「何か運ぶものはありませんか」と5年生の男の子が入ってきました。
「その料理を運んで下さい」「は〜い」
いそいそと料理を運ぶ男の子。
今度は、オードブルの盛りつけのお手伝いです。

会員が「どんな風にならべようか」と声をかけると、「こんな風にすれば」とお皿に盛りつけていきます。
ここ柏こどもすぺーすでは、こどもたちが自主的に自分のする事を見つけ、会員も手伝いたいという子どもの気持ちを受け入れ、一緒に行事を作り上げていきます。
みんなで子育て、のんびり子育て
『子ども劇場』時代に子育てをして、子育てを終えてからもず〜っと会員として活動している女性から聞いた言葉です。
ここでは、みんな我が子のように接していると言います。
だからこそ、子どもにとっても、家以外の安心できる居場所となっているようです。
この日も、小学生からずっと会員だというみっちゃん(男性)とさやかちゃん(女子高生)が参加していました。
料理好きのみっちゃんは、クリスマスパーティなどでその腕を披露することもあると言います。
さやかちゃんに、中学を卒業してからもこの会にいるのは何故?と聞くと「やめる理由もなかったから」と言います。思春期独特のちょっとぶっきらぼうな言い方ですが、小さい子ども達を見守る笑顔から、彼女にとってもここは『ほっとする場』なんだろうなという事が想像できます。
同じように子ども劇場時代という息の長い活動をされている方も多いようです。
中には、お孫さんと三世代が一緒に活動に参加するという事もあると言います。
そんな方たちに話を聞いているうち、この「一緒に子育て」できる場が、親子ともに安心の場となっている事が実感できます。
最後に、柏子どもスペースのお母さんたちに、人形劇を教えているおいけ家金魚さんに、最近の子どもについて聞いてみました。

子どもは基本的には変わっていないですね。けれども、最近大人化されている子ども達を目にするようになったような気がしますね。
一番変わったのは親でしょうか。基本的マナーや見る姿勢がなっていない方をお見受けしますね。人形劇の鑑賞に来ているのに、子どもと一緒に見ようとしていないんです、ビデオ撮影に必死なんですね。一緒に感動する事が大切なのに……と言います。
おいけ家金魚さんHP:
http://hwpbc.gate01.com/kingyopino/

会員の人形劇(指導はおいけ家金魚さん)
NPO法人こどもスペース柏:http://www.kodomospace.org/
みなさんの地域にも、子育てを支援する団体があると思います。
どのような活動をしているのか、ちょっと覗いてみませんか。
(松尾 陽子)