あるテレビ番組のサブタイトル。ちょうどその頃、医師と患者のコミュニケーション」をテーマにした取材で(
『のんびる』6月号NPO法人地域医療を考える会・医師育成サポーター)興味があった話だったので、ネットで調べてみました。
そこで見つけたのが、国立国語研究所のHPです。
国立国語研究所の調査によると、国民の約8割が、医師に言い換えたり説明を加えてほしい言葉があると感じているという事です。
国立国語研究所では、専門用語をどのように解りやすいように言い換えるのか、その参照になる手引きを作成するそうです。(中間発表:平成20年秋、本発表:平成21年春の予定)
(独)国立国語研究所HP:http://www.kokken.go.jp/kanko/kokken_mado/33/02/
ところで、コミュニケーションを考える時、互いの立場にたって考えるという事も大切ですね。
最初に紹介したテレビ番組でも、「医者から『なるべく酒は控えて下さい』と言われた時は、どのように理解すればよいのか。なるべくというのは、週に何回までならいいのか」という質問が出ました。
出演していた医師の答えは「『なるべく控えて』と医師が言うときは『飲まないで下さい』と理解された方がいいのでは……」という事でした。
酒は飲まないで欲しいと否定的な『なるべく』の医師
少しでも飲みたいと肯定的な『なるべく』の患者では
ここに理解の差が生まれるようですね。
人間誰しも、自分の都合のよいように解釈したいものです。かくいう私も、その一人。
医師との会話で、微妙な差を経験しました。

先日「貧血かな?」と思う症状があり、調べてみたら「心臓にまで影響を及ぼすって」とありました。気になりだすと、今まで何とも思っていなかった事まで気になってくるもの。
そこで、婦人科を受診。
貧血で婦人科に直行って?
話は、一年前の1月に遡ります。
『自覚症状があったら』来て下さい
『人生50年記念の人間ドッグ』病院嫌いの私が、清水の舞台から飛び降りた気持ちで受診した人間ドッグ。
その頃「子宮筋腫かな?」という『自覚症状』がすでにあった私は、医師からその事を告げられた時も「やっぱり……」と思ったのです。
そして医師は言いました。
「再検査のお知らせが行くと思います」
「
何か自覚症状があったら来て下さい」
そして一年半後の、先生と私の会話です(注:( )内は、私の心の声)
医師:で、昨年のドッグ以来、婦人科には受診していないの?
私:はい
医師:自覚症状がありながら、来ないってのはどうですかね。
私:すみません。
(せやけど〈
他に何か〉『自覚症状』があったらって先生、言わはったやん)
医師:貧血もね長年放っておいたら“心臓肥大”という事にもなるんですよ。そうなったら、一生治らないよ。
私:・・・(せやけどあの時は、貧血の事、なんにも言わへんかったやん。再検査のお知らせにも、貧血の事な〜んも書いてへんかったやん)
人間ドッグの検査結果では、ヘモグロビンが“11.1”となっていて“L”と印字してありました。
今更ながらですが、これを冷静に判断すると、やはり
重視すべきは、医師の「再検査の連絡が行く」のくだりではないでしょうか。
多分
「再検査の連絡が行きます(ので、来て下さい)」という事だったのでしょう。
けれども、病院へ行きたくない&白衣を見ただけで血圧上昇派の私にとっては
「自覚症状があったら……」のくだりが重要で、なおかつ、私の中で
「何か(他に新しい)自覚症状があったら……」と自分に都合のよいように拡大解釈。
これってあのTV番組の「なるべく酒は控えた方が」の、酒を飲みたい派の患者と同じ心理なんでしょうね。
このブログで、偉そうに終末期医療や延命治療やエンディングノートについて書いておきながら、自身の健康管理についてのこのざまは何との声が聞こえてきそうで、今の私は、穴があったら入りたい……では、今回はこの辺で失礼します……→・(あな)
(松尾 陽子)