『のんびる』2月号は、家庭ゴミで堆肥を作りの体験取材。家庭ゴミで作った堆肥で街の花壇に花を咲かせているNPO法人緑のゴミ銀行です。

緑のゴミ銀行の堆肥で育ている我が家のパンジー。
大きな花が咲いています。
体験取材
緑のゴミ銀行が集めた家庭ゴミは、R御茶ノ水駅近くの橋の下で、腐葉土へ変わっていく。
ビニールシートの下は、温かな微生物の息づかい。
できあがった腐葉土は、さらさらと気持ちいい。
この土が、花壇にまかれ、やがて都会の人々の目を楽しませる花を咲かせる。
都会の喧噪の下、生きている土があった。
なのに、時々出てくる分解されずにそのままの姿のビニールゴミ。
あの微生物が出す温もりが、心にしみる。
帰りの電車を待つホームで、ふとつぶやいた。
人間ってヤツは、何やってんだ……
微生物に思いを馳せる
御茶ノ水駅近くの橋の下は、うっそうとしていていかにも暗い。
こんな所で、堆肥ができるのだろうか。
こんな冷え冷えとした、太陽の届かぬところで大丈夫なのだろうか。
と心配になった。
が、それぞれの環境に適した微生物が住んでいるから大丈夫なのだという。
自然は、微生物は、すごい!
微生物が地球を救う
「微生物が地球を救う」というのは、東京農業大学 小泉武夫名誉教授。
微生物で、生ゴミ処理はもちろん、廃液処理、がんなどの治療薬、果ては、微生物で食糧問題解決へと、微生物の大いなる可能性を語っている。
BPネット ECO JAPANインタビューより
田んぼや海の中の微生物
また、2009年12月に開催された「エコプロダクツ2009」の記事には、テレビでおなじみの大桃美代子さんやさかなクンが次のようなお話をしている。
有機農法でお米を作る大桃さんは、たくさんの生き物が田んぼという生態系で循環していることを知った。そして「田んぼでできたものは田んぼに返せ」という、古くから伝わる言葉を実践。
そして、さかなクンは言います。
「海藻の中には目に見えない小さな微生物がたくさんいて、こういった微生物が魚のフンや死んだ魚を分解していきます」
BPネット ECO JAPANの記事より
リポーターの独り言
大都会の橋の下で、目には見えない微生物との出会いがあった。
微生物に興味を持った事で、大桃さんやさかなクンのお話に耳を傾けることができた。
そして、微生物から始まる生物多様性のつながりと循環に思いを馳せて、微生物の力で救われた未来の地球の姿を夢見ている。
今思うのは、せめて少しでも地球を汚さぬよう努めねばという事だ。
緑のごみ銀行HP
(松尾 陽子)