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取材で出会った支え合う心

2007-10-22 16:08:33

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『のんびる』はじめる!情報の取材を通じて
『のんびる』はじめる!情報の取材をしていると、“人”という字が頭をよぎります。
誌面には載せきれない、私が出会った“支え合う心”を紹介します。

11月号のキーワードは『一人で始めた』です。
子育ての緊急時、あなたはどうしますか?
「急に熱が出た、保育園のお迎え……。でも、今、大事な会議中。」
「急な出張、子どもの預け先、どうしよう!」
働きながら子育てしている人なら、誰しも経験のある事でしょう。
日本労働研究機構「育児や介護と仕事の両立に関する調査」(平成15年)によると、仕事と育児の両立が困難だった理由に『子どもが病気で度々職場を休まざるを得なかった』を挙げている人が多くいます。そこで、『緊急サポートネットワーク事業』を全国展開して、子育てしている人の支援をしようという事業が始まりました。
今回の取材先は、茨城県で厚生労働省からこの事業の委託を受けた緊急サポートセンターいばらきです。
筑西地区で開催された、新しくサポーターになる人のための研修会におじゃましました。
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一人で始めた
緊急サポートいばらきの筑西地区代表の平林さんは、仕事をしながらの子育て経験を次のように話して下さいました。
「熱が出た時は、何よりも病気の子どもが心配だけれど、少しよくなってくると、仕事の事も気になり出すんですよね。」
「転勤族で、近所に子どもを預かってくれるような知り合いがいないので、大変でした。」
 こいうした経験の中、「いつか子育てしている人のサポートをしたい」という思いが、ふつふつと湧いて出てきたのです。
 現役を退いた時、21世紀職業財団の保育サポーター養成講座を受講し、保育ボランティアを始めました。
 自宅で始めた“たった一人”のボランティアです。
 彼女が子どもを預かる人の様子が、口コミで広がり、7年間で20人近くの子どもを預かったそうです。

預かった子ども達との思い出
「お母さんが来た時よりも、うれしそうね」って、保育園の先生にお迎えの時言われました。
「ある時は、『帰りたくない』と玄関でダダをこねた子もいましたね。」
「授業参観のプリントを持ってきて『おばちゃんでいいよ』と、私にプリントを差し出すんです。お母さんは忙しいから、おばちゃんでいいって……。仕事をしているお母さんの忙しさを、子どもは敏感に感じているんですね。結局、授業参観にはお母さんがいったんですが、後日、地域の行事に一緒に行こうって誘われて、折り紙を一杯折りました。」
子ども達との思い出を話す時の平林さんは、包み込むようなやさしい笑顔です。
私ですら「お母さん!」と呼びたくなるような、そばにいるだけで安心できる……そんな女性でした。

緊急サポートセンター いばらき
http://www4.ocn.ne.jp/~kinsapo/index.html

(財)女性労働協会:全国の緊急サポートセンター検索
http://www.jaaww.or.jp/research/?category=3


一人で始めたボランティアと言えば……
マザー・テレサが始めた、スラムでの奉仕活動が有名です。
彼女の思いの一端を、彼女の言葉から感じて下さい。
・小さなことに誠実になりなさい。その中にこそ、わたしたちの力はあるのですから。
・大切なのは、どれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ心をこめたかです
マザーテレサの言葉
http://www.fruits.ne.jp/~k-style/teresa1.html


いろいろあります“一人で始めたボランティア”
ネットで“一人で始めた”“ボランティア”と検索してみました。
結構あります。少しだけ、紹介します。

一人で始めた「広島市民平和の集い」:http://www.npo-iv.org/aisatsu.htm
被爆者の方が被爆都市広島から「祈る平和から創る平和」を発信。

三遊亭らん丈http://www.ranjo.jp/:生まれ育った東京・町田を拠点に、一人で始めた「ボランティア落語」。

一人だけの小さな心に込められた、強い思いに寄せる心
心と心が寄り添って、大きな力になっていく……
そんな事を感じさせた今回の取材でした。

(松尾 陽子)

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