“エゴグラム”をご存じでしょうか。
これは交流分析という心理療法で使うものですが、自分への気づきを深めるために、さまざまな場所で使われています。
やったことのある方もいらっしゃることでしょう。
交流分析では、私たちはそれぞれのこころに3つの部分をもっており、それが思考・感情・行動のもとになる考えます。
3つとは、P、A、C。さらにPはCPとNP、CはFCとACに分かれます。
この5つの部分がいま、どういう状態で、どのエネルギーが強いのかを折れ線または棒グラフで表したものが、エゴグラムです。
1.P(Parent)=親
両親や周囲の大人たちの考え方や行動、感じ方を取り入れたこころの状態。
(1)CP(Controlling Parent)=支配的な親
社会的な規範やルールを守り、世の中の秩序を維持していくため
に働く機能
(2)NP(Nurturing Parent)=養育的な親
相手に保護的・養育的に関わる機能
2.A(Adult)=成人
周囲の状況を観察し、もっとも適切に判断する機能
3.C(Child)=こども
自分があたかもこどもであるかのように振舞う機能
(1)FC(Free Child)=自由なこども
自分のやりたいようにしたい気持ちを優先させる機能
(2)AC(Adapted Child)=順応したこども
自分の存在が周囲に受け入れられているかどうかが気になり、周
囲に合わせてしまう傾向を示す機能
下にエゴグラム・チェックリストを載せました。
自分のこころの状態をちょっと見てみようかな、と思われた方はチェックなさってみてください。
経験のある方も、そのときによって結果は異なるともいわれていますので、よろしかったらいかがでしょう。
質問を読み、あまり考えこまないで(考えすぎると、ありのままの答えが出せなくなることがあるので)お答えください。ふつうの速さで音読して、すぐに答えるぐらいがちょうどよいようです。
「はい」2点、「どちらともいえない」1点、「いいえ」0点です。CP、NP、A、FC、ACのグループごとに点数を集計し、折れ線または棒グラフをつくります。
できあがったものが、「いま」のあなたのエゴグラムです。
どういう結果がよい、よくないというものではありませんのでご安心ください。
次週へ続きます。

*今回使用したのは「杉田式」エゴグラムです。 著作権が放棄されておりコピーもOKなので、そのまま掲載しました。(放棄されていないエゴグラムもあります)。
参考
「わかりやすい交流分析」 中村和子、杉田峰康(チーム医療)
「交流分析士2級テキスト」 特定非営利活動法人 日本交流分析協会
(成相陽子)