寒くなってきましたね。
気づけばもう12月。
ことしはどんな一年でいらっしゃいましたか・・・。
きょうは、クリスマスの絵本を1冊ご紹介させてください。
27年前に発行され、いまも版を重ねている、『神の道化師』(ほるぷ出版)です。
この本は、古くから伝わる民話をカルデコット賞作家のトミー・デ・パオラが語り変えた絵本とのこと(カルデコット賞:アメリカで出版された、子どものための最もすぐれた絵本に与えられるもの)。
裏表紙には「全国学校図書館協議会選定図書、日本子どもの本研究会選定図書」(6歳から)などとあるのですが、私には、おとなにもプレゼントしたくなるような絵本です。
この絵本との出会いは10年ぐらい前。もう充分おとなになってから!です。ある大学で受講した、たしか『家族心理学』の最後の講義のときでした。いつもより早く講義を終えた先生が「きょうは劇団で役者をしている、私の友人に来てもらいました。これから彼女が1冊の絵本を読んでくれます。みなさん、すみませんが机を横に片づけて、床にこのブルーシートを敷くのを手伝ってください」
ん?どういうこと??という表情で、私たち受講生は互いに顔を見合わせながら、ともかく机などをかたづけブルーシートを敷き、靴を脱いで全員がそこに座りました。そのうち、なんだか子どものころにもどったみたいで、ちょっとわくわくしてきました。
そして、前に置かれた椅子にすてきな女性が座り、絵本を私たちに見えるように開くとお話が始まったのです。