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認知症を支える家族の会 「かまくらりんどうの会」 

2008-04-29 11:25:27

七年(ななとせ)の辛き介護を振り返り
よくも出来た(やれた)と我が手を見つむ

徘徊の妻追う道ではっとする
赤信号を渡り行く背に

人形を孫と思いて抱く妻の
あやす笑顔の何と麗し

その時のつらき介護の思いをば
短歌(うた)に託して心やすらぐ

ひとりにて妻の襟巻首に巻き
昔を偲び西伊豆の旅


これらの歌は、認知症を支える家族の会「かまくらりんどうの会」の副代表、池田金蔵さん(88歳)による短歌集、「妻を想う」のなかの数首です。
池田さんは70歳代後半を迎えるころから、認知症の奥さんを介護してきました。現在、奥さんは施設に入所されています。

「かまくらりんどうの会」は1989年(平成元年)、神奈川県鎌倉市の旧鎌倉保健所で行なわれた「痴呆老人を抱える家族の会」に集まった有志10数人によって発足しました。
現在の会員は、認知症の家族をもつ人(=A会員)、認知症の家族を看取った人(=A’会員)、会の趣旨に賛同する人(=B会員)の合計約160名。鎌倉、逗子、葉山、横浜、藤沢に住んでいる方たちです。
この会では、認知症の理解や情報交換などを目的とし、サポート会やリフレッシュのための「みんなでディ」の運営、電話相談、施設でのコーヒーサービス、バス旅行、講演など、きめこまやかな活動をボランティアで行なっています。

会報印刷の作業の日、代表代行の鈴木文子さんと副代表の渡辺ヨシさんにお話をうかがいました。

     DSC01776.jpg
【鈴木さん(右)と渡辺さん。充実した内容のホームページも渡辺さんが担当。】

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『エプロンメモ』

2008-04-24 22:51:35


ふと気づくと、咲いていたハナミズキ。その名をタイトルにした曲を小さく口ずさみながら、駅へむかいました。
みなさんのお近くでも、咲いているでしょうか。

きょうは、ちょっと昭和にタイムスリップ、だけどいまの暮らしにも役立って、ほっとするぬくもりを感じるような、すてきな本をご紹介します。
暮らしの手帖社の『エプロンメモ』です。

DSC02054.jpgこの本は、ご存じの方も多い雑誌『暮らしの手帖』に連載されていた、家事や人とのつきあい方など生活の知恵を書いた“メモ”みたいな短い文章をまとめたもの。
昭和59年初版だから、白黒フィルムとかレコード、ハイカラ、ブドー酒、なんて、いまじゃめったに使わないことばもときどき出てくるけれど、そこがまた、いい感じ。生活のペースがもっとゆっくりしていたころにもどったようで、なんだかこころがなごむのです。
それに24年前に出た本なのに、料理に関してなど、いまでも十分参考になることがたくさん載っています。

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1.講演「ホスピスから学ぶ対人援助」(横浜市立大学) 2.日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会 3.こころの電話金沢主催の講座

2008-04-10 11:18:35

きょうは、ホスピス関連の講演と幕張メッセでの全国大会、そして昨年ブログでご紹介した、「こころの電話金沢」から届いた講座案内についてお伝えします。


□■□■□■□■□■ ホスピス関連 ■□■□■□■□■□

講演 【苦しむ人を支える援助〜ホスピスから学ぶ対人援助〜】
◆講師 小澤竹俊(めぐみ在宅クリニック院長・元 横浜甦生病院ホスピス病棟長) 
◆日時 4月26日(土)10:30〜12:00
◆横浜市立大学 福浦キャンパス ヘボンホール(横浜市金沢区)
◆募集人数 当日先着150名 (事前申し込み不要)
 ヘボンホールに直接、お越しください。

小澤竹俊さんは、救命救急センターへ勤務したのち、山形県で農村医療に従事。その後、「看取り」の重要性を感じてホスピス医となりました。
以下は、今回の講演を行なうにあたっての、メッセージです(横浜市立大学のHPより転載)。

終末期では、安易な励ましが通じないことがあります。「なんで私がこの病気でいのちを落とさないといけないのですか?」「なんで私だけ苦しむのですか?」このような言葉を前に、しばしば言葉を失うことがあります。苦しむ人の力になりたいと願いながら、どのように向き合っていけば良いかわからず、逃げてしまいたい気持ちになる人もいるでしょう。たとえ言葉を失うような場面に遭遇しても、逃げないで向き合い、援助の可能性があることをホスピスという現場で学んできました。たとえ絶望の中にあっても、希望の光が見えることがあります。この援助が行えるのは、一部のエキスパートだけではなく、私たち全てが持つ可能性であることを紹介したいと思います。

この講演は、横浜市立大学医学部看護学科で毎年恒例の、『看護の日』公開イベントの1つです。ナイチンゲールの誕生日5月12日の「看護の日」にちなんで行なわれるものです。
講演のほかにも、お茶会、AEDによる救急蘇生シュミレーション、子どもの看護の体験、アロマテラピー、音楽療法と、興味深い企画がもりだくさんです。
「健康や看護について身近に考え、触れ合う機会を市民の皆様に提供する一日です(横浜市立大学のHPより)」とのこと。
横浜市民でない方でも、もちろん参加することができます。

経験豊かな専門家から、ひとの終末期への援助は“私たち全てが持つ可能性である”と聞くと励みになりますね。
ホスピスボランティアをめざしている方、ホスピスや看護などに関心のある方は、この機会に出かけてみませんか。

問い合わせ先
横浜市立大学・看護学科事務室
TEL:045―787−2522
FAX:045―785−7815
http://daigakujc.jp/c.php?u=00016&l=03&c=00130


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ことしの7月、「地域コミュニティの場でホスピスケアを」をテーマにした、「日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉」が開催されます。
ホスピスに関心のある方にはきっと有意義な時間になると思います。
開催はまだ少し先ですが、参加申込の受付はすでに始まっていますので、お知らせします。

【第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉】
      〜地域コミュニティの場でホスピスケアを〜
◆日時  2008年7月12日(土)、13日(日)
◆会場  幕張メッセ国際会議場(千葉県美浜区)
◆参加費(一般の方の料金です。会員、学生の場合は
     HPでご確認ください)
 6月10日までの申し込み
    2日参加 5,000円  1日参加 3,000円
 当日申し込み
    2日参加 6,000円  1日参加 3,000円
◆参加申込方法  インターネットまたはFAX
         (詳細はHPをご覧ください)
◆主なプログラム(4月1日現在)
7月12日(土)
シンポジウム 「在宅エンド・オブ・ライフの課題」近藤克則(日本福祉
        大学教授)
        「これからのケア・社会保障・日本社会と死生観」広井
         良典(千葉大学教授)
講演 「ホスピスケアからコミュニティケアへ」山崎章郎(ケアタウン小
     平クリニック院長)
講演&対談 「在宅ホスピスケアの20年を振り返って」川越厚(ホーム
       ケアクリニック川越院長)×柳田邦男(ノンフィクション
       作家)
教育講演 「基幹病院と地域医療の連携についての取り組み−がん
      難民を出さないために」
      「地域で生き抜くという道を創る」
これに加え、「死別から共存への心理学」、「風の楽器オルガンの調べにのせて(トーク&コンサート」、「認知症の方の緩和ケア」、「小児在宅緩和医療」、「アロマセラピーを学びましょう!」ほかの講演・企画や、患者部会、スピリチュアルケア部会、市民部会、子ども共有部会など   

7月13日(日)
シンポジウム 「新たな局面を迎えた緩和ケア−住み慣れた家での
        最期は可能か」
講演 「もうひとつの我が家〜施設のターミナルケアを考える」
これに加え、「いのちの授業−苦しんでいる人の前で私たちができること」(小澤竹俊)、「普通の暮らし、普通の生き方、普通の死」ほかの企画や、グリーフケア部会、自死遺族ケア部会、介護福祉部会など

DSC02041.jpgちなみに柳田邦男さんが対談する川越厚(こう)さんは、約20年間在宅ホスピスに携わってきた医師です。自身も若いころに結腸がんを経験したことにより、大学病院から在宅ケアの道へ。
ほかにも、前出の横浜市立大学で講演する小澤竹俊さんや、ブログで少し紹介したことのある山崎章郎さんなど、ホスピスの現場に長くかかわってきた専門家や、実情を知る人たちの話を直接聴くことができる、貴重な機会といえるこの大会。
【写真:『家で死にたい』 川越厚  発行 保健同人社】

この夏は、ホスピスや在宅ケアについて、より学び、考えてみてはいかがでしょう。

主催 日本ホスピス・在宅ケア研究会 千葉大会実行委員会
http://www.npo-pure.npo-jp.net/chibataikai.html
連絡先 TEL 070−5554−3734
    メール info@chiba2008.com

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観客のこころに残る思いを演じる、即興劇  「プレイバックシアター」

2008-04-03 14:11:36

プレイバックシアター
「プレイバックシアター」は、観客のひとりが自分のこころに残る体験や思いを語り、それをアクター(役者)がその場で再現する即興劇です。
さまざまな場や幅広いテーマで活動を続ける「プレイバッカーズ」の自主公演Vol.16を観にいきました。

3305.gif
写真の上でクリックすると、
拡大画像がご覧になれます。
写真は2枚が隣り合って
います。

プレイバッカーズの公演
横浜・山下町の「人形の家」4階にある、「あかいくつ劇場」。
ステージ中央には、5脚の椅子。上手(右側)にピアノ、下手(左側)には長いスカーフのような色とりどりの布10数枚。いたってシンプルな舞台です。
観客は、20代から70代ぐらい。意外に幅広い年齢層だな、と思っていると、ピアノの音色とともに白いシャツに黒パンツ姿の5人のアクターが一列になって登場。うち1人が女性です。
きょう、ここに来るまでに自分に起こったできごとや思いを、5人がひとりづつ短く語って、演じます。

その後、コンダクター(司会進行、話を聞き出す人)の女性が現われ、「ここにいらっしゃるまでの、きょうのできごとなど、何か話してくださいませんか」と私たち観客に呼びかけ、客席のあいだをゆっくり歩いていきます。無理に話すようすすめられることはなく、声をかけられたとしても、断ってもいいのです。が、この日は、ひとり、またひとりと観客みずから手を挙げて話し始めました。
たとえば、「自宅に鳩が巣をつくった。初めはうれしかったけれど、いまは迷惑に思っている」という女性の話。
ピアノのシンプルな音を合図に、アクターが鳩や語った女性になりきり芝居をしていきます。
その後も、数人の観客が自分の体験などを短く語り、プレイバッカーズが即興で演じました。

観客たちは、何の打ち合わせもなく、その場で生み出される絶妙な台詞やパフォーマンスに驚き、見入り、共感し、笑う。そうこうしていると、知らない人たちが集まっているこの大きな一室の雰囲気がなごんでくるのがわかります。
これまでプレイバックシアターを観たことがなくても、『こういう感じで進んでいくんだな』、『どうやらここは自分の気持ちを安心して語れる場らしい』と思える雰囲気が、この場にいる全員によってつくられていく、ゆるやかにみんなの気持ちがつながっていくような感覚なのです。

3302.gif

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