きょうは、NPO法人『アロマピュア』をご紹介しましょう。
アロマセラピストをしていた清水晴世さんはご主人のご両親を介護し、デイサービスなどで周囲に支えられたことをきっかけに、介護疲れ、子育て中の方や、行き場のない思いをもつ方たちのためにアロマピュアを立ち上げました。
アロマピュアは現在、横浜市港北区にあるデイサービス施設を中心に、アロマオイルを使ってハンドトリートメントを行うボランティア活動をしています。
この日、ボランティアのみなさんと一緒にやってきたのは、大きな一軒家の1階にあるデイサービス施設「ゆうゆう倶楽部」です。
「こんにちはー」みなさんがそれぞれあいさつしながら玄関に入っていくと、「いらっしゃい」とデイサービスのスタッフさんが一人ひとりに声をかけ、ほんとに温かい笑顔で迎えてくれました。
個人のお宅を借りているということもあるのでしょうが、『あれ?私、何しに来たんだっけ』と取材を忘れそうになるぐらい居心地のいい空気が流れていて、友達の家に遊びに来たような感覚に。
ゆうゆう倶楽部でのアロマピュアの活動は今年で4年。スタッフの方たちとコミュニケーションを重ねるうちに活動への理解が深まり、机、椅子のセッティングや洗面器、タオルなどの用意は、ゆうゆう倶楽部がしてくださっているそうです。
施設とボランティアがそんないい関係だからこそ、はじめて来た私も心地よさを感じることができたのだなと合点がいきました。
「きょうのハンドバス(手の入浴)には、ラベンサラ、ユーカリ、ラベンダーの3種類を入れます」と清水さん(左端)。
いい香りに、ボランティアの方たちもなごんでいる様子。
アロマオイルを混ぜたお湯をはった洗面器でハンドバスをしてから、丁寧に腕をさすりあげたり、手のひらを押したりのトリートメントを行います。

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ボランティアと話が弾んでいる利用者さんにうかがうと、「これをいつも楽しみにしてるんだよ」。
あまりの気持ちよさに眠ってしまう方も。
ボランティアの方たちに活動に参加したきっかけや感想などをたずねると、
「母を介護していたとき、デイサービスでよくしていただいたのでそのお返しをしたいと思って」
「自分のおじいちゃん、おばあちゃんはもう亡くなってしまって、生きている間にこういうトリートメントをしてあげることはできなかったから、ここでいままで頑張って生きてきた方たちの手を触らせてもらえることがうれしい」
「ボランティアは何かやってあげるイメージだったけれど、実際にはもらうものが大きかった」
と話してくださいました。
「家庭の都合や自分の気持ちでボランティアに来られないときには、無理をしなくていいんです。自分が元気なときに来て、プラスのエネルギーを交換しましょうと話しています」と清水さん。
また、個人で施設のボランティアに入るのはむずかしいけれどNPOに所属していればひとりでも行けると思うので、ぜひいずれは自分の住む地域でボランティア活動をしてほしいとも。
この日がはじめてや久しぶりの活動という人もいたアロマピュアの
みなさんは、一緒にいるとアロマオイルの香りのように気持ちがほ
っとほぐれる、やさしくナチュラルな方たちでした。
NPO法人『アロマピュア』
*ボランティアを希望する方は資格や経験によって、活動前に講座を受けていただくことになります。
(成相陽子)