秋晴れの日、ゆったりのんびり過ごせそうなところへ行ってみたいと思ったら、神奈川県の三浦半島にある、海辺の美術館『横須賀美術館』へ出かけてみませんか。
横須賀美術館は、横須賀市制100周年を記念して今年の4月にオープンしました。観音崎公園内にあり、三方を山に囲まれ、入り口側は海に面しています。今回は電車とバスで行ってきました。
バスを降りると、すぐそこはもう海(東京湾)です。
潮の香り、打ち寄せる波の音・・・・・・。
行き交う大型船やヨットを眺めながら、海沿いの道をゆっくり歩いていきます。いつのまにか山本コータローの『岬めぐり』」を口ずさんでいました。「あなたがいつか話してくれた 岬をぼくは訪ねてきた・・・」
道路を隔てて左手に横須賀美術館が見えてきました。

【前面はガラスばりのレストラン】
白い建物を入っていくと吹き抜けになっていて、自然の光も採り入れられており、開放感があって明るい雰囲気の美術館です。
この日は常設展だけでしたが、佐伯祐三、梅原龍三郎、藤田嗣治、三岸節子などの作品も展示されていました。
現在は、『澁澤龍彦・幻想美術館』という企画展が開催中(〜11月11日まで)です。
私が楽しみにしていたのは、横須賀美術館の左隣にある「谷内六郎館」。谷内六郎は、この美術館近くにアトリエを構えていたことなどもあり、数多くの作品が横須賀市へ寄贈されたとのこと。
「おかっぱ頭のおねえちゃんと坊ちゃん刈りのおとうと」みたいなふたりが描かれている、かわいくてほのぼのとした絵、といったら思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
ここでは『週刊新潮』の表紙になった絵などが、常設展示されています(展示内容の入れ替え日あり。HPなどで展示されているかのご確認を)。
じっくり絵を見て、しばし郷愁にひたりました。
入り口近くのちょっとおしゃれなレストランにはテラスもあり、飲み物、食事のメニューが用意されています。土、日、祝日などは混んでいて入れないこともあるようです。
このレストランの目の前が海。眺めていると、こころもなごんできます。

【レストランから見える景色】
また、この美術館ではさまざまなイベントが行われるのも魅力です。
11月10日(土)、11日(日)は『草木のいろを使ってあそぶ〜ふわもこフェルトのコースター』。中学生以上が参加できます。(申し込みが必要です。定員あり)
“こどもワークショップ”が開かれることもあり、親子などで参加して楽しむこともできます。
この日は平日でしたが、家族づれ、カップル、女性グループ、ひとりの方、とさまざまな人が訪れていて、「谷内六郎、よかった」「海がほんとにきれいよねー」などという声が、聞こえていました。
美術館近くをのんびり歩いてみたり、座ってしばらく海を眺めているのもいいですね。
お天気に恵まれた日に出かけて、ゆっくり流れる時間と景色を楽しんでみてはいかがでしょう。

【夕方、釣りをする子どもたち】
横須賀美術館
神奈川県横須賀市鴨居4−1
http://www.yokosuka-moa.jp/
TEL:046−845−1211 FAX:046−845−1215
開館時間 10月〜3月までの期間は、10:00〜18:00
休館日 毎月第1月曜日(祝日の場合は開館)、12月29日〜1月3日
観覧料(常設展) 一般 300円
高校生・大学生・65歳以上の方 200円
中学生以下 無料
◎混雑が予想されますが、11月の文化の日は、常設展、企画展とも
に無料です。市制記念日(2月15日、ただし平日の場合は直近の日
曜日)も無料です。
◎次の方は常設展、企画展ともに観覧無料
・身体障害者手帳、療育手帳、または精神障害者保健手帳をお持ち
の方と介助の方(1名)
・横須賀市内に在住または在学の高校生
◎開館時間(季節によって異なります)、駐車料金(車の種類によって
異なります)など詳細は、HPなどで確認してからお出かけください。
交通手段
■電車・バス
・京浜急行線「浦賀」駅から京急バス「観音崎」行き終点下車 徒歩3
分
・京浜急行線「馬堀海岸」駅またはJR横須賀線「横須賀」駅から京急
バス「観音崎」行きまたは「観音崎自然博物館」行き「観音崎京急ホ
テル」下車 徒歩1分
■自動車
・横浜横須賀道路佐原ICから8km(約20分)
駐車場・普通自動車の場合 1時間まで300円(展覧会を観覧する
方は最初の1時間は無料。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害
者保健手帳をお持ちの方は無料)
(成相陽子)