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専門家と一緒に考える、中高年のための健康でキレイな肌づくり:その3 あなたの肌に合ったスキンケア

2008-03-15 11:58:44

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自分の肌タイプ、ご存知ですか?

「スキンケアは、あなたの肌に合わせて」と、よく言われますね。これが大切なことは、長年、懲りずに「ちょっとお試し」をやって、肌トラブルを起こしてきた中高年は身にしみています。でも、自分の肌のタイプって、本当にご存知ですか?



肌のタイプはふつう、「普通肌」「脂性肌」「乾燥肌」「混合肌」の4つに分けられています。でも、このほかにも「敏感肌」とか「アトピー肌」「ニキビ肌」などもあり、中高年になると、若いころにはなかったいろんなトラブルが出てくるので、ますます肌のタイプがわかりにくくなってしまいます。

肌のタイプを見分けるポイントは、肌の皮脂+水分量と、肌の健康状態です。あなたの基本的な「肌の質」は、肌の脂分+水分の量で決まりますが、肌は年齢、ホルモン・バランス、季節、生活環境、ストレス、食生活、内臓疾患などさまざまな要因で、敏感になったり、不安定になったり、ニキビや湿疹ができたり、“コンディション”が変わってきます。つまり、この「肌の質」+「コンディション」が、今のあなたの肌のタイプを決めているのです。

では、自分の肌のタイプと、それに合ったスキンケアとは? 「洗顔」「スキンケアの基本」に続いて、肌の専門家、折出恭子さんと一緒に、中高年の正しい肌タイプ別スキンケア、考えてみましょう。
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■基本的な「肌の質」、あなたはどのタイプ?

【脂性肌】
 
・顔全体がテカテカ光っている
・キメが荒く、毛穴が開いている
・肌が汚れやすく、ニキビができやすい
・化粧崩れしやすい

【普通肌】【混合肌】 
・顔全体に潤いがある
・頬の部分はやや乾燥している
・Tゾーン以外は、ややカサカサしている
・Tゾーンの化粧が崩れやすい

【乾燥肌】
・肌に潤いがない
・小じわができやすい
・下地をつけないと化粧がうまく乗らない
※中高年では女性ホルモンの分泌が少なくなるため、ほとんどの方がこのタイプになります。

【超乾燥肌】

・肌がカサカサ、ザラザしている
・肌がいつもつっぱっている
・頬や額に白い粉が吹いている
・下地をつけても、化粧ノリがよくない

■では、今のあなたの肌タイプは?

自分の今の肌状態を簡単に知る方法をご紹介しましょう。ただし、乾燥した季節に乾燥肌や敏感肌の人がこれを行うと、肌荒れを起こす場合がありますので、ご注意を!

1、石けんをよく泡立てて、洗顔をする。
2、よくすすぎ、清潔なタオルで水分をふきとる。
3、その後、なにもつけずに15分待つ。

これで、あなたの肌の状態がわかります。


□ 肌につっぱり感があまりない → 普通肌
□ 肌につっぱり感がある → 乾燥肌。顔のどこにつっぱり感があるのか、チェックしておきましょう。(敏感肌の人も乾燥肌タイプです)
□ 肌につっぱり感がなく、うすく脂が浮いている → 脂性肌
□ 部分的につっぱり感があり、脂がうすく浮いている部分もある → 混合肌。どの部分がつっぱり、どの部分に脂が浮いているのか、確かめておきましょう。

■肌のコンディションによっても、いろんなタイプがあります

これには、スキンケア製品の成分や香料によって、赤みや湿疹の出る「敏感肌」、季節の変わり目などにかゆみや湿疹の出る「トラブル肌」、炎症の出る「アトピー肌」、ニキビのできる「ニキビ肌」などがあります。たとえば、私の場合は何もつけないと肌がつっぱり、スキンケア製品が合わないと、すぐに赤ポッチの出る「乾燥肌」+「敏感肌」です。

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■肌のタイプ別お手入れ法

【普通肌】


朝の洗顔:刺激の少ない石けんをよく泡を立て、しっかり洗顔します。寝ているあいだに皮脂が出ますので、それを洗い流すようにしましょう。(第一回の「洗顔」を参照)

基本のスキンケア:化粧水、乳液、オイルなどで、保湿と保護をします(前回を参照)。美白作用や、アンチエイジング成分の入った化粧水も積極的にどうぞ。
メイク:日焼け止めクリームを化粧下地にします。紫外線散乱剤(紫外線吸収剤は時間が経つと刺激になることがあります)入りを選びましょう。
夜のメイク落とし:オリーブオイルやスクワランを顔につけ、ふき取って、しっかりメイクを落とし、その後、石けん泡立ててダブル洗顔をします。

【乾燥肌・敏感肌】

朝の洗顔
:ぬるま湯で、やさしく、ていねいに洗います。肌は絶対こすらないように。
基本のスキンケア:肌にやさしい化粧水と、スクワランで保湿と保護をします。化粧水は抗炎症作用や抗酸化作用がある成分が配合されているものを選びましょう。初めて使うときには、必ずパッチテストを行ってください。
メイク:日焼け止めクリームを化粧下地にします。紫外線散乱剤(紫外線吸収剤は時間が経つと刺激になることがあります)入りを選びましょう。ファウンデーションはリキッド状のものを。軽くパウダーで押さえます。
夜のメイク落とし:オリーブオイルやスクワランを顔につけ、ふき取って、しっかりメイクを落とし、その後、石けんを泡立ててダブル洗顔をします。
※石けんで刺激を感じる場合には、アミノ酸系の弱酸性界面活性剤の洗顔料を使います。

【油性肌】

朝の洗顔
:刺激の少ない石けんをよく泡を立て、しっかり洗顔します。寝ているあいだに皮脂が出ますので、それを洗い流すようにしましょう。毛穴が目立つことのある油性肌は、洗顔のあと、冷たい水で引き締めることが大切です。
基本のスキンケア:化粧水、乳液、オイルなどで、保湿と保護をします。美白作用や、アンチエイジング成分の入った化粧水も積極的にどうぞ。
メイク:メイクの前に、収斂効果のある化粧水をつけます。それから、日焼け止めクリームを化粧下地に。紫外線散乱剤(紫外線吸収剤は時間が経つと刺激になることがあります)入りを選びましょう。
夜のメイク落とし:オリーブオイルやスクワランを顔につけ、ふき取って、しっかりメイクを落とし、その後、石けん泡立ててダブル洗顔をします。
※中高年で肌が脂ぎっている人は、肌トラブル(脂漏性皮膚炎)の可能性もあります。この場合は、脂を落とす手入れが状態を悪化させることもあるので、皮膚科を受診することをおすすめします。

【トラブル肌・アトピー肌】

朝の洗顔
:ぬるま湯で、やさしく、ていねいに洗います。
基本のスキンケア:手にスクワラン・オイルを数滴とり、顔全体に。スクワランは紫外線による酸化のほとんどない安定したオイルです。また、さっぱりしたオイルなので、トラブルの原因となるホコリやダニ、花粉などの肌への付着も軽減します。
メイク:日焼け止めクリームを化粧下地にします。紫外線散乱剤(紫外線吸収剤は時間が経つと刺激になることがあります)入りを選びましょう。その上から軽くパウダーをつけます。ファウンデーションをつける場合はリキッド状のものを。
夜のメイク落とし:油性のファウンデーションをつけたときは、オイルでふき取り、石けんをしっかり泡立ててダブル洗顔をします。つけていないときは、石けん洗顔だけで。

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■「美肌水」が合わない方におすすめしたい「ベタイン化粧水」

前回、ダメージ肌を甦らす“お茶漬け療法”として、「美肌水」のつくり方をご紹介しました。でも、尿素が合わなくて、肌がピリピリする人もいます。そんな人におすすめしたい肌の“お茶漬け”が「ベタイン化粧水」です。ベタインというのは、ビート(砂糖大根)から抽出されるアミノ酸系天然植物性保湿剤。ベタつきのないサラっとした保湿剤で、溶けやすく、使いやすいのが特徴です。肌や髪に「うるおい」と「なめらかさ」を与えるので、化粧水やシャンプーによく使われています。

ベタイン化粧水も簡単につくれます

まずは、ベタイン保湿液原液をつくります。

ベタイン         50g
植物性グリセリン     大さじ2
精製水          大さじ2

清潔なビーカーなどの容器に、べタイン50gと精製水大さじ2杯を入れてかき回し、40〜70度のお湯で湯煎します。ベタインが溶けたらグリセリンを加え、混ぜ合わせます。これで原液のできあがり。清潔な空き瓶に移し替え、冷蔵庫に保存して、必要に応じ薄めて使います。

ベタイン化粧水

ベタイン原液       小さじ1
ヒアルロン酸ナトリウム  瓶から5滴程度
精製水          大さじ1・5

清潔なビーカーなどの容器にベタイン原液、ヒアルロン酸の全量と、半量の精製水を入れてよく混ぜ合わせ、それから、残りの精製水を加えて、さらによく混ぜ合わせます。ヒアルロン酸はとろみが非常に強いので、すぐには混ざり合いません。

このベタイン化粧水と、前回ご紹介した美肌水は、手づくり化粧品の基礎です。ここにさまざまな保湿剤や有効成分、植物エキスを加えることで、自分の肌に合った化粧品を手づくりしていくことができます。

【折出さんからのワンポイント・アドバイス】

ご紹介のベタイン化粧水には、保湿剤が3種類配合されています。なんで3種類なの? 1種類ではいけないの? という疑問が湧いてきませんか?

保湿剤は複数成分を併用することで、相乗的に保湿力が上がります。保湿するメカニズムが違うのです。ベタインは電気的に水分をつかまえて放し難くし、グリセリンは水分を引き寄せる力が強く、ヒアルロン酸は蓄える容量が大きいのです。例えると、ベタインは鎖、グリセリンは磁石、ヒアルロン酸はそれを入れる容器ということになります。

つまり、1つの成分をたくさん入れるより、組み合わせるほうが効率的に保湿できるのです。市販の化粧品では、実にさまざまな保湿剤が組み合わされています。でも、そのなかの成分が肌に合わない方もいます。それが肌トラブルの原因になることもあるので、自分に合った化粧品を探すことが大切なんですね。


                   ●

いかがでしたか? 私はこのベタイン化粧水に「ビタミンC誘導体」など、自分の肌に合った有効成分を加え、“簡単で安価で安全な”基礎化粧品を、キッチンで手づくりしています。基本はパッチテストをしながら、自分の肌に合った有効成分を見つけることと、有効成分を薄めに入れること。効果を期待するあまり、欲張って入れたりすると肌トラブルのもとになるので、気をつけましょう。

自分でも以外だったのは、ハーブ水や植物エキスで合わないものがあったこと。“植物系”だから大丈夫、というわけではないことを、あらためて知りました。

肌トラブルの悩みなど、ご質問がありましたらお寄せください。肌の専門家で薬剤師の折出さんがお答えします。

それでは、次回をお楽しみに。
(中澤まゆみ)
 

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