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あなたも認知症サポーターに

2007-10-01 11:38:34

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今、85歳以上の高齢者の4人に1人は、認知症だそうです。

認知症の人は全国で200万人近く。高齢化社会から超高齢化社会へと急速に移行している日本では、20年後には2倍に増えるといわれています。

こうした状況を背景にスタートしたのが「認知症サポーター100万人キャラバン」です。これは厚生労働省の「認知症を知り、地域をつくる10ヵ年」構想の一環事業で、都道府県、市区町村などの自治体が、住民、学校、地元企業などを対象に住民講座を展開しているほか、大手スーパー、銀行、マンション管理会社をはじめとする住民と身近に接する機会の多い企業の職場や、全国の生協などでも「認知症サポーター養成講座」が開かれています。
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胸につけた赤いリボンはエイズ撲滅、白いリボンは平和のメッセージ、ピンクのリボンは乳がんの早期発見キャンペーン、それでは腕につけたオレンジ・リングは何のしるし?

開始時間にちょっと遅れて飛び込むと、80人はたっぷり入りそうな会場は、うしろのほうが2列ほど空いているだけでした。集まった参加者の年齢は50代、60代の女性がほとんどで、男性は数人。それと、30代、40代と思われる女性がちらほらです。50〜60代の女性が多いのは、自分が家族の介護をした体験があったり、自分や連れ合いの”近未来”が、現実味を帯びているからなのかもしれません。

私にしても、そろそろ親の介護を考える時期ですが、84歳と83歳の両親はからだの衰えこそはあっても、認知症とは幸いにもまだ無縁のようす。その前に突然飛び込んできた友人の介護、という出来事がなかったとしたら、こういう講座にたびたび足を運ぶことは、なかったことでしょう。

講座ではまず、認知症とは何か、を学びます。「認知症を学び、地域で支えよう」という30ページの教材を使い、全国キャラバン・メイト連絡会議から派遣された講師(キャラバン・メイト)が、認知症を抱えて生きること、症状・診断とその治療法、認知症の人の支援、予防、認知症の人の理解などについて、自分の体験談を折り込みながら説明をします。

この日のキャラバン・メイトは元看護士さんで、母親とともに祖母を介護した経験がある人でした。母と自分の”介護バトル”をユーモアたっぷりに語るので、会場から何度となく笑い声が沸きます。

私たちが、認知症の人たちに対してできること

40分ほどの「講義」のあとは、「認知症の人を地域でどう支えるか」をテーマにしたビデオを見ます。認知症のおばあちゃんが、ひとりで町に散歩に出て、今、自分がどこにいるのかがわからなくなるというシーンでは、出会った人の対応で、おばあちゃんの態度がどう変わるかを、具体的に見せていきます。

たとえば、詰問するような対応をすれば、おばあちゃんは心を閉じてしまいますが、ゆっくり時間をかけてやさしく質問していくと、自分の住所を書いた紙を探し出すことができる。ビデオでは、こうしたケースをいくつか紹介していきます。

ビデオを見終わったところで、「自分だったら、どんなサポートができるか、お隣の人と話し合ってみてください」と、キャラバン・メイトから提案があります。私のお隣さんは、ここに参加したのは、「自分のことが心配だったから」と笑う50代の女性でした。

「身近には認知症の人はいないけれど、スーパーの商品の前で途方にくれたような顔でたたずんでいるお年よりをときどき見ますね。そういう人を見たら、ちょっと声をかけるってのは、私にもできそうかな」と、彼女。お年よりには同じような傾向がありますが、認知症の人はスーパ・ーマーケットやドラッグ・ストアが苦手です。あまりにも商品がありすぎて頭が混乱し、何を買ったらいいのかわからなくなってしまうのです。

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10分ほどお隣さんと話したあと、司会からの呼びかけに、会場からさまざまな声が出ました。

「同じマンションに何人かひとり暮らしのお年寄りがいるので、これからはそれとなく“見守り”をして、困っているようだったら声をかけたいと思います」

「これまでは近所に住む認知症のお年寄りを、どうやったら手助けできるのかわからなかったけれど、今日、参加して、その方法がなんとなくわかったようです」

「スーパーのレジでパートをしているんですが、いつも1万円紙幣で払うおばあさんがいるんです。おかしいなと思っていたんですけど、認知症かもしれないですね。今度から、細かいお金はありませんか? とやさしく聞いてみます」

2時間の講習で、60人近くの新しい「認知症サポーター」が誕生しました。認知症を正しく理解し、偏見を持たずに、認知症の人を温かく見守る心構えができれば、もうそれだけで、認知症サポーター。その目印が、オレンジ色のブレスレット(オレンジリング)です。

サポーターになったら、次は交流会をベースに活動

講習は一度だけですが、サポーターは後日、引き続いて催される「認知症サポーター交流会」に参加することができます。これはサポーターとなった人たちの仲間づくりの場で、実際に交流会を通じて、認知症への理解を呼びかけるお芝居をする人たちが出てきたり、デイケアや施設でのボランティア活動をするグループができたり、それぞれの地域でいろんな活動が起こっているそうです。

みなさんも、市町村や区、県のお知らせ、生協のお知らせなどで、「認知症サポーター養成講座」を見つけたら、気軽に参加してみませんか? 現在、サポーターは全国で25万人にのぼるとか。

「最近は大手スーパーや、マンション管理の会社、銀行などが社をあげて社員を養成したり、市町村が中学や高校で催す講座も増えてきました。サポーターになった子どもが家に帰ってから、両親やおじいさん、おばあさんに認知症の話をする、ということで、認知症に対する認識も広まってきているようです」(全国キャラバン・メイト連絡協議会事務局 土屋純子さん)

全国キャラバン・メイト連絡協議会は、会場で講師をつとめるキャラバン・メイトを養成するほか、サポーター講座開催への支援や、全国のキャラバン・メイトや認知症サポーターの数を把握するなど、本部の役割をしています。

同協議会は毎年、全国各地の「認知症サポーター100万人キャラバン」の実績報告とともに、先駆的な取り組みをしている自治体や企業・団体を表彰・紹介する報告会をおこなっています。一般の方も参加できますので、FAXで申し込みください。詳しいお知らせは、近日中に連絡協議会のHPにも掲載されます。

「認知症サポーター100万人キャラバン」報告会
日時  10月25日(木) 13:00〜17:00
会場  半蔵門 東京FMホール
    東京都千代田区麹町1−7
参加費 無料

養成講座、キャラバンメイト養成講座、に関する詳しい問い合わせは・・・。
非特定営利活動法人 地域ケア政策ネットワーク
全国キャラバン・メイト連絡協議会 
東京都新宿区市谷田町2−7―15近代科学社ビル4階 
電話:03(3266)0551  FAX:03(3266)1670
(担当 北村、土屋)

この記事のURLコメント(1)

Posted by 前原五男 at 2008-09-27 08:07:50

お世話様になります
 27日早朝のテレビ放映で貴協議会の活動を、知りました。私たちの地域では口座の予定はありますでしょうか?
またお手数かけますが、認定講座開催などの資料がありましたら送っていただけませんでしょうか。
 ご多忙中よろしくお願いします
 891-0311 指宿市西方7950
       前原五男(携帯 090-9564-6191

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