子どもたちが待っていてくれるから「ぐるーん」抱っこサポーター(1月号特集より)

子どもたちが待っていてくれるから
抱っこから始めるボランティア
一般社団法人 ぐるーん 抱っこサポーター 風穴さん(神奈川県)
小ぐるーん風穴さんg_K-081
親元を離れて乳児院や児童養護施設で暮らす子どもたちが、
日本には約3万5千人います。
「一般社団法人 ぐるーん」は、「抱っこサポーター」と呼ばれる登録会員が
こうした子どもたちを抱きしめる活動をしています。
ある乳児院で週に1度ボランティアをしている風穴さんにお話しをうかがいました。

小ぐるーん洗濯物g_K-002
 風穴さんとぐるーんとの出会いは、前代表の有尾美香子さんを通してでした。
「・・・・有尾さんから『抱っこはいいよ』という話を聞いていましたが
その頃はまだ子どもが小学生だったので、子育てが落ち着いたらと話していたんです」。
 ぐるーんの活動を牽引してきた有尾さんは、2015年2月に病気で逝去。
その約半年後の7月、息子さんが小学校高学年になって手がかからなくなっていたこともあり、
風穴さんは、抱っこサポーターの活動に踏み出しました。
「最初は不安がありましたが、子どもたちの姿を見たらイチコロでした(笑)」。
そのときから毎週水曜日の10時から12時に通って、もう3年余り。
「この日は、ほかの予定は入れないようにしています」という言葉から、
風穴さんがこのボランティアをどんなに楽しみにしているかがわかります。

「それぞれの人が自分が思う〝ぐるーん〟をしてもらえれば」
小ぐるーん河本さんg_R0002001
 一般社団法人 ぐるーん 代表理事 河こう本もと 美津子さん(岡山県)
 岡山県で「ぐるーん」の最初の抱っこサポーターになった河本さんは、
前代表の有尾美香子さんの逝去後、代表に。
岡山県内の児童養護施設と協働して一時里親の活動にも力を入れています。

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「抱っこサポーター」募集!

子どもに寄り添うボランティアを始めませんか?
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活動場所:全国各地の乳児院・児童養護施設

活動拠点:岡山・関東・関西・九州を拠点とし、
      地域リーダーを中心に、全国で活動中です。
登録要件:月に2 回以上、1 年間継続できること。
登録から活動開始までの流れ:ホームページより、
「参加してみよう」➡「サポーター登録の流れ」
 ➡「サポーター登録(フォーム)」と進んでください。

必要事項を記入し、送信すると、ぐるーんから連絡があります。
地域リーダーと面談後、施設面談、活動スタートとなります。

問い合わせ・申込み先 一般社団法人 ぐるーん[本部]
〒700-0054 岡山県岡山市北区下伊福西町7-32-309

【Eメール】info@gruun.org 【TEL】086-236-8955
https://www.gruun.org/
※ホームページの「お問い合わせ」フォームもご利用ください。
※ぐるーん内での連絡や情報交換はフェイスブックを中心に行っています。
 登録をお考えの方は、活動の様子がよくわかりますので、ぜひご覧ください。

撮影/坂本博和


この記事は、2019年1月号でご紹介しています。
ぜひご覧ください。

◆『のんびる』2019年1月号 目次
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