『のんびる』2019年8月号 ただいま注文受付中!ご注文はこちらから
「クラスには1軍と2軍がある」
「逃げているんだ」
つらい経験から不登校となった子どもの声(※1)です。
日本人の10~14歳の死因のトップが自殺。
今年3月には衝撃的な統計(※2)も発表されました。
自傷・自殺する子どもたちだけが、問題ではありません。
居場所がない、悩みを言えない、生きづらい……
楽しい夏休みを前に、あえて、本特集をお届けします。
(※1)本誌10〜11ページ参照。
(※2)厚生労働省「2017年の人口動態統計」によると、
2017年に自殺した10〜14歳は100人で、この年代の死因のトップ。
以下、がん99人、不慮の事故51人と続く(10代全体の自殺者数は560人)。
厚労省『自殺対策白書』などによると、10代前半の自殺は動機不明のケースが多く、
自殺未遂歴のない子どもが突発的に命を絶ったり、
周囲が予兆に気づかない場合も少なくない。
【巻頭エッセイ】
水野スウ「ベルをならさずそのままどうぞ」
【特集】子どもがしんどくなったら・・・
◆子どもが安心して「助けて」とつぶやける場を
西野博之さん
(認定NPO法人 フリースペースたまりば理事長/川崎市子ども夢パーク)
◆「小学6年のころからしんどかった」
フリースクールに通う中学生の声
◆いろんな子どもたちのいろんな生き方を見守ってください
西岡美紀惠さん(子どもたちの居場所 ひなたぼっこ代表)
◆大事なのは、助けを求める「援助希求能力」をやしなうこと
松本俊彦さん(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所薬物依存研究部部長)
【のんびる編集長・前田和男の特集エッセイ 管見拙説蒙御免】
旅のつばくろ淋しかないか〜40年前の友の自死を想う
【はじめる!情報】
買う・寄付・ボランティアなど、あなたの参加できる「はじめる!情報」。
・「どこの国の人」ではなく「私は私」。文化も世代も超えた仲間と出会える場!
あそび舎や てんきりん(埼玉県さいたま市)
・自宅を開放した家庭文庫に、親子で遊びに来てください!
ひだまり文庫(東京都八王子市)
ほか
【のんびる読者のひろば】読者が投稿する身近で素敵な情報が満載!
・地域資源でしごとをつくる!「比企しごと塾」毎月第4金曜開催です。
・藍の風合いをお手元に♪「藍展2019」
ほか
【読み切り短篇】
鈴木マキコ「わたしの一日」
【セカンドリーグ神奈川通信】
セカンドリーグ神奈川は、7年目を迎え、新たな展開をめざします。
【技能実習生、日本に生きる。②異国での家計のやりくり。】
技能実習生として、2019年春から日本各地の介護施設に従事する
25人のミャンマー人女性たちの日々の葛藤と成長を追います。
【色平哲郎の医療エッセイ】
地球の水の循環を研究する「水文学」とは
色平哲郎の「地域と医療からみる未来のかたち」(第84回)
【内山節 里山から考える】
林業圧迫の要因~木造りの家から工業的な家へ
(森について考える 5)
【のんびるインタビュー】
誰かに生かされている。
そのことを教えてくれた〝しょぼ喫〞で、ずっと…
池田達也さん(「しょぼい喫茶店」店長)
【被災地は今】
屋根上の達人「武ちゃんマン」の想い
「災害支援のプロフェッショナルを育てたい」
災害救援レスキューアシスト代表 中島武志さん(大阪府茨木市)
【 三十路男子〝山里〟に暮らす! 】
第十六関門 水不足
【上映会お知らせ】8月5日(月)映画『たねと私の旅』
【好評連載エッセイ 縁側だより 「夏の畑仕事」】
写真/鈴木暁子のブログ「縁側だより」より
【「里山ハーブ」を知って、味わう】
くらしと自然のつながり。身近な野草「里山ハーブ」をおいしく食べて実感!
今回登場するのは「ホウノキ」。
写真提供/食楽風土(くらふうど)
『のんびる』の表紙では毎号、障がいのあるアーティストの作品をご紹介しています。
今月号の表紙「バイオリンの音」 作:genki
『のんびる』表紙でいつもお世話になっている「アトリエからふる」(埼玉県川口市)。アートを通して、障がい者の自立支援を続けています。「当時、初めてバイオリンを聞きました。音を聞いて、絵を考えて描きました」(genkiさん)。
作品提供/アトリエからふる
「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、
2015 年9月の国連サミットで決められた国際社会共通の目標です。
パルシステムが行っている事業活動はSDGsそのものです。
そして、2006 年よりパルシステムが発行し続ける本誌『のんびる』は、その一翼を担っています。
SDGsが掲げる「誰ひとり取り残さない」理念、17の目標はもちろんの事、様々な社会的課題を真摯にとらえ、
その解決を模索し活動する団体や個人を広く取り上げ、今後も発信し続けます。