被災地は今:2020年7月豪雨  地域の人が、地域のことを、地域のために

熊本県人吉市を流れる球磨川にかかる中谷橋。

できる時に、できる人ができることをやる。
地域の人が、地域のことを、地域のためにやる。
くまもと友救の会(熊本県益城町・人吉市)

2020年の7月4日未明から九州各地を襲った大規模・広範な集中豪雨。
熊本・福岡・大分・長崎などの各県に、死者66 名(7月12日時点)を含む甚大な被害をもたらしました。
コロナ禍で県外からの支援が得られない困難のなかで、地元の皆さんはどう復旧活動を展開したのか。
支援団体に話を伺いました。

益城町から駆け付ける

流域一帯の生活道路は完全に水没し人家は泥で埋まった。
浸水した民家や建物は熊本県で15725棟にのぼる。

「……分別も進んでいます。しかし、路上にはまだまだ混在する災害ゴミの山がいくつもあります。
それと、建物内の土砂出しの依頼も増えてきています。ニーズに対して、工夫だけでは追いつかない現実があります」 
こう話すのは地元熊本県益城町に本拠を置く「くまもと友救の会」の代表松岡亮太さん。
益城町といえば2016年4月の熊本地震で甚大な被害が出た町です。

コロナ禍で今までのやり方が通用しない
松岡さんの言う「工夫だけでは追いつかない現実」のひとつは、
コロナ禍で九州を除く県外からの人的支援を受けられないこと。
コロナ禍が復旧・復興の見通しを暗いものにしているのです。
避難所のあり方にも問題はあったようです。

少しでも、安らぎの中で眠りについていただきたい

くまもと友救の会のスタッフ。左端が代表の松岡亮太さん。
同好会の強みはユンボなどの重機チームを持っていること。
写真提供:くまもと友救の会

くまもと友救の会の活動内容は多岐にわたっています。
同会のHPには次のようなスローガンがあり、胸に響きます。
「できる時に、できる人が、できる事をやる。
地域の人が、地域の事を、地域の為にやる。
やらない善より、やる偽善。
やってみれば、何とかなる。助けも入る。
今、目の前のできることを、ただ全力でやる」
熊本地震の長く困難な復興の過程で得られた学びなのでしょう。…続きはのんびる9・10月号

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器機のリース料と燃料代で月40万円ほど。

物資ではなく、お金での支援がありがたいとのこと。
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    普通 記号17190 番号321 13781
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【問い合わせ】くまもと友救の会[人吉拠点]
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この記事は、9・10月号特集でご紹介しています。
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