「和食の押し付け、やめました」(特集:高齢の親と生き抜くより)

おかもと・まさこ 管理栄養士。国際薬膳師。国分寺市の矢島助産院で、妊産婦さんのための食事作りや栄養サポートを担当。産前産後の食事や離乳食に関する講演、レシピ提供・監修なども行っている。著書に『自然なお産献立ブック』、『矢島助産院の元気ごはん』、『妊娠&授乳中のごはん150』など。 撮影/大岩 里王真(写真工房坂本) 

離れて暮らす高齢の親が、ちゃんと食事を摂
れているか気がかりで……。
そんな方は少なくないのでは。
親の食卓をサポートするとき、どんなことに気をつけたらよいのでしょう。
管理栄養士の岡本正子さんに、ご自身の実践を基
にしたアドバイスをうかがってきました。

「和食の押し付け、やめました」岡本正子さん(東京都小平市)

  義母の骨折と入院

岡本正子さんのブログ「おかもとまさこのごはんBLOG」には、
助産院や自宅でのご飯作りのことや、散歩途中の四季の風景などが、
日々を慈しむように綴られています。


お父さんの誕生日に用意したポーピエット                           
そのブログに、昨年の春頃から、
「実家」での食事の一コマがよく登場するようになりました。
実家とは、車とバスを乗り継いで80分ほどの、東京郊外にある夫の両親の家。
91歳のお父さんと89歳のお母さんがふたりで暮らしています。
今でこそふたりとも仕事から退いているもののお父さんは会計学者、
お母さんは翻訳家として第一線で活躍してきた方たちです.


両親と過ごした昨夏の休日
岡本さんのFacebookより                               


岡本さんが実家に定期的に通うようになったきっかけは、
一昨年末のお母さんの大腿骨骨折による入院でした。
「父は掃除も洗濯もできる人ですが、
食事はずっと母が作っていたので、
大変な状況になりました。
お弁当を作って『温めて食べてください』と届けていたのですが、
父にはそれもむずかしかったようで、次に行くと……。

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