- 2021-5-13
- 医療と福祉(高齢者), 東京, 「のんびる」情報
岩元修一さん 撮影/堂本ひまり
介護に関わる記事は、どちらかと言えば、女性の視点を通したものが多いかもしれません。
でも、家族を大切に思う気持ちに男女の違いはありません。
10 年以上、母親の遠距離介護を続ける男性にお話を伺いました。
母の看取りまで妹と手をとりあって 岩元修一さん
親の介護が自分事になって
「母のことは、妹に任せきりで」と遠慮がちに話し始めた岩元さん。
鹿児島県で生まれ、学生時代に上京。
およそ40年間、パルシステム東京で働いてきました。
「両親の暮らす実家から〝スープの冷めない〟距離に、妹が暮らしていました。
私は、年に数回帰省するくらいです。
ところが2009年、妹が上京。
この年、父が86歳で亡くなり、80歳の母がひとりになりました。
ここでようやく、親のことが自分事になったんです。
今さらで遅いのですが」ひとり暮らしになった母親のもとに、
妹と交代で帰省を続けました。
岩元さんが取材のために用意してくれた資料。
母と妹への気づかいがうかがえる。
それから4年ほど経ったころ、
母親との会話のつじつまがあわないことに岩元さんは気付きます。
認知症でした。
「母は元気に暮らしているように見えましたが、
父が亡くなり、近くにいた妹も上京し、さびしかったはずです。
ケアマネージャーさんの助けを借りながら、
妹との遠距離介護が始まりました」
・・・続きは 『のんびる』5・6月号をご購読ください。
この記事は、5・6月号特集でご紹介しています。
◆『のんびる』2021年5・6月号 目次
◆ただいま注文受付中!こちらからお申込ください。