すぐろ・ちひろ
精神保健福祉士・神奈川県主任相談支援専門員。
神奈川県横浜市で精神疾患を抱える親とその子どもたちに特化した相談支援事業所を開所。
子どもたちの居場所づくりを行う。
文/中村未絵 写真/堂本ひまり
文/中村未絵 写真/堂本ひまり
新しいアクションを起こしている若い世代に注目する連載「動くヒト」。
今回は、精神疾患を抱えた親とその子どもへの
「親子まるっと伴走支援」を行う精神保健福祉士の勝呂ちひろさんです。
今回は、精神疾患を抱えた親とその子どもへの
「親子まるっと伴走支援」を行う精神保健福祉士の勝呂ちひろさんです。
【明日へのアクション 動くヒト】
みんなを巻き込んで 親子と出会い、つながる
一般社団法人Omoshiro 代表理事 勝呂ちひろさん
<「何に困っているのかわからない」>
精神保健福祉士として、
精神疾患を抱えた方の相談支援専門員をしている勝呂ちひろさんが
一般社団法人Omoshiroを立ち上げようと思ったのは、
小学校5年生だった女の子との出会いがきっかけでした。
一般社団法人Omoshiroを立ち上げようと思ったのは、
小学校5年生だった女の子との出会いがきっかけでした。
「母子2人の家庭で当時お母さんはうつ症状がひどく昼夜逆転の生活でした。
私は介護でいうケアマネジャーのような役割で、
お母さんの家事支援を行うヘルパーさんや
お母さんの家事支援を行うヘルパーさんや
訪問看護の調整で自宅を定期的に訪問していたんです」
その部屋には荷物や服が床にあふれていて、
小学生の彼女は毎朝そこから教科書などを探して登校していたといいます。
小学生の彼女は毎朝そこから教科書などを探して登校していたといいます。
「私が『何か困っていることはない?』と聞いても、
『何に困っているのかわからない』と言うんですよね。
その子にはそれが日常だからです。
私がお母さんを訪ねるのは平日の日中が多いので、
なかなか会えずにいたら気づいたときには中学生になっていました」
『何に困っているのかわからない』と言うんですよね。
その子にはそれが日常だからです。
私がお母さんを訪ねるのは平日の日中が多いので、
なかなか会えずにいたら気づいたときには中学生になっていました」
そのとき、子どもの成長のスピードを実感してショックを受けたという勝呂さん。
「子どもが子どもらしくいられる時間は有限です。
中学生になった姿を見て、これまでに、
この子はちゃんと誰かに気持ちを話せていたのかな? とすごく気になりました」
「子どもが子どもらしくいられる時間は有限です。
中学生になった姿を見て、これまでに、
この子はちゃんと誰かに気持ちを話せていたのかな? とすごく気になりました」
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子どもたちの安心できる居場所をつくりたい!
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子どもたちが毎日通える「居場所」の実現を目指しています。
私たちと一緒に、生きづらさを抱えた
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