『のんびる』2012年12月号
売り切れました。ご注文ありがとうございました.
いまなぜ、〝測る〟なのか?
チェルノブイリ原発事故は、26年たった今でも、
放射能汚染の危険区域が依然として残る状態です。
昨年3月11日の福島第一原発の事故は、
チェルノブイリと同等の規模と言われているにもかかわらず、
政府から収束宣言が出されたことに大きな疑問を感じます。
本当は何が起きているのか、安心できるのかできないのか、どうすればいいのか。
被災地の福島や東北地方はいうに及ばず、関東各地でも、
とくに子どもたちの健康被害が心配です。
ベクレルやシーベルトの数値をあれこれ議論しても、
他人任せでは何も解決しません。自分たちも納得できない。
だから、いまこそ〝測る〟なのです。
自分たち自身で「測る」ことで現実を知り、
次のステップを探す動きが各地で始まっています。
それは、放射能汚染だけに限りません。アスベストや土壌汚染なども……。
子どもの健康と未来に対する大人の責任が、いま問われています。
【特集】危ない!を測る
◆測って生まれた心構え。自分の暮らす場所を始めて放射線測定してみる。
◆自分たちで測りたい!自分たちで調べて、伝えたい(低放射線被ばくに立ち向かう母親たちの会/福島県郡山市)
◆みんなで決めた「納得の基準」。測ることで明るくなった町民(NPO那須希望の砦/栃木県那須町)
ほか
【はじめる!情報】
・食品や土の放射能を測定します(ちば市民放射能測定室/千葉県千葉市)
・身近な食品や土の放射能を測定しよう(茨城市民放射能測定プロジェクト/茨城県ちくば市)
・学習支援員育成費用の寄付募集(特定非営利活動法人エッジ/東京都港区)
ほか、あなたが参加できる情報をご紹介しています。
【のんびる読者のひろば】
・起業塾修了生がコラボ開催!「わ~くわ~くマーケットinカフェいと」ご案内。
・赤羽公園の「ほっと縁市」に遊びにきませんか?ハート・のんびる出店します。
・「復興雑巾」から、組合員さんの取り組み「居場所ひだまりぬくぬく」を知りました!
・『のんびる』読者が企画した、復興応援イベントin山梨県大月市におじゃましました!
ほか
【柳下久実の畑のキッチン】
変幻自在の名役者~大根もち~
【色平哲郎の医療エッセイ「地域と医療からみる未来のかたち」】
地域医療再生のポイントは「土地問題」
【セカンドリーグかわら版】
・おしゃべりた~いむ第4弾開催in行方市。ワークショップからみえてきた期待。(セカンドリーグ茨城準備会)
【内山節 里山から考える】
守るべき世界をもう一度つくり直す(「近代的発想」のほころび[19])
【のんびるインタビュー】
大地が育み命の結ぶ 農と人と。
加藤登紀子さん/歌手
【のんびる&きなり連動企画】地域みんなでパルシステムの豚肉を食べよう!
●パルミートの出張手作りウィンナー講習会in新宿区立障害者福祉センター
●地域とともに歩む「小規模都市近郊型養豚」の試み。首都圏とんトン協議会・平川農場
【想いをつなぐお取り寄せ】
手織りで〝彩り〟を紡ぐ。小さくもあたたかな工房からお届けする鍋つかみ・バブージュ・お弁当バックetc
(特定非営利活動法人むつみ福祉会 むつみ工房/東京都渋谷区)
【地域のお茶の間に行こう!】
障がいのある人もない人も気軽に立ち寄れる月1回の居場所。
「居場所ひだまりぬくぬく」(東京都渋谷区)
【のんびるサポーター’sメッセージ】
人と人が心を通わせるきっかけづくりを目指して!
株式会社オルター・トレード・ジャパン
裏表紙 【首都圏生きもの語り】
『のんびる』の表紙では毎号、障がいのあるアーティストの作品をご紹介しています。
表紙 「危ない!を測る」 作:小田川豊
知的障がい者の働く「アトリエトントウ」を中心に、絵画・造形・書など幅広く創作活動
を続ける小田川さん。
「いつもは、書きたい字や自作の詩、言葉を、その言葉や詩への思いにより、右から
書いたり、左から書いたり、大きさも自由に書いています。今回はタイトルが決まって
いたこともあり、少々の緊張がみられた作品でした」と小田川さんのお母さんは話し
ます。