飯舘の母かあちゃんの食と暮らし“までぇ”に遺したい(11月号特集)

飯舘の母かあちゃんの食と暮らし“までぇ”に遺したい
簱野梨恵子さん(福島県伊達市)

小さなじゃがいもをつかった料理
出荷できない小さな芋を家庭で食べるためのポピュラーな食べ方。

2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所の事故により、

全村民が避難した福島県飯舘村。
村に出された避難指示は一部地域を除き解除されましたが、
今も多くの村民は戻れないままです。
簱野梨恵子さんの著書『までぇな食づくり』には、
飯舘の女性たちが守り継いできた食と暮らしが紹介されています。
〝までぇ〟とは、ていねいに、手間ひま惜しまず、
心を込めて相手を思いやる、という意味です。
仮設住宅近くの小学校で4年前からはじまった味噌づくり教室、

本に登場する榮子さんの仮設のお宅におじゃまし、お話をうかがってきました。

『までぇな食づくり』
本をもった笑顔の籏野さん
菅野榮子さん、市澤美由紀さん、菊地利江さん。
3人の暮らしや得意料理を通して、飯舘の食と暮らしをまとめた一冊。
山芋やかぶの味噌漬け、凍み大根の煮物、小松菜のにんにく味噌炒め、
切りこぶの炒め煮、五目おこわ、ずんだのぼたもちなど、
25のレシピをオールカラーで掲載。
私家版、定価900円+税(B6判・カラー96ぺージ)
大手・一般書店では販売していません。
お求めの方はインターネット書店「ジュンコ堂書店」へ。
http://www.p-minpo.co.jp/junkodo/

座ってこちらをむている女性3人。三角巾にエプロン姿。
『までぇな食づくり』に登場する1人、菅野榮子さん(写真左端)。
「飯舘の人は、みんな喜んでいるよ。
『榮子さん、よかったねぇ』『いい本だねぇ』と言ってくれる。
飯舘で生きる人たちの想い、生きざまを、簱野さんがちゃんとまとめてくれた。
この本には、嘘がひとつもない。ありがたいよ」
感慨深く語る榮子さんですが、いきなり大笑いして
「でもさ、うちの娘が、言うんだ。
『かあちゃん!まったく外聞の悪いこと。
100年前から使ってる皿、まだ使っているのか!!』って(笑)。
この本に載ってる料理の皿、ぜんぶ飯舘から仮設に持ってきたもんだ」


この記事の全文は、2018年11月号でご紹介しています。
飯舘のレシピもご紹介しています。ぜひご覧ください。

◆『のんびる』2018年11月号 目次
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