コナギ
プロの農家であっても除草剤を使わないで稲作にチャレンジすると、
必ずといってよいほど悩まされるのが、田んぼを代表する雑草コナギだ。
稲作とともに大陸から渡来したと考えられており、
昔から紫色の花を染料に使うなど、人との付き合いもあった。
しかし現代では、除草剤で枯れてしまったり、
田んぼの草取りツアーで仇のように抜かれてしまったり、
除草機で潰されたりするので、どんな花が咲くのか見たことのない人も多い。
コナギは、田んぼに窒素分が豊富だとよく育ち、
「コナギが出る田んぼの米は美味い!」と言われる。
では、そのコナギはどんな味か?
ハート型の葉は抹茶のような渋みがあり、
好みが分かれるが、葉が細いうちはクセがなく、柔らかいので食べやすく、
野草料理を並べると大抵コナギからなくなるほどだ。
そんな美味しい雑草は果たして悪者だろうか?
10月号ではそんなコナギの中華レシピをご紹介しています。
コナギの里山ハーブエッセイ&レシピは2016年10月号でご紹介しています。
◆『のんびる』2016年10月号 目次
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