みんなに役割と居場所がある
ここは雑木林のような「村」
社会福祉法人 愛知たいようの杜「ゴジカラ村」(愛知県長久手市)
愛知県長久手市。
住宅地が広がる市街に豊かな雑木林が残っています。
社会福祉法人たいようの杜が運営する「ゴジカラ村」はその雑木林の一角にあります。
敷地は約一万坪という広さ!
ここには、ケアハウス「ゴジカラ村・雑木林館」、
特別養護老人ホーム「愛知たいようの杜」、
訪問看護ステーション、
ショートステイやデイサービスの施設、
幼稚園、託児所、カフェ、
看護師や介護福祉士の学校などが混ざり合うように建てられています。
子ども、学生、近所の人、お年寄り・・・
多世代が混じり合う「ゴジカラ村」。
「ゴジカラ」とは、アフターファイブ(5時から)の意味。
会社のように効率を求めるのではなく、
ゆっくりと暮らしを楽しむ時間を大切にしたいと名付けられました。
「いまの社会は『効率や便利さ』ばかりが優先されています。
そうなると高齢者の居場所がない。
でも、暮らしの価値観と会社の価値観は違うもの。
無駄があってもゆっくりでも、それぞれが自分のできることをすればいい。
便利ではなくても、みんなに役割と居場所がある。
そんなゴジカラ村のような暮らしが、もっと見直されてもいいのではないでしょうか」
(理事長 大須賀さん)
ゴジカラ村の敷地のほかにも、
市内には、さまざまな関連施設があります。
なかでもユニークな試みなのが多世代長屋「ぼちぼち長屋」。
単身女性の部屋の家賃は半分近くが割引されています。
その代り、できる範囲で高齢者の話し相手や身の回りの手伝いをします。
さあ、「ゴジカラ村」を一緒にまわってみましょう!
◆『のんびる』2017年2月号 目次
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