わたしたちは、日本で働く。ミャンマーからの技能実習生25名の物語(特集)

わたしたちは、日本で働く。
ミャンマーからの技能実習生25名の物語
小ミャンマー集合P41_43_M-58
 今年2月。ミャンマーの首都、ヤンゴン中心部のとあるホテルでは、
来日直前の実習生25名を壮行するセレモニーが盛大に開催され、
AAM(※1)はじめ、アジア開発事業協同組合、国際介護人材育成事業団、
迎え入れる介護事業所10団体の代表者たち、そして25名の家族が集った。
「華やかな場にあって、とくにお母さまたちの表情はどこか寂しげなのが印象的でした。
それはこれから最愛の娘が単身、未知の国へ行き仕事に就く。
それは家族を支えるためのやむなき選択として娘たちに課さねばならない現実との狭間で、
苦悩している様でした。私自身も人の親。
お母さまたちの気持ちは痛いほどわかります」(福本さん)
 だからこそ裏切ってはならない、と福本さんは改めて決意する。
それはきっと同席した福祉事業所の代表者たち全員が同じ思いだったろう。
 25名の新たな人生は、幕を開けた。

小ミャンマー3人P41_43_M-61
小ミャンマー手元P41_43_027
※1:ミャンマーの首都、ヤンゴン郊外の日本語学校。
「オール アクセス ミャンマー」(AAM)。
ミャンマー政府公認の学校で、現在、第一期生から四期生まで、
総勢250名ほどが寄宿舎生活をしながら、日本語と介護の勉強をしている。

文・藤井 将(『のんびる』編集部)

この記事は、6月号でご紹介しています。

◆『のんびる』2019年6月号 目次
◆ただいま注文受付中!こちらからお申込ください。

国際介護人材育成事業団による25 名の技能実習生の日本での日々は、
次号の『のんびる』7 月号より連載予定です。ご期待ください!

関連記事

ページ上部へ戻る